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「そのお料理は毎日でも食べたいか?」

くらをでは不定期に献立が変わる。
一口で「夏の料理」と言っても、夏の走りなのか盛りなのか、その時々で一番食べてほしい野菜が変わるから。店の台所のお母さんたちはそれぞれに家庭菜園も持っていて、旬の野菜に詳しい。今はトマトがどんどん赤くなるよ、とか、そろそろトウモロコシが食べ頃に、など、毎朝のミーティングで話題になるので、お母さんたちの普段の野菜や麹の使い方を見せていただき、みんなの意見を出し合った後、案を一つに絞って献立を決める。

エネルギーがぎゅうと詰まった野菜。そのものの美味しさである、甘い、にがい、酸っぱい…を感じられるごくごくシンプルな味付け。目の前のお皿がすべて空になったとき胃袋が喜んでいるような、心までもが柔らかくなるごはん。外食の醍醐味は自分では作れないものを食べることだって、誰かが言っていたけれど、くらをのごはんはその真逆を狙っている。

麹を使うと、お家でもほら。





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