名ト:イメソン交換杯全曲レビュー

この記事は名トアドベントカレンダー企画に参加しています。
下記ハブ記事から他の参加記事も読もう!あと名トのこともここで知ろう!

こんにちは。
みなさんは音楽、好きですか?(ノルマ達成)

おおよその客層には伝わるので細かい説明は省きますが、最強の名前トーナメントにてイメソン交換杯が開催されました。

一人一曲提出した珠玉の音楽がランダムに配布され、それを元に名前を作り、戦わせる催しです。それはそれは素晴らしいものでした。

今回は、そこで提出された全36曲をレビューしていこうと思います。全36曲?

曲やMVの感想を中心に、オススメしてもらったものとか個人的に好きなものとかがあれば、同アーティストの他の曲も引き合いに出したりなんかして自由にやろうと思っています。全36曲?

名トについてよくわからない人は、曲のことをめっちゃ話すんだな~くらいに思ってくれれば良いです。気になったものがあったら聞きにいけ!

念頭に置いておいてほしい事

・あくまでメインは曲のレビューなので、名前自体にガッツリ言及できないことが多いよ。ごめんね。
・筆者の好みの問題で文量や熱量に多少の差が出てしまうよ。文量に関しては努力するけど、これもごめんね。
・読みやすさとかそういうの全部無視して、曲を送ったお前名前を作る為に曲を聞き込んだお前に届けるつもりの文章を書いているよ。この記事全部を読みきるのは多分無理だよ。
・普通に間に合わなかったらごめん

あと紹介はイメソン公開がされた順です。要は敗退順なので一応、ネタバレにはなります。気をつけて。

ネタバレ配慮用のSpotifyトップソング
筆者の好みはこういう傾向にあります。

じゃ、いくぞ!


 目次長すぎるって

蒼星守護神 ホムラユニバース

イメソン:空色デイズ
アーティスト名:中川翔子

いよいよ始まったイメソン交換杯、最初のイメソンがこれだったときの安心感、わかりますか。
今日こんな感じだ。楽しみすぎる。ってツイートしました。
100点のイメソン。これを纏ったキャラは絶対にかっこよくなるって歴史が証明してる。青い疾走感、希望と鼓舞の歌詞、歌い上げるしょこたん。非の打ち所がないとはまさにこのことなんだろうな。蒼星守護神とかいうロボチックでかっこよすぎる名前とホムラユニバースというスカーンとした爽快感のある名前にこの曲が添えられるのたまんね~~

お恥ずかしいことにグレンラガン未履修なので、この曲が流れてきた時の血の滾りはまだ履修勢には程遠いと思います。でもイントロにワクワクして、しょこたんの声がした瞬間にうわあああ!!!!と思うのはマジで人類共通だと思う。空色デイズだ!と思う度全国のオタク達と感動を共有しているのがわかる。

この曲の疾走感って、聴いてて全然疲れないところが好き。自分の足でずっと速く走り続けられたらきっとものすごく気持ちが良いだろうけど、この曲でそういう気持ちよさを得られると思ってる。歌詞もそうやって走り始める前の暗い視界や立ち上がる為の光をこれでもかと詰め込んでいて最高。音で得られるすべての情報が熱と希望で溢れている。全部…全部良い!ありがとう!

THE FAST TAKEの方も見ました。うれし~~!って言いながらスタジオ入ってきてすぐバンド鼓舞して歌い始めるしょこたん、メチャクチャエネルギッシュで良かった。当時よりもいくらか声が低くなったのに眩しさが一切変わらなくてすごかった。確実に"強く"なっている。超かっこよかった。みんなも見た方がいいです。


『究極|完全|黄金|欲望|完璧|天才|無欠|金剛|不滅|瞠目|孤高|平凡な私たち(アルティメットガールズ)』 秋園 ヒカリ|マドカ|トウコ|サクラ|メイ|ミズキ|イオリ|フミ|マリア|ユキ|ナノカ|ヒカリ

イメソン:アルティメットセンパイ
アーティスト名:ピノキオピー

G-SHOCKを12個持ってるな…十二人格にすっか!←すごすぎるって
人格ってこんな増やすといっそ壮観だ。それぞれ対応した熟語を二つ名とするシステムもかっこいいし、究極と平凡が同じ名前なのもアツい。絶対こういうSSあるよ、なければ作ってください。読むから

音MAD界隈で一時期異様な流行りを見せていたせいで、サビでいずれかの音声が聞こえてくる方も多いであろうこの曲。
かく言う私も今回で久々にフルを聞いたのですが、なんか、超カッコよくない?
ピノキオピーがつくる初音ミクの声って長くて鋭いレーザーみたいで、それにピノキオピー本人のコーラスやらがガッツリ入ってるからグラディウスでコナミコマンド入れた後みたいになってる。こういうのばっかり聴いてたくなるんだよな~!

名前を考えた個が「アルティメットセンパイは自認や他認やストーリーの役割がごちゃごちゃになってる節もある」みたいなことを言っていてなるほどな~と思った。確かに歌詞の中で視点主があっちこっち行ってる。自省をしていたり、情けないところを見られてたり、こういう人ですと紹介されていたり。その全部の視点を見た後、(アルティメットセンパイ、がんばれっ…!)と思う。ちょっと共感できるところもあるせいで、アルティメットセンパイのことをなんだか身近に感じてしまう。実際アルティメットセンパイも「やってやんよ」とファイティングポーズっぽいものをとってくれている。カッコいいよセンパイ!そのポーズが虚勢だってよく分かってなくたって、俺達はそれ見て「じゃあ一緒にがんばるか…」と腰上げたりできるんだ。
こういう『ぼくらはみんな意味不明』『すろぉもぉしょん』みたいな、日常を俯瞰して隣に置いておいてくれる曲が好きだ。
MIMICがYouTubeで上がったの最高だったな。


[彷徨える首無し大将]銀時欠(しろがねの ときかけ)

イメソン:時忘人
アーティスト名: hinayukki LR

メチャクチャかっこいい曲。
KAITOの声ってなかなか聴く機会がなかったんだけど、こんなかっこいい高音がでるんですね。もっと早く教えてくれよ。前々から危ないとは思ってたけど、マジで好きになっちゃうな。
こういう100人に聴かせたら100人が同じ景色を見る曲っていいよね。厚くてしっかりしたファンタジー軸の世界観があるのは当時のボカロシーン特有な気がする。

最後の「僕の心臓はもう動カナイ」「風が凪いだ もう届かない」のところがすごくて好き。曲中では一番の盛り上がりで、多くの曲ではいろんな感情や物事が動き出すような音作りなんだけど、歌詞では全てが止まっていることが明かされる。このギャップがさらにつらさとどうしようもなさを強調してて苦しくなる!
立ち尽くす彼、変わらず忙しない街。いっそう孤独を意識した彼が、もう二度と会えないかもしれない仲間をこれからも待ち続けるんだ。なんでそんなこと言うんだよ…

登場人物が既に死んでいることを「首無し大将」として一発で提示できるのすごいと思う。イメソンを聴くと彷徨っている理由がわかるのも含めると、曲中と逆方向からこの物語にアプローチしていておもしろい。好きな曲でこんなことされたら泣き出しちゃうかもしれない。上質な二次創作を見た気分。

というかマジで文章書いてる今KAITOさんが…ヤバくなってきた お兄さんに弱いから 苦しいです すみません ありがとうございます


【タキオンの超常現象】 テルスグラ・ルーベ

イメソン:Touch-Tone Telephone
 アーティスト名: Lemon Demon

クソッ 洋楽だッ 英語分からん過ぎる!俺が頼れるのは有志の和訳とYouTubeの字幕だけ
でも視覚情報は万国共通なので助かる。カッコいいおじさんが踊ってたら嬉しい。インド映画の理論は間違ってなかったんだ。

