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男性育休義務化と聞いて(育休だウェーイ!な男性をどうするか問題)

対象:特になし
まとめ:男性育休義務化。私は概ね賛成。

男性育休義務化に関して、noteを書いてみたら、結構いろんな議論と論点をいただいて、とても良い議論が起きているなと思うと共に、多様な価値観からの多様な論点が整理され、改めて、こうやって「自分の考えを表出すること」の重要性を感じました。

みんな「善い未来」を求めていて、
そもそもみんなにとって「善い未来」が違って
さらに、その「善い未来」の実現のためのプロセスにいろんな検討事項がある。
多様性そのものじゃないかなと思うのです。
つまり、唯一無二の、全員が100%満たされる正解はない。
それがないなかで、みんなが考えて、未来の子供たちや、未来に生きる人たちのために、「どんな日本という国を繋いでいくのか」ということを考えて、議論していけると、思考が深まり、それぞれの立場を理解し、多様な考え方を理解し、「これが正解じゃない!」ではなく、「結果これに決まったけど、それでは救えない人もいるんだ」と思いながら、常に改善の気持ちを持っていけるようになるのは、本当に素敵だなと思います。

さて、そういう前提であるとして、続きの自分の考えも記載をしたいと覆います。

考えを共有する前に、やはり情報をある程度整えた方が良さそうだなと思ったので、下記ご一読お願いいたします。

あとは、ついでに以下もご覧いただけると、社会の声とは言いませんが、どんな意見がどうあるのか。というのがわかるかと思います。

さて、その上で自分の考えを記載したいと思います。

主張の整理
・男性育児休業取得を100%にしようと考えている。
・期間は3-4週間の取得を想定している。(と読み取れる)
論点の整理
・「義務化」は多様性を無視していないか
・男性が育児休業をとってもマインドセットは変わらないのではないか。(家事・育児をやるとは限らない。お荷物になるのではないか。)
・企業側が反発するのではないか。
・(家事・育児をしない旦那が家にいて)女性の仕事が増えるのではないか
・少子化対策や経済効果があるのか。
・収入減が生活にクリティカルに効いてくる家庭をどうケアするのか

上記論点の二点目から考えを表現してみたいと思います。

2:パパが育児休業をとってもマインドセットは変わらないのではないか。(家事・育児をやるとは限らない。ママのお荷物になったり、育休うぇーいと遊ばないか。)※若干修正しました

結構twitter等で拝見するコメントにはこれが多いように感じました。
育児・家事は女の仕事だ!と思っている男性は、育児休業で1ヶ月仕事が休みになっても、家事育児を手伝うどころか、「育休だウェーイ!」と遊んでしまい、ママの負担は減るどころか、ストレスも仕事も(昼食作るとか)増えるんじゃないか。という視点。

これに関しては、結構環境によって分かれると思うというのが考えです。
上記明治安田生命のデータから育児休業を取りたい男性労働者は約7-8割。こういうモチベーションの人が「ウェーイ」になるかどうかは微妙だなと。

一方、とは言いながらどの社会にもピンからキリまでいるわけで、「うぇーい!休みだ!」っていう人は必ずいるんだと思うんですよね。
正直、その人たちのことを第一に考えた設計をして損するのは、結局「制度があれば旦那が協力してくれたのに」と感じる、7-8割の旦那を持つ奥様じゃないですか。
そう思うと、「ウェイマン」の家庭が起きないように「追加施策を打つ」のが有効であって、「義務化は不要だ!」ということではないと感じるのです。

改めて、下記象限に分けて議論をしたいと思います。

以前下記のnoteで利用した考え方(自作)です。

この中で、それぞれアプローチしないといけないと思うのですが、

「自立育パパ群」「要場数育パパ群」

は少なくとも、「育休取りたいマン」の7-8割の内数なんだと思うんです。

その7-8割は、正直「実践すること」が重要であり、育休義務化の効果は、時間を確保するだけで十分価値があるのだと思います。

続いて、「やればできるパパ群」

ここの人たちはマインドセットが変わる仕掛けをどう作るかが論点になりそうだなと思います。やれば家事ができる。育児はそもそも場数踏めばできるので、やりゃできる。ただ、やらない。こういう人たちには例えば「教育」は正直全く意味ないものだと思うのです。

だってですよ。やればテストで100点取れる学生が、勉強せずに0点取って、でもその学生に「教える」ってアプローチってどう考えても有効打じゃないですよね。汗
その学生が「やる気になるのを削いでる何か」を消すか「やる気になるための何か」を提供するかのどちらかかと思います。

つまり、
1:「何かがあってやる気がない」→何が邪魔していてやる気が出ないのか、そこへのアプローチが重要
2:「何かがなくてやる気がない」→家事育児をするインセンティブが理解できていないので、そこへのアプローチが重要

この1、2の中身も人によって様々だと思うので、追加施策を検討するのだとすると、ここの層の人たちをスクリーニングしたアンケートで取って、母数が一番多い課題を解決したら、ある程度の人数は動く。みたいな絵は作れるかもしれないですね。

最後に「男は稼ぐのが仕事群」

これは正直難しいなぁと思います。
要件として
・その稼ぐ仕事を強制的に休ませられる
・仲間や友人は仕事をしている
という状況ですからできることは割と限られるとは思うのですが、、、
ん〜〜〜ここは正直どの程度いて、その人たちをそもそも「育児に向かわせること」自体ができるかどうか、私は自身がありません。

勉強をどれだけうまく教える先生がいても、全員を東大に入れられないように、どうしてもやらない人は出てくる。それまで含めてどうにかしなきゃいけない制度ってのは、そもそも設計ができないような気がするんです。

ここ、みなさんの意見教えてください。

まとめると、ウェーイの人たちは、私は「男は稼ぐのが仕事群」のなかでも、上昇志向の人ではない人がそういう類になると思いますが、ただ、そういう人がいるからといって、「制度義務化自体に反対!」というのは、全員が偏差値65以上にならないんだから、学校教育意味ないだろ!っていうようなもんかなと(すごい雑に言いましたが。あと、全員の偏差値が65になるってこと自体が偏差なんで、ありえないですが)

みなさんはどうお考えになりますか?

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今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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