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MaBeeeを使った宝探し「Roco-Colo」をつくりました

はっきんぐパパです。

こちら思い返すともう2年前…MaBeee祭というものに参加した時のものです。娘と遊べる宝探しゲーム「Roco-Colo」を作りました。
こちらもはっきんぐパパnoteで書き直したいと思います。

開発の背景

MaBeee祭にでてみようというのが大きく背景にありますが、この手のデバイスどうしてもスマホを触らせがちになってしまうこと・家遊びメインになってしまうということが個人的に気になっていたので、
しっかり外で楽しく一緒に遊べるものを作りたいなと思ったのがきっかけ。

・子供はスマホを触らないで遊べる
・家の中でも外でも遊べる
・(子どもが遊ぶので)複雑な動作を必要としない

ということで上記3点を気にして作りました。

Roco-Coloの仕組み

MaBeee祭だったのでMaBeeeという乾電池IoTデバイスを使う必要がありました。

基本的な仕組みとしては

・宝箱+MaBeee(MaBeee-BOX)のお父さんがどこかに隠す箱
・ネックレス型のデバイス(Roco-Colo)
 ※ネックレスにしたのは娘がほしがってたから

この二つの箱で遊びます。
MaBeeeには電波の強さを測る仕組みが実装されているので、近づくと電波が強く、離れると電波が弱くなるということを見ることができます。
その、電波の強さを使って、MaBeee-BOXに近いかどうかをRoco-Coloの光の色で判断し、MaBeee-BOXを探します

Roco-Coloの仕組み
こちらはRedBearLab BLE Nanoを使いました。他に、LEDと照度センサが入っています
これがスマホと接続し、スマホからMaBeee-BOXの電波の強さをみにいきます。その強さによって
弱い(MaBeee-BOXから遠い)-赤
近い
(MaBeee-BOXから近い)-青
とLEDの色を変化させることで視覚的にMaBeee-BOXから近いか遠いかがわかるようにします。
また、これだと曖昧な位置しかわからないので、青く光った時に Roco-Coloをぎゅっと握ると、MaBeee-BOXから音がなるようになっており、正確な位置がわかるということになっています。

MaBeee-BOXの仕組み
こちらはMaBeeeとArduino Microが入っています。
こちらは隠される側。MaBeee-BOXからは電波の強さをスマホに送っています。このスマホが近づくと強く、離れると弱くなり、Roco-Coloの光り方が変わります。
また、Roco-Coloがぎゅっと握られた時に、MaBeeeからの電流量を最大にし、音がなるようにしています。

Roco-Coloの遊び方

前準備:MaBeee-BOXとRoco-Coloをスマホに接続。
    スマホは子どものリュックに入れます(スマホはもう触りません)

1:MaBeee-BOXを隠します
2:子どもにスマホの入ったリュックとRoco-Coloを渡します
3:Roco-Coloを持って、子どもがMaBeee-BOXを探します。
 - MaBeee-BOXから遠いとRoco-Coloは赤く、
      近くにあると青く光る
 -青く光った時にRoco-Coloをぎゅっと握ると箱から音が鳴る
 と伝えて始めます
4:MaBeee-BOXを見つけたら、中に入っているお菓子を食べられます

大まかな距離を光で確認し、詳細な位置を音で把握するという流れですね。単純に近づいたら音を出すということもできましたが、それだけだと面白さに欠けるなと思い、
「青く光ったらROCO-COLOをぎゅっと握ってね」
という子どもでもわかるような「握る」インタラクションを加えました。

おわりに

当時はまだ3歳だった娘。子どもと遊ぶものを作る時は極力シンプルに伝えられるように気をつけました。「色と音」という子どもがわかるもので遊びを作ることで楽しんでもらえるものになったと思います

引き続きはっきんぐパパをよろしくお願いいたします。
(1ごうの元記事はこちら↓)


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