イントロから怪しくて楽しい曲なのがかなり伝わってくる。人の声が沢山重なっている音楽は無条件で嬉しくなっちゃうから。
なんかメチャクチャ陰謀論の話をしているらしい。オタクはそういうオカルト大好きだからな、いいぞ。そういう話を取り扱うラジオに毎日電話をかけて俺を出せって言ってるんだって。俺が真実を話すってさ。
思考の飛躍と行動力がバグってるタイプのおじさなんだ!楽しい~~!
小躍りしたくなるようなリズムに合わせてトンチキおじさんの大袈裟な主張が繰り出される。一拍ごとに押し出されるような伴奏が、おじさんの主張のように聴け!って言ってきているみたい。引き込み力、不思議な魅力がある。このおじさんが曲が終わっても一切己のヤバさに気付いてないのも良い。だってこんなおじさん孤独に決まってるから。多分明日も明後日も電話をかけ続けるよ。

そんなオカルトソングに仮想粒子ぶつける名前付けるセンス、どない?理論上は存在するけど実験では誰も観測できていない、まさにUMAみたいな存在。しかも頭文字の三連Tをちゃんと拾っている。え~、すごっ。テルスグラ・ルーベも優秀そうなフィールドワーク派研究家みたいな雰囲気があるし、何より超常現象とかそういう単語ってかっこいい。かなり好きだ。


異能『スーサイドクラブ』の女

イメソン:ジサツブシ
アーティスト名:梨本うい

梨本ういだ~~!!ガキの頃からお世話になっております。
なんか知らない曲メチャクチャあってビビるんだよな。この曲もその内の一つでした。良い~

梨本ういさん、叫ぶしかないくらいの鬱憤や絶望をそのままの音量で出していてすごい。この曲ももちろん、個人的に超好きなエンコー少女とかその辺りの曲は、大きくなりすぎた感情への最終手段として音楽を作っているような気がする。初音ミクが歌ってるのに投稿する頃には本人の声がガスガスになってるんじゃないかな。

内容の話をすると、もう本当にどうしようもなくなって死ぬしかないような人間なんだから首吊りも練炭もODも失敗するに決まってるだろ。って様子を、またどうしようもなさそうに歌っていて最高。
その時は服薬できずに生き延びました~wで済ませてたけど、多分水道代を払う金すらあるかわかんなくて、これからどうすんだろうね、欲しいものを買う余裕も死ぬ勇気もないのにね、が最後の『あっぱらぱーら ぱっぱ』にどこか他人事で詰まっているような気がして辛くなる。これが「ドジだったね~」で済むならどれだけ良かったか。

名前の方に触れるタイミングがなかったのでここで触れますが、やっぱ二つ名だけの名前ってカッケーよ。どんどん足し算をしてしまうオタクだから絶対余計な名前とか付けちゃう。戦い方も議論の中で膨らんでいく感じがあって良かったね~~。


不忘の彼方の孤毒少女(ロンリーガール) 【愛想】

イメソン:虜
アーティスト名:Mr.Children

ミスチル!実はあんまり知らない。なんかかなりミスチルの印象とちがう曲がでてきたな~と思ったんですけど、ファンの方からするとどうなんですか?意外とこういう曲を歌ったりしている?

このスピードでこんなギター鳴らして歪な愛を半ば叫ぶように歌って、全部新鮮でびっくりした。
後ろのコーラスも直感に反してかなり神聖みがあって、多分天国へ行こうとか言ってるからなんだろうけど、それにしたって愛の形がすごすぎる。
オフボーカルの音源だけ流したら小洒落た店とかで流れてそうなくらい厳かなのに。

ボーカルの人すごいな。ハイトーンが怖いくらいでてる。多分こういう激情の愛みたいなのを歌うこと自体には慣れていて、俺にそのイメージが無さすぎたせいで今若干戸惑ってる。これは言語化に時間がかかるぞ~と思ってる。

これ結構前の曲なんだ!こういう束縛したいとか手篭めにしたいみたいな感情を歌った曲って令和になって急に現れてきた印象だったから面白いな。知らないだけでこういうの意外とあるのかも。

名前ね!名前でた瞬間別の曲予想が蔓延ってたな。
曲でたときもこんな愛のことを歌ってると思わなかった。テロルみたいないじめられてたのを見返す~みたいなのを想像してたから。なるほどね~~、ちゃんと別れを経ての孤独だったんだ。
名前とおぼしきところを【】で囲んでる構成かっこいいな。漢字ネームなのに名前に見慣れない単語が入ってておもしろい。


“桃源郷のはぐれアリス” 三重宵 亜麻伊(みえよい あまい)

イメソン:アガルタの迷い子
アーティスト名:majiko

まじ娘さん!お名前はよく見かけてたけどメチャクチャ良い曲歌ってる。

歌声のおかげでちょっとアニソンっぽくも感じられる。これから始まる物語があるって期待させてくれるような音。歌詞はちょっとダークっぽいところがあるけど、ワクワクするようなドラムやメロディがそこかしこにあって楽しい。
今名前考えた個のイメソンへの想い見てきたら軽快で綺麗な曲と言っていて、ああ軽快!確かに!ってなってきた。シンセの弾くような音だったり小太鼓の連打が楽しかったり、聴いてて気持ちが良い。

アガルタっておおよそ理想郷って意味なんですね。桃源郷のはぐれアリスってそういうことね!
名前を初見で見た時、桃源郷からこちらの世界に迷い込んできたアリスと解釈してたけどイメソン聴くとちょっと揺らぐな。それともアガルタの迷い子の方もアガルタから来た迷い子なのか?アホみたいなとこで迷走してたらごめん。
三重宵さん、名前が超かわいい。ちょうどよく箱入りお嬢様っぽくあって字面も強そう。亜って字を特別かわいいと思ってるからかもしれない。

majikoさんの曲もちょっと聴いたけど、『エミリーの15の約束』がかなり良かったな。最初儚いかと思ってたらサビでいきなりまっすぐまっすぐ声が飛んでくる。そこから、エミリーへのしたたかな約束を歌っていく。すごくいい歌声ですね…。


歯車仕掛けの激情支配人 グラン・ドロルド

イメソン:crazy is not crazy
アーティスト名:kas_0120

音楽の技術的な面に関してはなんにも知識がないのでそれらしいことが言えなくてごめん!この曲はめちゃめちゃかっこいいです。

入りのお洒落な低音から弾けたようなシンセサイザーが鳴り、スクラッチみたいな遊んだ音も盛り込まれて疾走感がある。うれしい。
にぶい打撃音みたいなビートの刻みが戦闘力を底上げしててすごくいいな。
概要欄の文章を見た感じ、狂いなど人の尺度でしかないみたいなことを言っていて、途中でこれみよがしに入るピアノパートにもジャズみたいに呼応する電子っぽいドラムがかっこいい。
タイトルの『crazy is not crazy』も頭がおかしい!と言ってくる人達に対して「おかしい?、こんなのまだまだだろう」って言ってるみたいでシビれるな。

それまではグラン・ドロルドさんがひたすら踊ったり会場の仕掛けをガチャガチャ動かしてるみたいだったけど、「Round 2!」って言った次の瞬間からとうとう舞台ごと全部回転しだしたみたいでいいな!楽しい曲だ。
激情と劇場が掛かっててかっこいいし、こんな飛んで跳ねて楽しい曲の支配人なのもいい。イラストのおかげでかなり赤のイメージがついてしまっているけど、実際はどんな色でも着こなしてくれそう。ハロウィンに全身オレンジとかになっててくれたらうれしくなっちゃうかも。

こういう細かくて賑やかな電子音ってosu!の配信とかでしか聴かないから新鮮でかなりよかった。


「心に火をつけましょう!」"執事"(エンバー・ステップ) 菊月 九郎

イメソン:FIRE
アーティスト名:HASAMI group

へ、へんな曲!
これ サブスクで聴けないんですか?もしかしてYouTubeで動画を見る以外にこの曲を聴く方法は無い?
ちょっと待ってくれよ 聴かせてくれ 場所問わずSpotifyで流しまくってへんな顔になりながら咀嚼させてくれ 俺はへんな良い曲が好きなんだよ

なんか 聴いてると変なりに君のことを想っている、助けたいという意思だけ伝わってくる。不器用な人の愛って刺さる。
すみません、これ流石に聴きに行った『病気が治ったら』の話かもしれません。
マジでこのアーティストについて何も知らない状態でこの曲だけ叩きつけられている状態なので、どう言及すれば良いのか分からなくなっている。有識者の方、聴いた方がいい曲とかあったら教えてください。マジで。

