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10億円払って買った人生

今月号のオッジに書いてあった松浦弥太郎さんのエッセイがとても好きです。

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”入ってくるお金は、経験や体験に投資して、自分の成長を楽しむ人生を送りたい。”

”つい先日、貯金が趣味です、という方に会った。毎月の貯金額を決めて、生活を切り詰め、コツコツと貯金をし、お金が貯まっていくがの楽しいと言った。”

”お金を何に使おうかと考えることは、結構な学びで、楽しいんだけどなあ。”

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お金の話で言えば。

この間、ちゅうつねセミナーの帰りに経沢さんとゲストで来てくださったANNAさんとでご飯を食べて、ANNAさんが「私はお金が欲しくて水商売を始めました」と言ったところからお金とか、人生についての話になって。

その流れで「はあちゅうさんは何を得たら"I got it!"って思いますか?」と聞かれた。

「本が売れて『はあちゅう』が知られること。少しでも多くの人に読まれること。今とはケタ違いの数の人の心に『はあちゅう』が書いたものが届くこと。書店で、私の本の入荷が歓迎されて、平積みされるようになったらその時が"I got it!"です」

「今10億円あげるよって言われても、人生をその達成に捧げると思う?」

「そうですね。自分で作った10億円なら価値があると思うけど、誰かから貰う10億円って、なんか気持ち悪くて使えないですね」

「じゃあ、自分の仕事が続けられるのと、10億円もらうのと、どっち選ぶ?」

「自分の仕事です」

ただのたとえ話だけど、私は、働き続け、何らかの価値を産み出し、世の中にコミットすることのほうが、10億円もらって、ホテルでのんびり寝ていること(10億円あってもこれくらいしか使い道が思い浮かばない)よりもよっぽど楽しいと思う。そしてこの体験は、10億円くらいの価値があると思う。

ここだけの話、私は昔、10億円払って「どんな風になるかわからない人生を送る権利」を買ったのです。今はそれをじっくり味わっている最中で、この先に何があるかはわからないし、たまにどうしようもないほど気分が落ちますが、結構良いお金の使い方だったように思います。

皆様もよろしければ、ご一緒に。

▼ANNAさんの本


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2日に1回エッセイを届けます。たまに3日に1回とかになります。人間だもの。

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