Old surfer~恋をする まだ続く会社訪問

俺は麗奈を別の研究室の前に案内した。

「沢田さん、ここでは健康食品、化粧品の研究開発をしています。」


「先ほど会社案内のビデオを見て、思いましたが、分野が違う事業を展開してるなと思いました。」


「そう感じて当選だと思います。
梱包材料のダンボールと健康食品じゃ、全く違いますよね!でも、ある技術が双方に関係してるんですよ!なんだと思います?」


え💦なんだろう?…麗奈は少し考えて!

「わかりません!」


「私達が持っている技術は分子を限りなく小さくできることなんです。

弊社のダンボールには無数の細かい空気の部屋があると言いましたね、この部屋が、呼吸をしていて、吸湿発散性は高め、更に強度を増しています。

骨の内部は緻密質と綿密質でできています。つまり網目になっているわけです。一つのカルシウムのかたまりより、このほうが強度が増すんですよ。」


「ハイ!ダンボールの性能の良さはわかりました。分子を小さくできる技術が、なぜ、健康食品に活かされるのですか?」


「いい質問ですね😊バスケットボールをゴムホースに通すことができますか?」


「家庭で使っているあのホースですか?無理だと思います。」


「では、ゴマ、食べるゴマはどうですか?」


「ゴマなら通りますね。」


「なぜですか?」


「大きさが違います‼️」


「ハイ😊大正解です🎶」


なに?言ってんのこの人⁉️
麗奈は心の中で思った!


「栄養を吸収するのは腸ですよね、吸収する穴がゴムホースの大きさで、健康食品の栄養素がバスケットボールだったらどうなりますか?」


「栄養は吸収されないです!」


「そうですよね💡つまり私達の持っている、低分子化できる技術が、ここで生きてきます😊」


「なるほど💡」


「でも、しっかりと吸収させるのは低分子化だけではだめですけどね!」


「その他にもあるんですか?」

「そりゃありますよ!全部話せないですけど😊胃酸の問題があったり、吸収しやすいアミノ酸でくるんだり、色々と‼️」

                 
「結構話してますね‼️」


「そうだね!本来、人間はタンパク質などを胃酸で細かく出来たんだよね!」


「そうなんですね!」


「大豆とかの栄養素って、チェーンのようになって繋がっているんですね!それを胃酸で断ち切って、低分子して吸収しやすくしていたんですが、胃酸が現代人は弱くなって来ている傾向にあるため、チェーンを断ち切れないことも、現代病と言われるものの原因の一つではないか?と考えられています。」


「ふ〜ん!なるほど」


「原材料も専業農家と契約して、低農薬で栽培してもらい、天然の素材100%で、ビタミンを壊さない温度で製造し、カビや菌などが一切入らないようにしています。更にニュージーランドどオーストラリアにも農場を持っています。なぜだと思いますか?」


「わざわざ南半球に農場を持つわけですから、当然、理由があるわけですよね…そうか💡季節が日本と真逆だから、一年中、新鮮な原料が調達できる✨からだと思います😆」


「沢田さん✨さすがです😊そのとおり、大正解です🎶旬な原材料を一年中、供給するには必要なことなんです。しかし、日本に原材料を運ぶとなると、収穫してから時間が経ってしまい栄養が無くなってしまいます、工場も併設してあるので、現地でも製造してもらっています。」


「では、海外勤務されたり、出張されている社員の方もおられるのですね😀」


「サーフィンと仕事を両立している、日本人スタッフもいますよ😊🏄‍♂️」


目をキラキラ輝かせながら✨

「いいなぁ🏄‍♂️✨行ってみたいな😆」


「ニュージーランドのラグランと言う町に、いいグーフィーポイントがあるよ😊まぁ、今日は会社見学だから、サーフィン🏄の話はこれぐらいに😀」


「ハイ!」


「あと、弊社の健康食品は油剤化してあります。現物を見て見ましょう😀」

                     

スティックに✂ハサミをいれ、中身を麗奈に見せた。


「顆粒状になってますけど、しっとりした感じなんですね😀なぜ、油剤化にする必要があるのでしょうか?」


「油汚れはなにでおとすと良いですか?」


「油は?そう油出おとすのがいいですよね!」

つづく…

















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