八割れの虎徹

息巻いてた頃は遠く過ぎ去り、今や子供4人を抱える働き蜂(自画は猫なんですが・・・)。 …

八割れの虎徹

息巻いてた頃は遠く過ぎ去り、今や子供4人を抱える働き蜂(自画は猫なんですが・・・)。 二次曲線でそびえるピラミッドの明らかな最下層付近でウロウロ、粛々と生き抜く者。

最近の記事

企業防衛・・・・

 一度は沈静化したものの、最近再燃化し巷を騒がせているSNS上のバイトテロ。通称“バカッター”と呼ばれる傍若無人を絵に描いたような対象者を、実は多くの企業が記録していることをご存知だろうか。  この情報データベースは、零細企業であればあるほど実は重要な企業防衛案件となっている。  イメージダウン程度の微細な(?)業績悪化を乗り越えられるのは大企業くらいで、中小企業以下の零細企業となれば信用価値こそが経営を成立させている最大のバックボーンと言っても過言ではなく、一昔、二昔前の

    • ナイモノネダリ・・・・

       所詮、個人の事はその個人しかわからない。SF映画にあるような、空中ディスプレイ的なものが後頭部付近に展開されていて、その人が持つ意識や正直な気持ちが可視的に見えれば別の話だが。  その人がどんな気持ちで物事を考え、何に心から喜び、何に悲しみ傷つくか、その衝撃や度合いはこれまでの自分の経験則や予備知識を駆使して想像することしかできない。  このことを踏まえた上で、今回彼が彼なりの苦慮熟慮を重ねて下したはずの決断が、社会構成の大多数が暮らす低層付近の感覚で言えば、やはり“羨まし

      • 吾輩はどうやら・・・・cap.2

         首の後ろを掴まれ、持ち上げられた俺。夢中で食べ続けたツナ缶が最後の晩餐になるのかと、絶望感を抱くほどの知能もなく、ただただ恐怖のみに気持ちが支配されていく。  巨人の巣の入り口に運ばれると、そこにはまた別の巨人がいた。今思えばそれが“ママ”だった。  ボスは一般人が現行犯逮捕権を行使して取り押さえた犯人を、交番の警察官に引き渡すかのように、  「ミャーミャー騒音の犯人を確保した。」  と、俺を掴み上げたまま“ママ”へ差し出した。“ママ”は俺を見るなり、「わ、汚い(笑」と笑

        • 吾輩はどうやら・・・・

           猫、らしい。自分のことを「吾輩」と呼ぶのは、同族と閣下くらいだ。  ・・・・違う。俺は自分のことを「吾輩」とは言わない。  古びた物置で生まれたらしい。記憶は母親のお乳が欲しくてしょうがないところから始まっている。ように感じる。  今思えばどこも同じような環境なんだろうが、縄張り争いが激しくて、いつも母親と兄弟達と引っ越ししていた。お隣さんと仲良くお付き合いするのは人間たちくらいで、基本俺らは家族以外は敵同士なのだ。  そんな雨季真っ盛りのある日、見事に母親と逸れた。。。

        企業防衛・・・・

          「はい終わり。」もいいんだけど・・・・

           いや、別に良くはない。被害者を冒涜する気もないし、加害者を擁護する気もさらさらない。ただ、大型バイクが普通乗用車に煽られた末に追突されてしまう状況が、正直あまり飲み込めない。想像がつかない。  早朝の吐息が白く見えなくなってしばらく経つ。縮こまって身震いもしなくなった頃、当時はまだ主流だったキャブ車のシートカバーを勢いよく剥ぎ取り、防犯アラームのスイッチをキャンセルした。  サイドスタンドで“休め”の状態だったそれを、直立の“気を付け”の状態に起こし、特に調子が悪かったわ

          「はい終わり。」もいいんだけど・・・・

          Negative

           月曜の朝が相当つまらない。クソみたいな職場環境で、クソみたいなやつに囲まれて仕事をするのが嫌でしょうがない。でも、月曜になってしまっているので、当日は相当な嫌気で車に乗り込む。  正確には気分的なところで日曜日の夜、就寝前が一番億劫なんだろうとお思う。心地よい眠りの先には最悪の連勤日が待っている。  遊んで暮らせればどんなに楽しいだろう・・・・。でも普通に考えて遊んで暮らせたりはしない。何らかの経済活動なしでは、大多数の市民は生きていけないのが現実。  学生の頃は不登校だ

          単純にただ、ズルいだけ。

           血気盛んな時期というのは、少年少女から男性女性になる通過点。誰しもが大なり小なり経験する、いわゆる“反抗期”。これは、人間が動物でいうところの成獣になるために必要なプロセス。  親や身近な大人たちから距離を置くようになることで、自立精神の構築を促し、やがて独立する。“反抗期”がそのために必要な期間であることは自分の経験からしても大いに理解できるが、今巷で流布している「あの子」はおそらくダメだろう。  おそらくわかっててやったこと。相手が絶対に手を出すことが許されない立場で

          単純にただ、ズルいだけ。

          礼節の欠落か過剰な忖度か

           今や飛ぶ鳥すら視界に入らないほど人気も魅力も感じられない建設業界。そんな業界の民間企業に籍を置きながら、勤務先は官公庁という特殊な業務形態。要は業務委託の担当者。公共工事を発注、施工をする際の支援、補助業務を遂行するのが役目。もちろんこの業務も公共事業の一環であるため、業務に関する規定が設けてあるが、この規定範疇外の業務を依頼されるのが常套化しているのが現状。国や中央がやり始めたことを追従していくのが地方自治体の流れではあるが、国家機関ほど危機管理や監査検証能力が高くない地

          礼節の欠落か過剰な忖度か

          ヒーローものとは違うのだよ・・・。

           仕事始めが7日だった今年、第1週目はまだまだお屠蘇気分が抜けきらず、成人の日を含んだこの3連休がインターバルだった人も多いはず。明日からいよいよトップギアで仕事に専念しなければいけない日常を迎えると思うと、実際かなり気分が萎える。  心機一転がんばって仕事に打ち込もうと思う気持ちはもはや1mmもない。そのくらい今の仕事、というか職場環境にウンザリしているが、そのネタはまた後日改めて。  連休最終日、小学生の息子がおもむろに、「ねぇお父さん、月ってなんで地球に落ちてこないの

          ヒーローものとは違うのだよ・・・。