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言葉と創作について考えていること

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作家/はあちゅう、文鳥社/牧野 圭太、コピーライター/長谷川 哲士、歌人/木下龍也 による言葉と創作についてのマガジン。
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2016年7月の記事一覧

A7.嫉妬心は、センスを問われる。

A7.嫉妬心は、センスを問われる。

嫉妬の左側には、いつも女がいる。

って、これはまぁよく言われますが、こういう漢字の発見って、最初に言われたとき、
「ハッ!!……なんで気づかなかったんだろう」って思いませんか?
ぼくは、けっこう嫉妬しちゃうんですね。

たとえば、吐くという字は「口」に「+」と「−」と書く。マイナス(−)なことを言わなくなって、プラス(+)だけが残ると「叶」うになる。

あぁ〜言われてみればな〜。って思いませんか

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A7:こどもとフラワーと狐。

A7:こどもとフラワーと狐。

この一年で嫉妬した三つのこと、の三つすべてを恋人についての話にしようと昨夜あれこれ考えていたのだけれど、よく考えてみると僕には恋人がいないのであった。

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A6:僕だ。

A6:僕だ。

普段は外界に対して真面目に接していないのでこう言われて嫌だった、腹が立った、このように言ってほしかった、というエピソードがない。

たいてい頭のなかで喋っているので他人の話をあまり聞いていないし、聞いていたとしてもすぐに忘れてしまう。他人の行動についても興味がない。

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Q6.「言葉の反面教師」を教えてください。

Q6.「言葉の反面教師」を教えてください。

「サービスです」

そう言い放ち、その店員さんはマヨネーズを置いた。
その5分前に、バーニャカウダーのソースがなくなったときに店員さんに
「これっておかわりもらえますか?」と聞いたところ、

「追加料金になります」

と言われたので「あ、じゃあ、大丈夫っす」と答えたところだった。
おなかもそこそこいっぱいでしたし、追加料金払ってまで、食べなくてもいいかと。
店員さんから見たら、そのマヨネーズは、気

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A5:とりあえず、このふたり。

A5:とりあえず、このふたり。

考える、という言葉を使うのも気取っているようで恥ずかしいし、ほんとうに考えているのかどうかも怪しいけれど、何かを考えるときに使う水路が頭のなかにある。ように思う。

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A5.いちばん影響を受けたコピーライターに送ったメール

A5.いちばん影響を受けたコピーライターに送ったメール

「影響を受けた人は誰ですか?」と言われると、答えるのに時間がかかってしまう。…というのも、ぼくはとにかく、いろんな人に影響を受けるので、1人の名前をあげるのにも躊躇してしまうのです。そして、メジャーな名前をあげてしまうと、かっこわるい気がして、「母親」とか「中学2年制の時のじぶん」とか「近所の豆腐屋のおばちゃん」とか「レーモン・クノー」とか、ひねった回答をしようとしてしまう。

なるほど。この質問

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