【ネタバレ少しだけ】ライザのアトリエ3クリア後感想

ライザのアトリエ3は"エモい"の塊

3部作の完結編 大人になったライザが頼もしい

ライザのアトリエは、主人公のライザと幼馴染+新しい友人が冒険を経て成長していく物語。ひと夏の冒険を経て、それぞれ自分の強みを獲得し、大人たちの「悪ガキ」評価を覆していく過程が細かくみられる。 1の当初「お前らが解決できんの?」という大人たちの態度が4年の時を経て、「困ったらライザ達に頼むか」となっているのを冒頭から味わえる。古老と正面から議論できるようになり、島の人々から助けを求められ、子どもから「ライザ先生」と呼ばれる。2で王都遠征していた頃は味わえなかったライザの成長。行間を読ませるエモさがにくい。 あんなエロい恰好してた悪ガキが偉くなったもんだ……と謎の親目線でライザ達の成長を頼もしく感じられた。
今回は特にモデルが進化しており、ライザがいちいちエロくてやばい。スクショが止まらん。

幼馴染たちの成長

タオ・レント・クラウディア……2では未だ成長過程だった彼らも、3で立派な大人になっていた。タオは学術で成功を収め、クラウディアは商いを通じて心の機敏や道理を学んだ。パティへの「何かを求めるなら、対価が必要」は、経験に裏付けされた助言だったように思う。そして、特に2で藻掻く側だったレントの成長が著しい。3では見聞を深めた冒険者として成長し、常にPTの先陣に立つ引き締め役になっていた。新しいイベントが入ると、大体レントが一向の前に出ていた印象。何よりも、1から続いていた親子問題がついに解決フェーズに入ったことが、彼の成長を示している。EDの旅立ちに際して、ライザとの関係をライザ母から誤解されたのは爆笑した。

垣間見えた師匠たちの弱さ

一方で、ライザたちが頼りきりだった師匠組・アンペルとリラは、見せてこなかった弱さが垣間見えた。作中でアンペルが言うように、ライザたちが師匠として頼っていた彼らも、若者組と同じように悩み、藻掻いている最中だった。
師匠組に違和感を覚えたのは、ネメドで捕まった時。「出る方法はあるから」ということでライザたちは探索を優先するわけだが、結局ライザが先に脱出の手筈を整えてしまった。しかも、アンペルが考えていた脱出プランが、ライザが考えたものと殆ど同じだったのだ。獄中で使える資材も乏しい点もあったろうが、この時点でアンペルもうっすら認めている通り、錬金術師としての技量自体は既にライザが上回っているようだった。

戻ってきたシャナの人

シャナをバリバリ読んでた自分にとっては、ライザ1の脚本をシャナの人が書いているのを知って非常に喜んだし、2がシャナの人じゃないと知ったとき正直残念だった。3のゲーム冒頭で、タオやボオスとの再会を端折ってカーク群島の戦闘が始まった時は「こういうのでいいんだよ。再開なんて2でやり尽くしたからね」と非常に満足。全体で見ても非常に良シナリオでよかった……。今の時代にシャナの人成分を摂取できたことに感謝。

他にも新キャラについて書きたいところだが、ライザ3を買うにあたって、ライザ +幼馴染組について触れるのが先であろう。
プレイして非常にエモかった部分を書けたので満足とする。
ぜひライザ3をプレイしてみてください。

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