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【新学期】クラス生徒の名前の覚え方

あなたが何らかの講師になったとして、生徒の名前を覚えることは必要最低限かつ、とても重要な課題です。
生徒は名前を呼ばれただけで意識されているんだということに気づきますし、名前が忘れられていたなら悲しくなるでしょう。
しかし、クラスの生徒は大体40名程度います。それを2〜3日で覚えるのは並大抵のことではありません。
私自身、固有名詞を覚えるのが大の苦手で、社会の得点は中学、高校を通して53点を上回った事がありません。
しかし、努力次第で生徒の名は覚えられます。今回はその方法について説明しようと思います。

まずはやる気

「私は固有名詞が苦手だから、とても覚えられない」という弱気な心では覚えられません。なにがなんでも全員覚えてやる、という気持ちをまず持ちましょう。
一度覚えられたら、それはあなた自身の自信にもきっと繋がります。

攻略方法① 手帳に席と名前を全部書き出す

まずは机単位で覚える必要があるため、それをA5のノートに書き出します。PCやスマホじゃダメなの?と言う意見があるかと思いますが、
PCだと持ち歩けないので確認作業がしずらい、またスマホだと遊んでいると思われるリスクがあります。また、手帳に書くという行為、手を動かして
自分の表にするという行為が記憶するために役立っているように感じます。
このノートで、顔と名前の答え合わせのために何度も見返す事ができるようになります。

私が使っているノートはこれです。

検索性に優れたノートですが、小さなスペースにぎっしり書け、
広く柔軟に開くので重宝しています。また、ゴム付きなので長く使っていても紙が折れてシナシナになることがありません。

今回覚えるのは名字だけに絞ります。また、もしも同じ名前の苗字の人がいれば、(博)のようにカッコ書きで書いて区別しましょう。

攻略方法② 身体的特徴で押さえる

まず覚えやすい人から覚えましょう。最も覚えやすいのは体格の大きい人や、圧倒的に男子が多い中の女子や、その逆になります。さらに髪の毛が特徴的だったり、誰かに似ていたり、スタイリッシュだったりかわいかったり、その人を見て真っ先に思いつく事でイメージを膨らませます。

攻略方法③ 七五調にする

笑点に三遊亭好楽さんという方がいます。メンバー紹介の際に
「顔のきれいな行楽さん」と、昔はよく言われていたと思います。
(現在はちょいワル系になったり、恐妻家で知られていますが、昔はそんな特徴がなかったと記憶します)
私は「顔がきれい」とは思わなかったので別の覚え方をしようと考えました。

「ピンクの小粒 行楽さん」


うん、これなら色で覚えやすいし、小物感も出ていて覚えやすい!としました。
覚えやすい理由として
①必ずピンクであるという特徴がある
②ピンクの小粒 コーラックですでに覚えている
③七五調である
七五調は日本人にとってやはり覚えやすいのだと思います。
これを利用して、全員分の覚え方を、自分で作ってしまいましょう。

・ツーブロックの小林くん
・黒髪ロングの佐藤さん
・OLっぽい小川さん
・いつもニコニコ高橋さん
・レーザービームの鈴木くん
  ・
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  ・

作るときのコツとしては、パッと見て思いついた印象から、無理やり芸能人に紐づけたり、「こんな性格だ」と決めつけてから名前をつけるのがいいと思います。
良くないのは「メガネの〜〜君」とか「短髪黒髪の〜〜君」とか、どこにでもいそうな覚え方はいっぱいいるので覚える手がかりにならないということです。あと「ポニーテールの〜〜ちゃん」も、ポニーテールをほどかれてダメになることがあります。
(ただ経験ではポニーテールをほどかれたことがショックでよく覚えられたりします)

攻略法④ 班単位で覚える

クラスだと大体、4〜5人の班ができていると思います。
ひとつの班の名前を、先の表を見ながら覚え、その直後に
班の名前を一人ひとり言えるかチェックします。
もしも言えなかったら、先程作った覚え方なども使いながら復習し、
一班全員言えるまで繰り返します。
これをすべてのクラスが出来るまで繰り返します。

攻略法⑤ 人間関係を押さえる

誰と誰がよく話しているか、その関係がわかるとさらに人名は覚えやすくなります。
「●●さんと◯◯さんは仲がいいの?」と聞いてみるのも良いです。
生徒も自分たちのことはよく知ってもらいたいと思っているので、
すんなり答えてくれます。
男女でよく話していることがあれば、勝手に
「●●君と◯◯さんは付き合っているのかな」と考えたりしましょう。
人に興味を持ち、どういう人なのか想像していると興味がわき、
脳の中で優先順位がどんどん上がっていきます。

ここまでくれば半分以上の名前は覚えてしまっているでしょう。
もしもだれか、忘れてしまった事に気づいたら、ノートを見直して思い出すようにしましょう。
繰り返せば必ず覚えることが出来ます。

攻略法⑥ 色々なことを話す

それでもまだ覚えられない生徒がいると思います。
多くは、目立たない生徒。特徴がなく、物静かな生徒は覚えにくいものです。
そのような子には思い切って話しかけることが大切です。
「◯◯さん、どう、勉強ついていけている?」とか、「●●さん、今日は雨で憂鬱だねー」とか、
当たり障りのないことで構いません。話すことでその子がどう考えているか、どのような感情を持っているかなどがわかります。それらもノートに記載していきましょう。それもまた、あとから名前を見て思い出す時に非常に役立ちます。

どうでしょうか。ここまで押さえられれば、ほとんど問題のないレベルまで覚えられると思います。
是非活用して、生徒からの信頼を得られるように頑張ってください!

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