チープな音にコーラス、つかみどころがあるんだか無いんだかな歌詞、不可解なMV、全部ひっくるめて中毒性があるのは確か。なんかちょうど嫌じゃないというか、トゲトゲの道だけど変なステップで進んでるから奇跡的にトゲを踏まずに済んでるというか。これを地雷原とか言ってしまうと緊張感がまた違ってしまう。トゲトゲ。踏んでもイテッで済むくらいの危なさの道を、特別意識してるわけでもないのに歩けている感覚。
「light my Fire」「かしこまりました」の韻だけずっとわかんないんだよな。わかんないことをメチャクチャ繰り返されるからなんか面白くなってきちゃう。俺が無学なだけだったらかなり恥ずかしいけども これウケるな…と思いながら聴いてて大丈夫なやつですか?結構魂で楽しんでいいタイプの曲だと思うからそうしちゃってるけど。

あれか?名前の「心に火をつけましょう!」はFIREと歌詞の心を溶かしたいから来てるのか。エンバーステップの怒涛のアナグラムが凄すぎて完全に見落としていた。
曲の雰囲気よりもしっかり君のことを助けられそうな執事、良い。ここには載せきれてないけど、必殺技がかなりオシャレで好きだったな。

とりあえずHASAMI groupというアーティストを教えてくれてありがとう。有識者は一刻もはやくHASAMI groupの曲を俺に勧めてください。


恋獄の鎖使い 三谷詩穂

イメソン:ケルベロス
アーティスト名:相対性理論

相対性理論!最近ちょこちょこ聴いてる。流石に。
ずっとストリーミングで聴いてたのでMVみてなかったけど、こんな映像かわいいの!?こんなの頭がみっつあるイッヌ、かわいすぎるのでつが…wになっちゃうよ。
歌詞も一貫して飼い犬への愛のことを話している。曲名にケルベロスとあるのに内容で「地獄の番犬」くらいしか言及が無いのなんなんだ。

江國香織の『デューク』が創作の基盤に深く食い込んでるオタクだから飼い犬への愛やら恋やらが大好きすぎる!曲聴いたり歌詞だけ眺めたりしてデュークに想いを馳せていた。君と輪廻転生したい、飼い主の愛情を最大限かつコミカルに描いた文章として100点だ。いぬ、好きだな……

突然すみませんが、恋獄の鎖使い、良い。強い恋する乙女って存在の全てを応援したくなる。全部報われろと思う。俺が恋する気持ちは全てを凌駕するという教えを幼い頃から信仰しているからなんですが。
三谷詩穂って普通の女子高生みたいな名前が付けられてたら好きになっちゃうに決まってる。曲中で家族へ向けている量の愛情を全て恋に変換している女の子の無敵さってすごすぎるかも。

相対性理論は『気になるあの娘』『少年よ我に帰れ』あたりを聴いています。
この可愛らしい声でちょっとユーモアがあったりする歌詞書くのが好きすぎる。欲しい言語センスだ。


絆の伝道師、ナダンバ

イメソン:つながリーヨ
アーティスト名:T-Pistonz+KMC

リーヨ!
イナイレの曲ってなんでこんな良い?
1000%の青春の"恋"をサンボマスターで浴びられるとしたら、1000%の青春の"努力"はT-Pistonz+KMCで浴びられる。今流れで『スーパー立ち上がリーヨ!』と『勝って泣こうゼッ!』を聴いて気持ちの良い笑い声をあげている。こんな眩しくてかっこいい友情・努力・勝利の概念があるかよ。
ただでさえ歌詞が人を光属性にするために生まれてきたような文言ばかりなのに、曲としても盛り上がり方とか賑やかさでさらに背中叩いてもらえるのすごすぎる。安定剤ってこういうことなんじゃないか。

どうしよう。もう感想とかないかもな。
この曲を前にするとウオオオ~~~!!!以外思うことがない。それ以外のことを口にすると全部野暮なように思えちゃうし。この曲の正しい用法は大人数でデカいスピーカー囲んで全員でハンドクラップとタオルを回して合唱して楽しむ、です。最後にみんなでピ~~~~~~~ス!!!!!!!つって帰るオフ会をしましょう。

絆の伝道師って二つ名、言われるとマジでイナイレっていうかレベルファイブ過ぎる。
伝道師…伝道師か!すごいな。ちゃんとわかるもんな。正しくこの曲から生まれたキャラクター、というか選手って感じがする。
あとナダンバがバンダナなの気付きたかった。全然悔しい。こんなの円堂守に決まってるじゃん~😭


『髑髏花(ドレスフラワ)』異能喰らいの望繊 渇(もうせん かわき)

イメソン:食虫植物
アーティスト名:理芽

す、すごい曲~~
名前作った個がメチャクチャ良い長文感想を出してて、もう俺から言うことあるんですか?って感じだけど頑張ります そういう記事だから
プラスチックの、人くらいの大きさの箱に、なまあたたかくて固形も混じったドロドロのものがいっぱいに入っているイメージをしました。そのドロドロのものが貯まっていく過程も見ていたけど、見ていただけ。だから限界とかじゃなくて、そのせいで絞り出されたものがこの曲なのかも。

というか個の感想の「歯医者の口濯ぐとこみたいな」「心の部分だけこの世から離れていってしまって、急速に温度を失っていくから体温が欲しくなる」って言語化を越えられなさすぎる!マジでこれです。冷静だったり周りに何も無くなってしまったり、どんどん温度は失われていくんだけど、人間の体内、というか口の中は変わらずあたたかいから、そのきもちわるい温度だけがより際立っていくような感覚。

理芽さんの声かわいいな。というか理芽さんのこの声だからより"等身大"のように感じられる。ただの女の子、小さな体の中にこんなに醜くて綺麗で質量のあるものが閉じ込められてるんだって思う。同じクラスのあの子も、これをはらんでいる可能性をずっとそばにおいている。
というか望繊 渇さんがそれだと思っている。満たされたい、勝ちたいから喰らう。それがたまたま相手の『異能』だっただけ。かっけ…
というか髑髏花もドレスフラワも元ネタとかないんですか?無、というかこの曲からこの単語を生み出した?すごすぎる。喰らい終わったら残る骨をフリルみたいにならべて着飾って、それにかわいらしく「花」とつけて不気味さとあどけなさを足すのメチャクチャ良い。良かったです。


カップ焼きそば撒き散らし男

イメソン:Black Market Blues
アーティスト名:9mm Parabellum Bullet

そんなことあるかよ。
カップ焼きそば撒き散らし男のイメソンが、こんなかっこいいことが。
その場にいた人間が次々と丸め込まれていったのも含めて意味がわからない。わからないけど、シビれるなと思った。…これ俺も丸め込まれてるか?

9mmは曲送った個から沢山オススメをもらったんだけど、ごめん!記事サボってたせいで聴ききれてない!!ざっと聴いた中だと『Lost!!』がかなり気になったからそれ中心に漁ります。

俺はこの年代くらいのロックバンドが大好きというか、歌詞の態度がメチャクチャ刺さる。とにかくがむしゃらで、音楽にでもしないと誰にも聴いてもらえないものたち。それに好き勝手暴れまわるメンバーやら掻き鳴らされるギターやらがのって本当に楽しい。大好きだからといって数を知っている訳じゃないからどんどん教えて欲しい。知りたい。

いや……メチャクチャかっこいいな…。歌詞のアングラ感と独自の世界観を見せつけてくる感じ、厨ニくさいのが全力のおかげで突き抜けていっそ気持ちが良い。落ちサビとかライブで歌ってるとき気絶しちゃうかもな。


慊焉の愛(食/植/蝕/贖)家 食枷蟲虫

イメソン:食虫植物
アーティスト名:笹川真生

す、すごい曲~~2
なんと食虫植物は2曲出ています。こっちは楽曲提供された方がセルフカバーしたもの。メチャクチャ音をいじっていて最高。
既に上にも同じ曲でレビュー書いてるし名前作った個がまた良い感想出してるせいで文章量がすごいことになってるんだよな。全部あわせてSS添えれば無料配布ペーパーくらいには綴じれると思う。

