パッドマン

【パッドマン】
星5つ★★★★★
・無知は自分を可能性を制限している
男性と女性。優しさとおせっかい。起用と不器用。利己と利他。都市と地方。インドとアメリカ。
→でも無知がなければ気づきは得られない。馬鹿じゃないと「失敗」できない。
・誰もが井の中の蛙
村社会。情報が入ってこない地域における文化観の絶対性、柔軟性のなさ。思考停止による疑うって何?状態。
異なるものは排除。変化を好まない。
・強調されていた「恥」
 「恥」って世界共通?どんなことがあっても恥じることがあってはいけないという文化観
Ex)お金を借りることは恥、ナプキンを作るなんて恥ずかしい、性に関して異性が語ることはおかしい
 →「恥」そのものの存在は人類みな抱える感情?「恥」の基準は?日本の恥、インドの恥、人類の恥
・「動く」ことで現れる仲間
不器用で純粋な主人公ラクシュミは女性性の理解が欠落していたからこそ、あらたなナプキン作りをはじめた。
失敗→気づく→修正→失敗のサイクル。成功するまでやめないメンタル。誰からもがバカや変人だといわれるレベル。
嘘も方便。他人には見せない苦労、ケロッとしてる。総じて武士道すぎる、ラクシュミはサムライ認定。
・インド映画の特徴
インドでは「ラサ」と呼ばれるインド独特の9つの感情を映画の中に取り込むことが美徳とされており、そのため長編の映画になることが多い。今作も137分。だから途中にインターミッションという休憩があることが多い。
歌やダンスなどミュージカルみたいな描写があるのも特徴。
【総論】
泣けた。スピーチの時やばい。
ラクシュミの妻を想い行動しながらも、その気持ちをうまく表現できず伝えられず関係を悪くしていってしまう悪循環。
無知ゆえに得た気づきから不屈の精神力で突っ走り結果を出した姿に感動しない人いない。
結局は器のでかさ。人を憎まない、見返りを求めない、そんな純粋な生き様。どうやったらそうなれる?
問題だらけの地方のインドがあったからこそ成功できた、とラクシュミ。その時のスピーチの包み込むような表情たるやLOVE AND PEACEの極み。前世なに。
なによりもまず「行動」することの大切さ。行動しなければ気づきも成長も成功もないじゃない?
「失敗」できること、ありがたやありがたや。って思いたい。いや思えるように頑張るのみ。

#パッドマン


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