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金銭感覚と金銭価値

阿武町における誤振込事件は
全額回収され蝶々は身銭を切る形で
禊とし町長辞職を免れようとしている。

然し記者会見で事が済み次第
進退去就にけじめをつけると
言われた事を忘れている様だ。

町長の言われるけじめが
身銭を切る意味なら町長は
大きな心得違いをしていると
言わざるを得ない。

元々、そのお金の出処は何処か?

言うまでもなく町民から出た物である、
町民の血と汗と涙の結晶と言っても良い。

それを自らのポケットマネーの如くに
勘違いし身銭を切るから許してねでは
町民が不同意なのも当然の事と言える。

抑、今回の事件が何故起きたのか?

専門家の先生が色々と小難しい単語を並べ、己の軽論を誤魔化そうとしているが、
何の事は無い、一言で説明が可能。

其れは、『価値観の違い』である。

言わずもがな給付金は国から支給される物であり、町長自身の懐から出た物では無いので例え、誤送金しても何らかの補填をすればそれで済む。

自らは全く痛みを伴わない金である。

然し給付金受給者側からすれば自分の金である、勿論その中に町長も含まれるが金銭的価値の重さは全く異なる。言うまでもなく受給者側である

町民の方がその重さは感じている筈である。

故に役所の説明会における様々な不備に、
多くの町民が憤り怒りを顕にされて居た。

その時町長は全く涼しい顔をしていた、
まるで自分は全く無関係であるかの様に。

自分は全く痛みを伴わないから当然、
町民の痛みなど感じる筈もない。

今回の身銭を切った件も辞職逃れの為なら、例え身銭を切っも痛みは住民とは大違い。

言うまでもなく回収されたとはいえ
一時的に自らの金銭を見ず知らずの人間に
盗まれたかのような嫌な感覚は消えない。

つまり金銭的価値観が受給者と町長とでは
全く異なるのである、

そりゃあ住民の心を理解出来る筈もない。

然しながら町民を束ねる長として
町民の痛みを我が痛みに出来ぬ者を
このまま町長の座に居続けさせて良いのか?

その判断は町民に委ねられる事になる。
まぁ、駄目でしょうけどねえ。

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