MV蟹さんだよね!?すみません空想料理店がメチャクチャ好きで。ローポリで質感もザラザラな映像に、夢の中みたいな内容の調理。歌詞とかも拾いつつあるけど、淡々と進んでいくのがたまらない。鬱々として溺れそうな曲なせいでどこかMVと切り離されたような感覚に陥るけど、歌詞を拾うせいで「見てはいますよ」っぽくなって良い。あの食卓のテーブルの下にピンクと白の粘性の液体がたくさんこぼれていても不思議ではない。

アレンジの音が大きくなっていたりスピーカーに耳をくっつけたような音が増えていたりするせいで、よりしんどさというか、覆い被さるような陰鬱さが増えている。理芽さんの方で「プラスチックの人くらいの大きさの箱になまあたたかくて固形も混じったドロドロのものがいっぱいに入っているイメージ」と言ったのは、ある意味その状態を客観できるから。でもこっちではそのドロドロのものので溺れてしまう。まっすぐ立てば膝下にも届かないくらいの浅瀬なんだろうけど、今は立てないせいで息を吸うので精一杯。
個人的な好みで言えばこっちをうずくまって聴く方が好き。

名前のむしリスペクトすごいよな~~!伝わらない人に言うと名トで見る者全てに衝撃を与えた『慊焉の貌 “むし”』ってキャラがいたんです。コイツの登場がまあ~阿鼻叫喚で、対戦相手を悉くおかしくさせる文脈が盛られていったんですね。
だからこの文脈を感じた観客(ひいては俺たち)は本能レベルで(ヤバい)って思うようになってる。なんてものを結びつけてくれたんだって。いや~~良い。すごい。ありがとう。


復讐と添い遂げる炎舞 鋼蓮(ガンリェン)

イメソン:Iron Lotus
アーティスト名:mili

雰囲気がすごく良い曲!中国っぽいかと思ったら歌詞は全然英語だったのでびっくりした。どっちにしろ翻訳が要る。

これゲームのボスBGMなんですか!?しかも画面調べたら戦闘画面とかメチャクチャかっこよさそうだったし。世界観も重そうで、そんな中この曲流しながら戦う奴が出てきたらウワア!!って言うに決まってるよ~。
というか鋼蓮さんがそういう存在だ。歌詞の印象から復讐、そして炎舞ってものすごくピッタリ。動機がグツグツとしているのに大層美しく戦うんだろうな。最高だ。

今イメソン公開の瞬間見てきたけどオタク達がこぞって口角持ち上げててウケた。
確かに歌詞見ると大きな大きな愛と後悔とがぐちゃぐちゃに混じりあった末に紡がれたきらきらの織物みたいに見えてきて良い。これはすごい顔になるのもわかる。
所々強い口調の言葉がでてきて強い復讐心が表れているのに、汚い言葉は使わない。だからこれが"一度は心に押し込めて咀嚼をした"形として出されてるのがわかる。きっと数えきれないほどの自問自答を経ている。眩しくないから凝視してしまって網膜が焼ける炎。
私は心揺さぶられる曲を纏ったキャラクターをすぐ泣かせるんですが、この曲はそういうのじゃないと思って泣かせられない。もうそのフェーズはとっくに過ぎているだろうから。泣いて泣いて泣いて叫んで叫んで、復讐の一点を見つめて火中へ歩を進める。そういう軸が確かにある。


水葬の渡守 仁科 雨(にしな あめ)

イメソン:トキサカシマ
アーティスト名:山口美央子

隠しててすみません。私は水辺モチーフが大好きです。入りの水の音で変に笑いました。
アルバムのジャケットの景色をそのまま敷いて詩を書いていて、溶け込むような、でも輪郭はハッキリわかる声がそれを歌っていたらすごい曲ができる。
これ…レビュー書くのムズ!この曲でやりたいことは言語化とか必要なく曲聴けば全部伝わってきちゃう!もう曲とかじゃない。風景。風景を聴いている。聴いて楽しむ風景が写真にまさっている点は、一瞬の切り取りじゃないところですね。そして動画にまさっている点は実在でないものも"生"として提示できるところですね。
歌詞の中で舟が進めば、その風景の舟も進む。世界に潜ると言えば私たちも肺に空気をためてから潜っていく。ファンタジーをふくんだ世界観100の創作をしている。これが体感できるの……すごいですよ。すごくきもちいい。

水葬って一番良いですからね……。俺も遺書の一文目にそう書いています。渡守の想起させる音も最高。じゃぱ…と舟を漕いでこっちに来て、俺がそこに乗ったときにギ…と舟がきしむ。船頭を見ると幼くも見える仁科さんがいる…全部見えます。全部聞こえます。ありがとうございます。
トキサカシマの世界観のように、仁科さんも会いたい"あなた"がいるのかな。そのあなたも、時間を遡らないとあえないのかな。


爆速エアライン 自立航空機RYU-SEI

イメソン:Rapid Star Airline
アーティスト名:焼束香椎

自分で作った曲を提出して理想のキャラクターを作らせているの、この遊びの理論値過ぎる。SoundCloudでしか聴けないのもったいないのでせめてYouTubeとかにもあげてください。

曲ちゃんとかっこいいのもなんなんだ!多彩さってこういうところからも出るんですね。
人間ってなんでこういう雰囲気の曲を聴くと空港をイメージするんだろう。ニュース番組とかでもこういう音って聞くはずなんだけど、それがずっと流れ続けることで「今飛行機に乗っている!」みたいなスピード感が出てくる。最後の方のフレーズ内での転調の仕方もすごくワクワクして良い。
曲作った個は地底人らしいんですけど、見た空とか空港の忙しなさとかしっかり作品にしてくるんですね。ちょっとした非日常のドキドキが伝わってきてうれしい。

爆速エアライン 自立航空機RYU-SEI、名トの名前過ぎて大好きだ。自立航空機て。そりゃあ普通の人間相手に航空機が出てきたら勝てないに決まってる。
この曲を流しながらデッカい航空機が顔を出したら立ち上がっちゃうかも。そんで初めて飛行機ってメチャクチャかっこいいじゃん!!って思っちゃうかも。

焼束香椎さんの他の曲も聴いたんですが、『PM06:47』がちょっと意外で面白かったな。自分の中でこの時間ってもっととぷんと暗いイメージがあったから。ちょっと強めの道中ボスみたいな雰囲気で、これもやっぱりなんかワクワクしてくる。かなり好き。

ゆくゆくはサブスクで聴けるようになったら嬉しいです。


放火魔YouTuber 通称『サムズアップ』

イメソン:YouTubeテーマソング
アーティスト名:ヒカキン/セイキン

すみません、ちょっと、面白すぎる
YouTubeのテーマソングから放火魔出力していいわけないだろ
『サムズアップ』もすごいって。燃え盛る家を前にニコニコで親指立ててる写真が一瞬で見える。こんなところで名付けの妙を体感したくなかった。

この曲、普通に良いのも面白いんだよな。リリースされた当時は何度か聴いてた記憶がちゃんとある。YouTubeドリームなんて言葉があるけど、その夢を見せてくれた人達の先頭は間違いなくこの二人だったんだよな。先頭の二人が徹頭徹尾「君も出来る」を伝えてくれる曲が良い曲じゃないわけないから…。(すみません、綺麗事かも。)

妹に「YouTubeテーマソングのレビューを書かないといけない」って言ったら一緒にMVを見てくれた。困惑こそしてたけど。
本当に久しぶり(六年ぶりとか)に動画を見たけど、なんか面白くなっちゃうな。バックダンサーの人楽しそう~って言ったり、こんな手作り感だったっけ!?って言ったりした。今のYouTubeの動画のクオリティに慣れてしまっていたけど、当時はこのMVが魔法のように思えてたのも確かなんだよな。
調べたら2020バージョンも上がってるみたいで、二人とも当時からは考えられないいつもの部屋から歌ってたりヒカキンがめっちゃ太ってたりしてた。二人ともちゃんと歌うまいのも面白い。セイキンもずっとアーティストみたいな顔して立ってたしね。

あとサムネ見比べた時に二人とも顔のパーツ違いすぎる。鼻も唇も形違う。でも眉毛だけコピペか?ってくらい同じ。これも妹とひとしきり笑ってた。青春ってこれ?

