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入社式。そこにはキャリコン試験の題材になりそうな自分がいた【キャリコンサロン編集部】

今年もドラフト会議の季節がやってきました。

この時期にドラフト会議って何言ってんの?
と思われた方はかなりの野球好きですね。

もちろんこれはプロ野球のドラフト会議ではなく、4/1に私たちの会社に入社された方の

「配属先を決めるドラフト会議」

なのです。

入社式を終えた私の会社の新入社員の方はきっとご存知ないことでしょう。

入社前に配属先は概ね決まっており、具体的な部署を決めるだけの状態になっているのです。

私は入社式の翌日にリストを渡されましたが、まあ、何という情報の少なさなんでしょう。

・大学では焼き肉店のバイトやってました
・高校までずっとサッカー頑張ってきました
・AIとクラウドにとっても興味があります

こんな僅かな情報で若者たちの未来の第一歩を決めろと言う。

嗚呼、何というアナログな世界。
嗚呼、何という刹那。

ウチの会社はIT企業なんだからAIマッチングなどのIT技術をもうちょい活用出来ないの?

なんて口が裂けても言えずに黙々とリストを眺めます。うーん全くわからん。

あーだこーだと色々とメンバーと議論し、結局10名の若者を指名させていただきました。

若者たちよ、本当に申し訳ない。

君たちが私たちの部署の仕事に適正があるかどうかは正直よくわかりません。

でもキャリア理論家のジェラッド先生は「積極的不確実性理論」の中で、

・未来は存在せず、予測できないものである
・不確実な未来に対しても肯定的に認知しよう
・そしてありのままを受容しよう

と言っておりますので、今回を良き偶然と捉えて大いに頑張っていただきたいものです。

入社式を終えた新入社員に若干複雑な思いを抱えた私が所属する「キャリコンサロン編集部」の今週のお題は「入社式の思い出」です。

入社式の思い出・・・

ほとんど覚えていない!

確かランチに当時はまだ苦手だった赤飯と紅白饅頭が出てきてほとんど食べれずじまい。

午後のオリエンテーションではひもじい思いをしていてたことだけは覚えてます。

当時は就職氷河期でして、数年前の2割ぐらいしか採用されず、こじんまりとした式でした。

その中にいた私は就職活動がなかなか上手くいかず、大学のつてで何とか入社させてもらった人間でした。

ですので、せっかく入れてもらった会社の入社式ですが、気持ちはそれほど晴々としておらず、

・自分が何が得意なのか分からない
・自分が何を実現したいか分からない
・仕事上で何を大事にしたいか分からない
→自己理解不足と思われる。

・この会社の仕事内容が分からない
・この仕事のやりがいが分からない
・今後何を学ぶべきか分からない
→仕事理解不足と思われる

・ようやく入った会社にこんな相談はしづらい
・両親にもこんな相談はしづらい
→コミュニケーション不足と思われる

と、キャリコン試験の題材になりそうな状態だったのです。

この入社式が終わった後に自分が出した結論は、

とりあえず10年はここで頑張ってみよう。

でした。

その後、10年きっかりで私は転職したのですが、この「10年頑張ってみよう」のおかげで余計なことを考えずに仕事に集中することが出来ました。

この10年の中で多くの仕事を経験し、自分の得意なこと・やりがいを見い出せたのだと思います。

近年は効率を重視するあまり、

「自身のキャリアにつながらない無駄なことはしたくない」

という新入社員の意見が結構あるのだとか。

また3年以内に退職する新入社員も増加しているようです。

私は今年の新入社員の皆さんに言いたい。

10年とは言わないが、とりあえず5年間はそこで頑張ってみてほしい!

真摯に物事に取り組むことで新たに見えてくることもたくさんあると思います。

では、来週までまたご機嫌よう(^_−)-⭐︎

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