親のような友

美大時代からの親友がいる。文字通り親族みたいな友人だ。彼のおかげでクリエイターとしての自分を保っていられる。「クリエイティブの道を志すことを見守ってくれた」親のような存在。いままでも、これからも、きっとそれは変わらないと思う。

このnoteのカバー画像が彼の写真だ。

ライブカメラマンとして活躍している、タカギユウスケ。フォトグラファー。

彼の写真には音楽を感じることができる。テーマが音楽だからというより、彼自身から音楽が奏でられている、と言ったほうが正しいかもしれない。もともと音楽好きでバンドではギターをやっていたからもあるだろう。けれど、それだけではない。なぜだろう。

コミュニケーションにリズムを感じる。ノリが良いとは違う。相手の波長に対して、静と動を使い分ける。自然と楽しくなる。会話しているだけで対バンのような、その場のライブ感(生)を強く感じる。言葉で説明するのが難しいので、一度、写真を見ていただきたい。

もともと、WEBや映像などデジタル領域の専攻だった彼が、大学卒業とともに突然フォトグラファーになった。

その後、しばらくして「なんだかゆうすけの写真って、音楽が宿っている気がするね」と聞いてみた。

彼はうーんと考え、

写真にも波長があって、光のコントラスト、トーンカーブ、それが音楽でいうリズムとかキーとかと一緒でシンクロするんだよ。

?わかるようでわからなかった。けれど「音と写真がシンクロするって世紀の大発明じゃない?」と盛り上がり、肩書きをつけるとしたら「オトグラファー」だねと笑いあっていた日が懐かしい。今でもときどき思い出す、鮮明な記憶。

当たり前だけれど、彼に見えている世界と、自分が見えている世界は違っていて「それこそが個性だね」と一言に片付けるのではなく、彼だけが見える世界、自分だけが見える世界をそれぞれ大切に育んでいけばいい。それだけのこと。

彼は昔から一貫して音楽と向き合っており、そこにずっと憧れていた。そしてこれからもずっと憧れ続けるだろう。一つのことを育み続ける強さであり優しさ。

自分はというと、ふらふらと好奇心の赴くまま、大学ではグラフィックを勉強し、卒業とともにWEBデザイナー/エンジニア、WEBのプロダクションマネージャー、ディレクター。コピーライター養成講座にも通った。

特別、WEBに思い入れがあった訳ではない。なんとなく楽しい世界になりそうだな、とWEBという船に乗っただけのこと。一貫するならば

あなたが見ている世界は、こうやって見ると、こんなにも楽しくて美しいんだよ、と驚かせ喜ばせてあげたい。

というマインドくらい。ここは変わらず育み続けていて、見ようによっては器用貧乏な人生も、この視点により、救われたのかもしれない。一つのことを極められない悔しさばかりに目を向けるのではなく、今までの人生を一貫性を持って串刺しにできる軸さえ見つけてしまえばいい。

と、気づいたのはごく最近で、いまではそのように相手を導いていくこと=ディレクションという考え方がしっくり来ている。ディレクションって何にでも応用できる気がするから。

彼と、「いつかコラボレーションしたいね」と話していたことがこのnoteで叶った。でも、これで満足していない。これっぽっちも。夢って不思議と地続きで面でできていて、点で叶うと次の点への欲がわいてくる。いまでは彼の写真展とかディレクションしてみたい。この面での関係性こそ、一貫して育み続ける軸になり得るのだろうか。

noteがあってよかった。きっかけを与えてくれてありがとう。

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はちくぼ とよふみ

WEB Directer / Planner。WEBサイトはまるで「夢を描けるマイホーム」。今を再構成し越境した、より良い未来へと導きます。マガジン : 初めての視点を記す「First Impact - Life」本との出会いを語る「Senjin no Chie - Books」

First Impact - Life

5年、10年と時を経て、いままで向き合っていたテーマにもう一度向き合ってみると、きっとクリアな視点で「初めて」の体験ができるのだと思う。これをファーストインパクトと呼びたい。
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