なんかこの曲については何話してもいやらしくなりそうだから別のこと話すね!?セイキンのshortsにあがってるWellerman歌ってるやつ、めっちゃ良くて定期的に見てる。セイキンのshortsって普通にめっちゃ面白いからみんな見た方がいい。


【返り血と空瓶】八塩折鬼龍

イメソン:鬼殺し
アーティスト名:虻瀬犬

YouTubeテーマソングの後に聴くには重すぎるよ~~!
杯の流れ的には前回で第一回戦が終わって、一旦日を跨いでからコレが出ているのでラグがあったんですけど、個人的にプレイリストまとめて聴いてるとき落差で喉奥がぐるぐるする。

八塩折酒ってお酒があるんだ。かっけ。
二つ名がないと神格化されるタイプの強おじになってたかも分からないような名前なのに、【返り血と空瓶】ってついただけでなんとなくジトッとしてくるのすごい。一目でそういうこと…?って思う。

冒頭のSpotifyベストソングでバレている通り、私は同アーティストの花戦争を死ぬ程聴いています。
今起こっているもの、起こしたものに対して頭がグチャグチャになっていく様って、漫画やイラストや文章で目にすることはあっても聴覚情報から体感できることってほとんどないので毎度衝撃を受けている。本当にこの辺りの雰囲気作りが唯一無二だと思う。すみません、今レビュー書く為に鬼殺しだけをリピート再生していたら気分が落ち込んできたので別の曲も流してます。

別日に持ち越しました。
聴く人を一瞬で音の世界に没入させてしまう力があって、没入先の物語でズドンと落とされるからちゃんとダメージ喰らうんだよな。
人はづくづくづくづくとかいっぱい言ったら不安になるってなんで分かるんだろう。人はラスサビ前のあの高さの音を鳴らしたら(終わった)と思うってなんで知ってるんだ。そういう丁度嫌な汗をかくラインを突いてくる。
酩酊で殺したことは覚えてなかったはずなのに、回を重ねるごとに徐々に鮮明になっていくのが嫌、最後に生々しい手の感触が残って叫び出したくなるような心情を音で掻き立てられるのも嫌。ほんと、すごい曲を作る……。


〈四の刀と五色の心〉 付喪神使い(ツクモノ・テレパス)のヒメバナ

イメソン:MONONOFU NIPPON feat.布袋寅泰
アーティスト名:ももいろクローバーZ

俺が出した曲だ!!!!!!!!!!!!

なんか、トップソングまとめで一位のアーティストを堂々とこういうのに提出してるのがバレるの、ちょっと恥ずいっスね(笑)

この曲については別でnoteを書いているのでそちらを参照してください。俺がどれだけこの曲を好きかがここに全部書いてあるので。

そうなんです、ももいろクローバーZって脱退やら卒業やらしたメンバーを負の遺産とはしないので、全然歌詞に名前が含まれててもライブでやるからすごい。『ミライボウル』や『Z伝説』などを聴いてください。
その部分を"五色の心"として入れ込んでくれたのめっちゃウレシ~~と思いました。ありがとうございます。
絶対にこの曲をBGMにゴリゴリの近接戦をするキャラが見たい!!!と思っていたので、見た目から戦闘スタイルがわかりやすくてかっこいい名前を見られて最高!ありがとう!!


【魔剥に隠した蹴逝怒(マスクにかくしたケロイド)】屍焰(しんえん)マジシャン ケトル・ルビー

イメソン:キャラルラ
アーティスト名: john/TOOBOE

出たな、john。『錠剤』からTOOBOEにハマって、なんだかんだこっち名義の方は聴いてなかったので助かります。

この辺のキャラとかイメソンが出てきたときのスレが割と阿鼻叫喚で面白かったな。火傷跡とマジシャンのシナジーがマジで良いし、ルビも一見うん?と思うけど読み直すとちゃんと納得できる。言われてた通り曲の歌詞と似たような振り方で、ちゃんと技術があるのズルすぎると思った。漢字まみれなのにちゃんと洋風の二つ名だなってわかる。絶対美人だけどAPPが7とかしか無いじゃん。

やっぱりイントロとか印象的だ~。耳に残るというか、他であんまり聴けない音な気がする。
てかサビメロめちゃくちゃ好き!こんなことわざわざ言うことではないけど、(歌詞とメロディがピッタリ合っている!)と思った。このメロディにのせるならこの歌詞が良い!って感じ。「お願いだ運命 奪わないで 流石に一寸苦しいから」しかない。解釈の一致。

曲中の彼(便宜上)がずっとじんわり苦しそう。歌い上げてる感じからしてとりあえず声出して今を誤魔化してるというか。かなり未来がどうしようもなくなってるか?彗星とか言ってるし、なにか新しいものに夢と生命線をぶんどられてるかも。いや、変なことを言ってたらごめん。
でもいいな~~john。春嵐もかっこよかったし。聴くからオススメ教えてください。


【瑠璃色のコルセット】西洋人形 ヰネリア・シレスティアル

イメソン:ラピスのお人形
アーティスト名:ヰ世界情緒

俺が出したキャラだ!!!!!!!!!!!!

ヰ世界情緒さん、他の動画を見ると無機質だったりボカロっぽかったりみたいな評され方をしていたけど、この曲はかなり情緒的な印象を受けた。かなり情緒的なのを、厚めのガラス越しくらいの距離で表現してくれるから無機質さが際立つんだと思う。
だからこの『ラピスのお人形』ってメチャクチャヰ世界情緒さんで良いな~~!!と思いました!!人形のからだ越し、そのまた奥深くに隠した本当の色越しの激しい感情を、想像を越えて届けてくれる。この人の、この歌い方でしか成立しない世界観って本当にすごい。

青色、中でも瑠璃色ってかなり強い色だと思っていて、色から重みを感じるというか、それ以外の色にはもうなりませんって感じがする。でも重いものって固くて、固いものって脆いので、割れた先にドロドロの赤色を隠していてもなんらおかしくないなとも思う。ラピスのお人形は、そのドロドロの赤を少しずつあなたによって瑠璃色に染めてもらう歌なのかなと思った。それが彼女にとって良いことだとしても、悪いことだとしても。
だからそういうのが伝わればいいな~~って名前にしました。矯正の為のコルセット、あなたと同じシレスティアルというラストネーム。あなたにとびきり愛されて暮らしてねと思います。

フルアニメのMVもものすごく綺麗ですごい。内情の不穏さはそのままに、人形と女の子が想い合っているような寄り添いが散りばめられているのが素敵。海を着ているようなドレスを纏ったお人形が一人踊る様が何度か出てくるけど、それは女の子の為だったり自身の為のように見えたり。綺麗なものでいくつかの解釈ができる構造をつくられると何回も綺麗なものを見ないといけなくなるのですごい。こっちまで綺麗になってくる気がする。工程数のことを考えると寒気がしてくるな…。

こんなに良いものを教えてくれてありがとうと思います。多分もうしばらく聴いています。


『罪の煋火に赫めく心炉』 再造人間ステリア

イメソン:星盗
作曲:電ǂ鯨  Mix:如月結愛  歌唱:桃寝ちのい

メチャクチャ好きです。ありがとうございます。
ステリアさんも星盗も。ステリアさんは第一印象から本当にドン刺さって抜けなかったので、マジで爆速でFAを描いてしまいました。みせるね。

もっと綺麗に描きたいけど、記事を書かないとヤバい。

大切な人の為に侵す禁忌が一番良いんだから。大切な人じゃなくたって、その罪の為に一緒にいるうちにどんどんと一番大切な人になっていくんだから。ステリアさんはきっと"大切にされた側"なんだろうなと思うと呻き声が出ますね。

ポップでかわいい曲調と声でものすごい罪と逃避行をえがいている。メチャクチャ良い。人は死んだら星になるから、人を生き返らせるには星が要るって設定も良い。だってその星は元々君のものじゃない誰かの可能性の方が高いし、そんな中生き返らせても始まるのは終わりの無い逃亡生活だし。それでも君が生きている方が大事なんだ…身勝手で無二の大きな大きな愛だよ。最高。

「なるべく屋根のあるところ歩こうね」って良くないですか?ぶあついコートを着ても両手で隠しても、胸の星はずっと煌々と光をもらしていて、君の全部を天から隠さないと取り返されてしまう。
星空全部が敵だからどこにも逃げ場が無い。空は繋がっているという事実がこんなに絶望を呼ぶこと、今までにありましたか?
そんな中で唯一の安寧が屋根のあるところなんだろうなと思うとかなりせつない。毎日そういうところを探しては、今日も疲れたねと二人で身を寄せあって寝息をたてているところがありありと浮かぶ。つらくて尊くて、すごく可愛い世界観だ…最高…。


