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男性育休取得に関するご質問にお答えします。

対象:プレパパ、育休未取得男性、育休取得予定男性、その他
まとめ:徹底した効率化対策、夫婦協働して、第一子が前提であれば、割と時間は作れる。しかし、マネジメントは難しく、精神的、身体的にキツい場面も多々ある。

最近、友人やnoteを読んでくださっているまだ育児経験の無い男性から、育休の取り方や、育休中の過ごし方などに関してコメントやご質問を頂くことが多くなってきました。

確かに自分も育休取得前はどんなものか想像が出来なかったこともあり、なるべくわかりやすく、事例を入れながら、私の経験をベースにご質問にお答えしたいと思います。

私の経験が皆さんに何らか価値を出せれば幸いです。

前提
・第一子(♂)
・生後3ヶ月
・夫婦共働きから、私(夫)のみ育休取得
・妻は産褥期明けから新しい職場でフルタイムの仕事
・育休取得は6ヶ月予定
・神奈川県川崎市在住
・お互いの両親は電車で1時間半くらいのところに在住
・生後3週に卒乳。ミルクのみ。

Q:育休よく取れたね。
A:育休は法律で守られてるから、申請をして「取れない」という状況はあってはいけないのよね。そういう意味では、「取得」は労働者ならば誰しも可能です!
(法律上は育児休業は労働者の権利として法律で認められています。会社に制度がある、なしに関わらず、会社に申請すれば、取得することができます。従業員が育児休業を申し出た場合、原則として、会社側は正当な理由がない限りそれを拒否することはできません。また、育児休業を取得・申請したことを理由に、社員に解雇や配置転換の強要など、「不利益な取り扱い」をすることも禁じられています。)

Q:どうやって育休取ったの?(会社でどう立ち回ったの?)
現実的に一番多い質問はこっちですよね。「育休あるのは知ってるけど、現実的に取れるの?」と。
A:マネジメントの意見を傾聴しながら、マネジメントの考え方を受容し、でも「どうしても」取らなければいけないことを伝えました。
結果的にマネジメント自身は納得していないと思いますが、軋轢を生まずに取得するには、この方法しかなかったと思います。
具体的には
・妻の妊娠安定期に入った瞬間にマネジメントに出産のタイミングを伝える
・出産3ヶ月前に「育休」を検討していることを伝える→マネジメントの意見を聞く→夫婦でしっかり話し合いますとボールをもらう
・出産2ヶ月前に「育休」を検討していることを伝える→同上
・出産1ヶ月前に「育休」を取得する予定であることを伝える→同上
・出産後、誕生の報告と産前産後休暇の調整の感謝を伝える
・育休取得1.5ヶ月前に帳票類を提出(マネジメントの承認が必要)→ハンコはもらうも、再度考え直すよう指示を受ける
・育休取得0.5ヶ月前、人事からマネジメントに育休取得社員との接し方や車内ルールなどに関する書類が渡される→ここからはむしろ全く触れてきませんでした。
こんな感じで、何度も何度もマネジメントの意見を聴きながら、それでもこちらの考えと意思を伝えていました。

Q:ハラスメントとかなかったの?
A:残念ながら、全くなかったと言えば嘘になります。
当人はそういうつもりではなかったと思いますが、私のキャリアや人生を彼なりに思いやって、「キャリアに傷がついてしまうが本当にいいのか」「他の同期と差がついてしまうよ」「今大切な時期なのに本当にいいのか」と言った言葉をいただきました。
いわゆるパワハラ、セクハラとは違いますが、マタハラの男性verのパタハラ(パタニティ ハラスメント)という、ほとんど社会に認識されていないであろうハラスメントに当たる発言でした。
当人は、ご自身の社会人経験をベースに、「男たるもの出世して家庭にお金を入れることが大切!」と思っておられるのだと思いますが、その価値観を強要したり、部下の価値観を否定するようなことがあってはいけないなぁと。とても心優しく、かつスキルフルなマネジメントだっただけに、この一点に関して、おそらく認識されておらず、自身の価値観ベースで説法を受けた時はとても残念でした。
パタニティハラスメントとは:https://bengoshihoken-mikata.jp/archives/1589

Q:日中何やってるの?
A:主に家事、育児とプロジェクト等です。
家事、育児は全てできるので、妻が仕事をしている間は、家事、育児は全てやっています。もちろん、息抜きをする時間がゼロなわけではないですが、2時間確保して何かする。というようなことはできず、子供をあやしながら本を読んだり、音声入力してnoteを書いたり、ミルクあげながらOnlineで打ち合わせに出たりしています。

Q:本当は結構暇なんじゃないの?
A:現時点で「暇」という感じはないですね〜。まぁ、いくつかプロジェクトに参画しているからというのもありますが、気づいたら夕暮れだし、妻が帰ってくれば家事・育児が終わるわけではなく、二人でできるようになるだけなので、よくパパ向けの本とかに書いてあるように、24時間常に動いている。という感じです。それでも、まだ3ヶ月児なので、寝ている時間が多く、その時だけは集中してプロジェクトや読書などに時間を使うことができています。
ただ、育児をしていない時は、会社が終われば家に帰って、ゆっくりする時間を取れていたのに対して、今は一人か二人で常に家事と育児をしている状態が続いているので、そういう意味で「ON/OFF」がとても難しいように感じます。

Q:何が大変?
A:これは人によると思いますが、私は・子供が泣いているが理由がわからない時、・集中する時間が取れない時、が大変だと感じます。やらなければいけないこと、やりたいことをやっていても、時間が取れない時もあるので、、、周りの皆様にはご迷惑をおかけします。

Q:なんで育休をおすぎ(夫)が取ったの?
A:メインの理由は「育児をしっかりとして子供と家庭と向き合いたかった」ですね。
それ以外に、「妻が産後クライシスになるのを避けたかった」「妻が4/1から仕事が始まる予定だった」「やったことないことにチャレンジしたかった」「仕事以外にも打ち込んでみたいと思った」などなどいろんな理由があります。

Q:男性は育休を取得するべきだと思う?
A:育休を取得すべき。だとは思っていません。ただ、妻の産褥期は仕事をセーブしたり、休んだりできる制度があると良いなぁと思います。まずは産褥期、本当に大変な時期に、妻の体をサポートする。という視点はとても大切だなと思います。
育休は夫婦で話をして、取得した方が良さそうなら、取得すれば良いと思いますし、それは女性も一緒です。
ただ、二人、三人とお子さんがいらっしゃる場合は、男性も女性も、育休を取った方が、家庭が壊れる心配が少ないのではないかと感じます。

Q:育休取って何か変わった?
A:子供にかんする視点や情報が集まるようになってきました。ただ、ビジネスの情報を積極的にとっていかないと、自分で「育児」の情報のアンテナばかり張ってしまっている感じはしています。

Q:育児や子ども嫌になることはない?
A:多々あります。。。汗。なんでもできるタイプではないので、もちろんたくさんストレスがたまると、「こいつ何で泣いてんねん」「なんで泣き止まんねん」と爆発しそうになるときもたくさんあります。
無理な時は無理と割り切ろうと、それも努力しています。
自分の個性もあるので、なかなか一筋縄ではいかないですね。
結構辛い時もあるのが現実ですね。。。

Q:育休は取ってよかったと思う?
A:思います。新しい視点も持てるし、子どもとの時間はあとあととても大切な時間だったと振り返ることができると思います。
気づいたらもう5月半ば。こうやって9月末まで一気に通りすぎるんだろうなぁと感じます。

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