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【資料】小池都知事定例記者会見(2024年4月19日)文字起こし 〜学歴詐称疑惑関連〜

(注)小池都知事の学歴詐称疑惑に関連する質問と答弁を抽出した。

記者 幹事社、東京新聞の中山と申します。
 冒頭、幹事社の方から2問質問させていただきます、よろしくお願いいたします。
 1点目ですが、先週もお伺いいたしましたが、小島敏郎さんの告発についてお尋ねします。
 小島さんは、先日会見しまして、当時、知事との間で交わしたっていうメールの写しを公表されております。
 このメールについて小島さんは、当時、カイロ大学から卒業したという声明文をもらえばいいのでは、と知事に提案し、それを受けたものであると説明されています。
 先週の会見で知事は、小島さんとのやりとりについて、あまり鮮明に覚えていないというお話でしたが、改めてお伺いいたします。
 小島さんから声明文を巡る発案はあったのかどうか、それと知事が声明文の発出をカイロ大側に依頼をしたのかどうか、この2点についてお伺いします。

知事 まず先日の小島さんが外国人記者クラブなどで会見をされたわけでございますが、そもそも認識、また、大前提が違っております。
 それは、私はカイロ大学を正式に卒業しているというその一点でございます。
 その証明はどうするのかというと、真実を証明できる唯一の主体は、カイロ大学が発行している卒業証書、また卒業証明書でありまして、これについては何度も公にしてまいったわけでありますし、この都議会においても、また、記者クラブ、記者会見などにおいても同様に公表して、説明をしてまいりました。
 また、卒業生として、衆議院時代も、また2022年頃でしたか、カイロ大学の卒業生として記念講演を依頼され、そこでナセル講堂という大変大きな講堂があるんですけれども、そちらの方で、在校生に講演も行わせていただいているということもあります。
 このカイロ大学の卒業の証明書そのものがですね、信頼できないというような話になりますとですね、そもそも論になってしまうわけで、カイロ大学が、じゃあ、その証明をしてもそこに何か問題があるのかということについては、非常に不可思議でございますし、これ、欧米の大学でもいろんなケースがありますよね、でもそれと、信頼できる、できないというのは違いが出てくるのですか、という話になってしまうのではないか、エジプトやカイロ大学に対しての信頼ということについての違いが出てくるのではないか、この辺を大変私は危惧をするところでございます。
 で、卒業証書、壁に飾るような文、また、そのたびに証明するような証明書など出しましても、その内容を巡って、ここが違う、あそこがおかしいなどという話がずっと繰り返し出てくるというので、その対応がなされるというのは当然のことだというふうに思います。
 また、大使館の声明文に係る経緯でありますが、これについてはやりとりありましたが、声明文はあくまで大学当局の意思で公表されたものでございまして、私自身が関知しているものではありません。
 また、前回もお聞きしましたけれど、皆さんもいろんな大学など、学んでこられて、その証明をですね、必要な時に出されていると思います。
 また額装されて飾っておられるかもしれません。
 それは誰が出すのかというと、結局大学そのものでございます。
 だからこそ、私は何度も皆様方に、この、大学を卒業している点、そしてまた、証明書をですね、取り寄せて、それをまた皆様方にお見せもし、今ネット上であふれていますよね(笑)
 はい、ということで、ここにおられるマスコミ、メディアの方々、それぞれ支局などをお持ちの会社も多いと思います。
 多くの皆様方は、既にそれを問い合わせをされたからこそ、それをベースにして、今やりとりをしているわけでございます。
 ですから、何よりも、主体は、カイロ大学が私の卒業を証明をしているということでありまして、その証明の証明という話は、ずっとこればっかりが続いてしまうというのは、あまりにも理不尽ではないのかなと。
 また、これがいつも選挙の前なのですね。
 ということも私は非常に困惑をしますし、逆にカイロ大学もなんでこんなに聞いてくるのですかねということは、あちらも思っておられるのではないか、とこのように思います。