万物演戯不定形アクター メタモ・ムービング

イメソン:ムーヴ
アーティスト名:諭吉佳作/men

ちょっとサムネ怖すぎるかも。
なんでこう変なMVばっか集まってくるんだ。

てか歌うまくない!??!!用意された台にピッッタリ嵌まるみたいに音が合ってる。カラオケの音程バーとかふりかけみたいになっちゃうんじゃない?というかこの音源以外この歌って成立しなくなるんじゃないか?一秒間に15個くらい正解してる。15○/s(15正解毎秒)。
後ろのピアノやシンセと四分間優雅で緻密なステップを踊り続けて、曲が終わったと同時に帽子だけストンと床に落として消えてしまったみたい。
そのくせ(リズムが最高なくせして)歌詞の言葉選びも気持ちが良くて、少し韻を掴めたと思ったらすぐに次の韻へと移動してしまう。ああって追いかけた先で爽やかな風が吹いてたりうすいワンピースのレースが視界の端を掠めたりしてる。つくづく魅力的で不思議で聴くのがやめられない曲だ。
「あなたは爪の先まで注意が入って、」って歌詞メチャクチャ良いな。良くないですか?誰かの集中を体のどこかから読み取れる瞬間、ひいては時間ってメチャクチャ良い。強いて言うなら、エモい。
歌詞良いな~~と思うけど、何より"この音にこの歌詞が乗っている"状況がすげ~~良い。良いものが良いもののベールを被っている。…ちょっと褒めすぎかも。それくらい好きです。

YouTubeでこの曲聴いたらオススメされた『この星にされる』も思わず聴いたんですけど、マジで全部綺麗で妖しくて良かった。MV目当てにみんな聴きに行って欲しい。というかこういうMVも作れるんなら尚更『ムーヴ』の方の変さが際立つって。なんか意図があるのか探したくなっちゃったじゃん。助けてくれ

この曲の芯こそそのままだけど服みたいにコロコロ変化する雰囲気を「万物演戯不定形アクター」と落とし込むのめっちゃすごいな。この名前見た後に曲を初めて聴いてなるほどなって思えた。

鋲打銃手人形『影縫(かげぬい)』

イメソン:リベット
アーティスト名:文無(Ayana) 

メチャクチャすごい歌詞!!!メチャクチャ良い歌詞です
九弐式さんの声の質が良さに拍車をかけている。諦めをにじませている中にしたたかにこちらに向かって語りかけてきていて、確かに選択を委ねてくれるような優しさもある。すごい。耳心地が良い。
この声で繰り出される「僕がそれを望むといったならば 選んでくれるか」、すごすぎる。

この曲は、題材として扱われがちな矛盾をはらんだ道徳観なんかが取り払われて、君への愛という一本の太い太い軸で、君を大切にしたいという目標ひとつに向かってまっっすぐ進んでいく。言葉選びとか世界観とかの影響でぐるぐる考えてしまうけど、主張、というか行動や思想の動機は至極単純だ。だから聴く度ものすごく愛しく感じられるようになる。
「ぼくのいのちはあなたを救いはしないだろう」って歌詞から、自分を犠牲にしようがあなたをどうにかできるとは到底思ってなくて、だから言葉で少しでもあなたのこころに残れたらっておもってるのかな…

ここまで書いたけど、人間的な描写と機械的な描写があっちこっちにあるせいで解釈が全然安定しない、たすけて!
死期の近い僕の非道徳的な延命の話かと思ったり人の心を持ち始めたロボットの話かと思ったりした でも作者のツイート見た感じ後者っぽいな…なのでそんな感じで行きます。
だとしたら「科学ではぼくを救えぬとしてあなたはそれを恨むか」って歌詞かっこよすぎるな。そんでタイトルを使いまわしの効かない"リベット"とするのすごすぎる。すごい………。

そっか!だから名前人形なのか!しかも銃の手とかいうかなり人間じゃない人形。そんでイメソンへの想いで言ってた「肉体ではない部分を固定してデバフとする」ってメチャクチャ良い。ものすごく気持ちの良い名付けで好きすぎる。


【掌に輝く一等星】Ms.Screwdriver a.k.a Ladykiller

イメソン:超 Super Star
アーティスト名:SKRYU

この曲めっちゃ好き~と思いました。SKRYU、名前は何度か聞いたことあるけど曲は初めて聴いた。新しいものを知れるのはいつも嬉しいからね

こういう自信たっぷりで楽しげな曲って世界になんぼあってもいいらしい。富と名声を得きってしまった人間の歌って退屈そうだったり辛そうだったりすることも多いけど、これはマジでスターと金持ちを存分に楽しんでいて最高。そういう点では理想のクリエイターっぽいなとも思う。MVを見る限り「そういう理想像」ではあるんだけども。
仕事を余裕でこなして、次のスケジュールもノリノリで向かう。好きなものとか興味のあるものに惜しげもなく金をつぎ込んで、やりたいこと全部やり尽くす。ほどよく尖るのも忘れない。この心意気に憧れるのはやっぱロマンオタクの性かもしれない。

何気に「ホテルのビュッフェもさっとすませ」って歌詞好き。だって相当良いホテル慣れしてないとこうならないもん。俺未だに朝のビュッフェではしゃいでからあげと各種パン(あっためたやつ)とごはんと味のり持ってきちゃうもん。このスーパースターはオムレツ頼んでコーンスープとクロワッサンを二つ取って着席できる。15分で帰れる。

で、そういう女性なんですか?Ms.Screwdriverさんは。単純なオタクだから女に強い女を見ると興奮しちゃうよ~~。
a.k.aで実質二つ名を一個足せるって良いシステムだ。名前の全体からシュッとして綺麗なイメージが見えるし、Ms.とか掌にとか細かいディティールのところでより詳細な人物像が見えてくる。第一印象が割と大事な名トにとって前者は素晴らしいし、後者は後々の俺達みたいなオタクが喜ぶから素晴らしい。
舞台でMs.Screwdriverさんがこの曲バックに花道を闊歩して、客席のファンにファンサのウィンクを飛ばしつつドームを揺らすとこが見たいよ。誰かやってくれ。オペラグラスで見るから。


"社会的超常現象(nattu phenomenon)" 洒落楽礼

イメソン:peanut phenomenon
アーティスト名:PAS TASTA

弾けろPASTASTA!
一番良い曲が来ましたね。一番良い曲に一番良い名前が付けられてきた。曲が持つトンチキ感とかメチャクチャやりそうな感じを二つ名でうまいこと抽出してるの好きすぎ。みんな全然実態を掴めてなかったのもかっこよかったな。

やっぱりMVが印象的過ぎる。ピーナッツ君を模したような被り物を被った集団がひたすらネットミームをパロディしたり踊ったりしている。全然ピーナッツ君に4って鳴く犬をやらせてるし。ドナルドがベンチで後ろにコケるやつを至極安全に配慮してやってるやつが好きです。

PAS TASTA、かなり好き勝手音楽を作っている印象がある。歌詞もかなり無軌道というか、あんまりJ-POPで聞かない単語がならんでいる。この曲も開口一番「流鏑馬」とか言うし。
でもなんかよく見ると情景がうかんでくる気がする。情景というか、なんだ?なんとなく色とか形とかが掴めるような感じ。描きたい絵の構図がぼんやり浮かんでくる時のぼやけ方と似ている。そんな歌詞をメチャクチャかっこいい音にのせたらそりゃあ最高にきまっている。よくわからないものって惹かれるから。
元々hirihiri×yacaの『power!』が大好きなので音割れ音楽に慣れてはいたけど、やっぱり物理的に響いてくる音楽ってヤバ過ぎる。体感型ってそういうことじゃないよ。ガッチャガチャしてるとことかふざけてるとことか、絶対に初見でびっくりするような音ばっかり鳴ってる。なのにメロディーがめちゃめちゃ気持ちいいの意味がわからない。

PAS TASTAを追い始めてから必然的にピーナッツ君も流れてくるようになったんだけど、この人もこの人で凄いんだよな。『グミ超うめぇ』とか結局メチャクチャ聴いてたし。『ペパーミントラブ』が好きです。

でも結局これが一番好きかもな。


「見覚或貌」不吹 灯蝋(ふぶき とうろ)

イメソン:不老不死
アーティスト名:Losstime Life

え!なんか聴いたことある曲!

