歌声合成ソフトウェア「Synthesizer V Studio Pro」を先月導入。さっそく何曲か作ったうちのひとつをYouTubeにアップしました。
使ったのはSakiというキャラクターで、他社のミクとは全く違うしっとりと情感のある歌声に心底惚れ惚れ。

Sakiは思いっきりの愛を注いで打ち込みをしていくと、本当に表情豊かに叙情的に歌い上げてくれます。
記事のタイトル画像のような画面で、まず歌詞と音程の打ち込みをしていくのですが、命を吹き込めるのは画面下部のパラメーター。声のハリ、息成分の増減、有声無声音、ジェンダー、などいろいろな調整ができます。

取り敢えず鉛筆ツールを使って描いた息成分の増減がタイトル画像。フリーハンドなのでガタガタよれよれ〜〜。
ロングトーンの最後のほうでだんだん息成分が多くなって消えていく、みたいなのとか好きなので、一生懸命描きました。

音楽関係の知り合いが、私が作ったSakiの曲を聴いてこんなことを言ってくれました。

「肉声を篩にかけて集めた微細で無機質な粒子を抒情的に配列すると、全く別な価値観を持つ世界が現れてくるみたいな感じです。」

素敵な表現、言葉にすればまさにその通りだと思います。

SakiにはStandardとAIがあります。私はStandardのSakiが好きで、この曲もそちらを使っています。

公式サイトによるとStandardは、

『従来のサンプルベースの歌声合成と人工知能による歌声合成のハイブリッド手法を採用した、全く新しい歌声合成エンジンに対応する歌声データベースです。Synthesizer V専用歌声データベース「Saki」は、才能溢れるシンガーソングライターの歌声を元に製作された日本語音源です。』（公式サイトAHSより引用）

と、いうことです。
Synthesizer Vの開発元であるDreamtonicsが自ら手掛けたものだそうです。

ところでこの曲『無限夜話〜第一話〜』。
ということは、第二話、第三話、、と続いていき、そして百日目の夜には・・・。