記者 すいません、先ほどお伺いしたのは、知事が声明文の発出自体をカイロ大に依頼したかどうかってことでして、先ほどのお話ですと、大学当局の意思で出されているってお話がありましたけれども、知事ご自身から、そういったものを証明、ごめんなさい、声明文の発出を依頼した事実はないという理解でよろしいでしょうか。

知事 基本的にずっとこれは何度も起こっていることでございます。
 大使館もその点については、こういうことが何度も起こるということもよく存じ上げておられるということで、この対応するという、対応がなされるというのは当然のことでございまして、それを行っているというだけです。

記者 あとあの、さいとう、ごめんなさい、失礼しました、小島さんの方から、発案があったかどうかについては。

知事 あ、それについては小島さんだけではありません。
 いつもこのような話になってくることについて、いやそれは大学が証明をしているんだと、それ以上のことはないですよね、ということについて、色々な発案が、多くの方々からいただいております。

記者 分かりました、ありがとうございます。
 2点目お願いします。東京15区の補選について伺います。(以下、略)

記者 時事通信の美郷と申します。
 会見の発表の中のプロジェクションマッピングについていくつか伺います。(以下、略)

記者 朝日新聞の松田と申します。
 よろしくお願いいたします。
 2点ご質問がございます。
 1点、災害対策について伺います。(以下、略)

記者 ありがとうございます。もう1点伺います。東京15区の衆院補選についてなんですけれども、先ほど知事、乙武候補について広く応援を呼びかけているとおっしゃっていました。(以下、略)

記者 すいません、フジテレビです。
 昨日、知事、東京都女性活躍推進大賞を受賞なさった方々と意見交換の場を設けられましたが、(以下、略)

記者 TOKYO MXの椿原です。
 目黒区長選について伺います。(以下、略)

記者 NHKの中村です。
 先ほども東京15区の関連でですね、(以下、略)

記者 日経新聞の池田です。
 15区について関連で1点。(以下、略)

記者 読売新聞、大野です。
 5月は子供の転落事故が1年で最も多いという話がありまして(以下、略)

記者 はい、テレビ朝日の島田です。
 聞こえますでしょうか。
先ほどプロジェクションマッピングの質問でもありました、(以下、略)

記者 来月、知事、アメリカへ出張行かれますけれども、招待があるということです。(以下、略)シリコンバレーにも行かれるということですが、その狙いについて伺わせてください。

記者 夕刊フジの海野です。
 よろしくお願いいたします。
 小島敏郎さんの告発について伺えればと思うのですけれども、17日の特派員協会での会見ではですね、次の選挙に知事が出馬を表明されて、そこでもカイロ大卒業ということを名乗られた場合ですね、公選法違反の虚偽事項公表罪で刑事告発する要件が揃うということをおっしゃっているんですが、見ようによっては知事の方にボールが回ってきているというか、何かアクションを起こす段階なのかなという気もするんですけれども、まず小島氏ですね、小池氏、失礼しました、知事の側から民事訴訟をされるというケースはありうると、そういうシナリオもありうるというふうにおっしゃっているんですけども、知事は卒業証明書で、真実を証明する唯一の主体はカイロ大であって、今回の実態が分からないというのを証明の証明になってしまうというようなことをおっしゃっているかと思うんですけれども、やっぱりこのまま放っておくと、この疑惑がですね、くすぶり続けるという状態が続くと思いますので、やっぱり知事の方から改めて民事訴訟まで真実を解明するというようなアクションをとられるということはお考えでしょうか。
 改めてお聞かせください。

知事 対処方法については考えていきたいと思っております。
 ただ、問題の本質はですね、極めてシンプルです。
 カイロ大が卒業を決めた。
 権限があるのはカイロ大しかない。
 大学への入学・卒業がおかしいという論評、評論があったとしても、それは入学・卒業を認める権限もない人の評論になって本質ではないという、ここに尽きるのではないかとこのように思います。
 また、あの、これにつきましては、既にカイロ大学そのものに問い合わせ、確認をしておられる方々が、この場もたくさんおられます。
 ここに尽きてしまうわけでございます。
 適切な対応を考えていきたいと思っております。
 以上です。
 ありがとうございました。
(知事退席)

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