目がさえてしまった日の夜見た流れ星みたいな曲。鈴虫の声が聞こえて、遠くの踏み切りの音が聞こえてくる中を歩いているみたいな気分になる。こういう日ってふとした瞬間無音になってちょっと嫌なことを思い出したりしちゃう。
この曲はそういうちょっと嫌なことを隣であたためておきながら、君と夜明けの明るさに向かって生きていきたいと伝える曲のように感じた。メチャクチャラブソングじゃないか。

歌声が朗らかというか、物語の重みを全く感じさせずにいるのがすごい。何が良いって、不老不死だからこその楽天さってまさにこういうことだと思うからなんですよね。君への愛はもちろん、それ以外のことも沢山抱えている。でもずっと微笑んで、愛だけを大童に伝えてくれる。そういう歌声。

不吹さん、メチャクチャかっこいい。「見覚或貌」って二つ名かっけすぎる。字面が強いのでぐらぐらと心を黒く煮詰めている人なのかと思ったら空色にグラデーションしていく曲がでてくるの最高だ。話してみると意外と怖くないかもしれない。
この字面の強さって名トで鬼大事なことは名トユーザーの皆様には周知の事実かとは思いますが、一見強そうなのによく見ると強さは軸じゃない。みたいな選手って新鮮でよかった。不吹さんはただ顔を見たことがあるってだけなんだよな。(それは不老不死だからであって、これはまた強さにも直結してくるけども。)


奇怪物怪専売(グリードタイトフィステッド) 隴得 慾望

イメソン:Hint Shop
アーティスト名:YACA IN DA HOUSE

俺はYACA IN DA HOUSEが大好き。
これ本当にびっくりした~~かっこいい名前から自分のマジで好きなアーティストが出てくると人はデカい声だけ出して死ぬ。

Twitterのタグで集まった曲のタイトルを元に作った曲がいくつか収録されている『Hint Shop』というEPにおいて、骨董品屋っぽい雰囲気の和キャラが出てくるのはなんか ねじれの位置で噛み合っているような感じがあっていいですね。二つ名のとこ、そんなに難しくないのに胡散臭い文字がたくさん並んでるから嘘中国文字みたいな雰囲気があって良いな。

Hint Shop、かなりYACAさんの内々の話が出てきてるのにそれを小気味の良い韻でくるんでるからめちゃめちゃ聴きやすい。オススメしやすくて助かる。
最終的にはゆっくりかもしんないけどこれからも頑張るよ~みたいなことを一貫してずっと言ってくれていて、他の曲だと『無期限活動』とか『Take U Along』とかもそう。じゃあこっちも頑張るか~っ、という気持ちにさせてくれる。
あとめっちゃ明るい曲!なんか気楽そうな雰囲気があるというか、この『Hint Shop』もそうだけど、日の当たっている音がする!夜なのにやけに明るい日とかあるじゃないですか。それです。そんな雰囲気。帰り道歩くとき、なんか明るくて、下り坂だとちょっと小走りになっちゃうような気分の良さ。その気分を呼び起こしてくれる曲だと思います。EPの最初としてかなり嬉しい。

実際には歌ってないけど歌詞のとこには書いてある(噂によると)の小粋な感じ、好きだな。「今を大切にって言われなくてもしてるつもり Are you still with me? また独り善がり」のサラッとやってるのに堅い韻もかっこよくて好きだ。

好きなアーティストのこと喋りすぎちゃうな、次に行こう!


超絶邁進 “為して成れ!” 《王であり騎士》界世 威智撃(かいせい いちげき)

イメソン:全力キング
アーティスト名:古川貴之

ニチアサじゃん!!見たことは無いけどメチャクチャかっこいいことは解るぜ。
少年の心っていくつになっても絶対に失われることがないのでこの曲が万物に刺さることがわかる。かっけ~~~
疾走感があって捲し立てるようなABメロから、拍を一個減らして階段状に下がっていくサビがメチャクチャかっこいい。下がってるのに。絶対ここスローでマントひらめかせながら崖上に立つ主人公を見上げてるじゃん。ラストで畳み掛けるように繰り返すのも最高。一瞬止まったりするのも含めて全部の瞬間で「かっこいい」と思わせてくる。
やっぱりターゲット層が子供なだけあって歌詞がわかりやすくてキラキラしている。邁進が強すぎてギラギラしてるまである。コールもしやすいしここは頭を振れ!みたいなのも伝わってくる。うれしい。

というか題材が良い。キングオージャーて。戦う王なんて最高に決まってる。
だから名前がマジでかっこよくて……こういう明るくて突き進む希望まみれの選手を見るたびに全霊で応援している。起死回生の一撃を良い感じに分解してメチャクチャかっこいい漢字あてはめて『超絶邁進 “為して成れ!” 』ってかっこよすぎる二つ名をつけてる。やることが分かりやすくて強そうな、ちゃんと名トでも勝ち上がれそうな名前。俺はこういう名付けが全然できないので憧れる。
俺がキャラのどういう場面が好きって、逆光の中煌めく瞳とメチャクチャ早く走ってるとこなんですよね。全部ある。良すぎる。全てを変える王になる男、最高だ。


英雄デリバリー《戯れと地に立つ》 エクレール・ヴァース

イメソン:テレパス
アーティスト名:ヨルシカ

うそだろ…
英雄←希望の単語
デリバリー←陽気な単語
エクレール・ヴァース←かっこいい名前
から出されるイメソンが、愛の形を静かに、確かに、言葉の外で共有する歌…!?君そうなんだ…へえ…(悦)
オタクはこういうギャップが好きなので、快活そうな奴が誰よりも考えていて繊細なのに弱い。歌詞で明確に「もう 歩きたくないんだ」って言うよ?すごすぎるよ

ヨルシカって良い曲書きすぎてる。大切な人への愛、大切な人との愛、大切な人からの愛、全部ヨルシカの世界観で描いている。アカシックレコードの"愛"の項目は全てヨルシカの歌詞で構成されている。
俺も例に漏れず『言って。』とか『ただ君に晴れ』とかが好きなんだけど、こういう青のにおいってやっぱり良い。そして通りすぎた青春をもう一度見せてくれたり、あの時確かに感じていた激情も切なさも切り分けて一緒に食べてくれるヨルシカはもっと良い。
でも『テレパス』では大切な人に認めてもらったり教えてもらったりしていて、かなり"これから"を見ている。ここの登場人物はあの頃を越えて今を生きている。

これ視点どっちなんだろうね。最初は単語をもらっている"僕"の歌なのかなと思ったけど、サビの詞を見ていると逆のような気もしてきた。というかそうにしか思えなくなってきたな。
でも、互いにそう想いあっているのも素敵かも。優しさと鼻を撫でる冷たい風と、大切な人の体温でくるまれた曲のように思うから。
良い曲をありがとう。イメソンとして提出してくれてありがとう。


《日常を照らす無限の創造》“発明王”Dr.ベータマン

イメソン:こんにちは、ARuFaです。
アーティスト名:ARuFa

これが出てきたとき、マジでやりやがった❗と思った。これで名前を考えるの、さぞ難しかったろうと思う。こんなにかっこよくてキラキラの名前が作れるのすごすぎる。Dr.ベータマン、発売日に単行本買っちゃうだろうな。

初見の頃の私は、ARuFaさんの曲を最初に聴いたのが確か無限沸きからで、そっからこの『こんにちは、ARuFaです。』に辿り着いたはず。で、そのルートを辿るとなんかちょっとサビとか物足りないな~って思ってた。だって無限沸きの情報量がすごかったし、マジでなんにもないじゃんこの男、って思った。

そんで、さんさーら!やらベータソングやらを経由して改めてこの曲を聴いた今。

ボロ泣き

ごめん、ボロ泣きは言い過ぎかも。いやわかんない、主観だと判断がつかない。事実として泣いてはいるんだけど これキショいな
なんか、単純に俺が明るい曲とか最終話で流れる一期OPとか過去の振り返りとかにめっちゃ弱いからっぽい。あといえ~いにもめっちゃ弱い。とりあえず元気なとこ見せてくれる人で泣くから。

ARuFaさんってさ、すごいよなあ…………………
俺みたいな人生じゃ塵くらいにしかならないところにいて、俺はそれを見られるおかげで色付きの塵くらいになれてる。こんなに面白い人の命が有限とかバカみたいなこと言わないでほしい。観測されている限り動き続けてほしい。
そういうことを思わせられる余白がある。これまでを振り返るのと同時に、これからもこういうことし続けてくれって思うようになってる。人は。そんで"終わり"のことに思い当たった瞬間泣き始める。助けてくれ。
良い曲だよ…ピノキオピーはずっと良い曲を作っている。ピノキオピーに泣かされ続けてる。ありがとう。


『傍らに人はなし、我は人でなし』(ロンリー・オンリーワン) "横暴" 鬼童女 百目鬼(きどうめ どうめき)

イメソン:クレイマーズ↑ハイ
アーティスト名:sasakure.UK,あやぽんず*

かわいい女の子による、小さな規模の大きなわがまま、最高だぜ…
初見で(sasakure.UKの曲調でやっていい歌詞か?)と思ったけど、それは俺がガチクレーマーを想像してしまったからで、彼の"世間を振り回すわがまま"みたいな軸は当時から『トンデモワンダーズ』とかまで脈々と受け継がれてるんだな。どの時代の曲聴いてもsasakure.UKだってわかることなんてそうそうないのに、全部ちゃんと一本串が入ってる。

やっぱり流石言葉遊びがかわいくて愉快なんだけど、当時の世代の曲として聴く分には良いけど文字として見るとなんか…!!となる感じ。これ…良いです。平成の追体験。
当時ツンデレというか、俺君には横暴な態度で本人にもかなり問題があるタイプの美少女がかなり流行っていたイメージがある。完璧どころか最悪なのが良いみたいな。
その最たるものをこの曲で感じた。ギャルみたいな文字の使い方と俺たちオタクみたいな語彙。魅力があるのもうなずける。すごい。

でも鬼童女さんなんてイカツい名字を始めとした文字の数々を見ていたからてっきりシャウト系の邦楽だと思ってたな。こんなかわいい曲から強くて怖くて傍若無人の女が出力されてる。良い。
二つ名、歌詞の「それって謂わばアンチ人類だ」か!いい再解釈だ。ちゃんと強そう。というか実際かなり勝ち上がってここまで来てるし。良いな。好きです。


堕天せし狂戦士(バーサーカー・シスター) バーバラ・クリティアンセン

イメソン:激情とウンザウンザを踊る
アーティスト名:バックドロップシンデレラ

バーサーカーシスターって好きすぎる!!!!
ええ…こんなかっこいいロックサウンドを纏ったシスターが慟哭と共に敵をなぎ払うんですか…?そんなのオタク全員大好きに決まってる。

バックドロップシンデレラさん、ちょっと調べたらマジで楽しそうにライブされてる。お客さん含めてみんなで踊って騒ぐ感じのロックで、こんなバンド好きになったらそら人生楽しいだろうなと思う。俺もこの曲で腕振って跳びたいよ。

聖堂みたいなところで「今なんもない心に かすかに残った激情の 明かりを灯し続けろ!」を叫ぶ。後ろでドラムもベースも大暴れしてる。最高。

聴いてると絶望の淵から這い上がって来てる?こういう曲の解釈って全然したことないから変なこと言ってたらごめん!でもどうしようもねーーってワンルームで大の字になったあの時から少しずつ溜めてきた感情を、これからの為に体力全部と発散してるような感じがした。主観的な好みもあると思うけど。
自分で話して、というか歌ってはじめて自分の中に確立できる想いって絶対あって、この曲のサビは"歌にして初めて言語化できた感情"っぽいなと思った。自分のノートやツイート、ましてや人に話したこともないものを初めて歌にして全世界に配信するってロックで良くないですか?

でもこういう曲ってそんな小難しいこと考えないでただカッケ~~~と思いながら聴くのが一番良いと思うのでそうしましょう。カッケ~~~~~!!!!


【太陽系の果ての君へ】軌道薙ぎ払う一矢 白虹 瑠雨(しらにじ るう)

イメソン:エッジワース・カイパーベルト
アーティスト名:PEOPLE1

今回のイメソンの中で、この曲が一番刺さったかも。曲を好きになったおかげで同時に白虹さんも好きになり、挙句FAもこしらえる始末。みせるね。

記事もかかずに五時間半を費やした。

白虹さん、好きです。

規模が大きすぎるものを目の前にした者のちっぽけな心、みたいなものが大好きで、叫ぶようでどこか楽しげなボーカルも大好きなので、散々な有り様になっています。
前半のメチャクチャ等身大な、とてもじゃないけど主人公なんかじゃない歌詞がすごく良い。エッジワースカイパーベルトって死ぬほどデカいやつなんだからその包容力を書きたくなるのに、俺たちくらいの小さなものを置くことでその大きさを際立たせるのカッケ過ぎる。俺の目の前全部に満点の星空が煌めいちゃうよ。
それでその大きさを体感した最後に、そのまま「思い残したことなど、何一つとして無いのだ」と言い切って広大な宇宙へとんでいく構図が素晴らしすぎる。

そんでこういう曲のアウトロって長ければ長いほど良くて、なぜならライブで流れた時に「この曲が一生終わらなければ良いのに」って思えるから。上のURLはライブ映像のYouTubeリンクですが、みんなですごい曲を聴きながらタオル回して跳んで跳ねて、ものすごい爽快感に包まれている。この空間って音楽が続く限りずっと在るんだってビシビシ伝わってくる。こんなライブ終わって欲しく無さすぎるに決まってる。
この尊い時間をYouTubeに切り抜いて置いておける、この文化にありがとう。

PEOPLE1は冒頭のSpotifyトップソングにある通り『Re:銃の部品』で超絶の衝撃を受けてから聴き続けていて、『怪獣』を経由してから今は『夏は巡る』に落ち着いていたところだったのでマジで好きなんだと思います。教えてくれてありがとう。


『螺旋を描き、共に底まで』"狂転導魑" 螺焦 輪廻(ねじれ りんね)

イメソン:UZUMAKI feat.ゆるふわギャング,OZworld
アーティスト名: DJ CHARI & SHINTARO

ヒップホップって最高~~!!
MVのTRICKみたいな宗教っぽさとガラクタ感が相まって胡散臭くてメチャクチャ良い。ロー過ぎるビートも「聞くドラッグ」としてかなり良い仕事をしていて、おかげで脳直で響くから丸々聴いててももっとくれ!と思う。ラップも単語一つ一つにちゃんとパワーがあってかっこいい。本当に溺れるような、顔の周りをじわじわ侵食してくるような曲で最高だ。
女性ボーカルの方のウチら最強感がかなり好きだったな。飄々としてるのにスカした奴にはちゃんと睨みをきかせてて、繰り返しのところも淡々と、でも爪はしっかり研いでる感がすごくシビれた。

名前!流石にかっこよくて強そう過ぎる。四字熟語に読みが同じ別の漢字をあてるやつが大好きだから"狂転導魑"で最高!!!って言った。
「ぬけられない渦Guru Guru」って螺焦輪廻さん過ぎて良い。最高のイメソン。
今回におけるイメソンって戦闘用BGMか登場曲かだ思うんだけど、ここに関しては完全にイントロで入場、フックで不気味蹂躙の図が完成していて美しかった。
ラストの白虹さんとの決勝も構図がアチで良かった~~、優勝おめでとう!!!!

こっちも曲送った個にオススメ沢山(マジで沢山)もらったんだけど、例に漏れず聴ききれん!!ごめん!!!yabba dabba doo!とかはうおっ!と思いました!!ヒップホップ好きだしめっちゃ聴くからね!!!


終了!
今締切日の朝4時です。なんとか書き終わって良かった~~

今回で新しくお気に入りの曲が見つかった人がいたらいいなと思います。
自分から言えるのは、ももいろクローバーZを聴いてくれということだけです。

ここまで読んでくれてありがとう!もっかいハブ記事を貼っておくから他の記事とかも読んで~~!!

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