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100文字の世界と200文字の世界と300文字の世界

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「#100文字の世界」への投稿作品と100文字でおさまらず200文字に広げた世界の作品たち。だけでおさまらず300文字も範囲内ということに。。
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#言葉遊び

レゾンデートル

長い白夜のなかでパンを食べる 湿った密林のなかで紫煙を吐く 腕に浮き上がる薄ら青い血管 小…

はっくー
2年前
6

音鏡と七つ星

絞り出した叫びを映す鏡 飛散した音 時を曖昧にする紅掛空色 見惚れる罠 精巧に描いた感情の贋…

はっくー
3年前
10

見えない星に向かって

星が瞬いているとしても きっと今は何も見えない 湿気を帯びた重い空気が 渇いた仮面のヒビを…

はっくー
3年前
21

不確かな忘却

此岸の端に座ったまま 黄金色に輝く雲を見て 世界を解ったつもりになった 瓦解するの誰かの夢…

はっくー
3年前
22

煙に巻く

心臓の音に耳を傾けながら 輪っかになる白い煙を見ていた 今日を生き切ったのはたまたま そん…

はっくー
3年前
19

月と眠る世界線

繭かと思ったら小さな綿アメ 中から出てきたこんぺいとう 体温で溶けた甘い銀河の星くず やわ…

はっくー
3年前
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惑星の囁く希望

薄明かりのなか思考の澱が目立ち始め 上澄みだけをすくえばすくうほど 残された濃度は高くなることに気づく 少しの衝撃で濁り前後不覚に陥り そのうち力の抜き方を忘れ体は強張る 巻き戻せずに進むしかない時間に 乗ることも付いていくことも叶わない 世界のリズムとズレていることを 認識したら歩みを止めて呼吸だけする いつしか新しいリズムが生まれて 心が踊り笑える本能的選択で生きてく 「世界は絶対にまた戻ってくる」 惑星がそう囁いた

波を見て呼吸をする

変わらないことへの不安 変わることへの恐怖 変わらないことへの恐怖 変わることへの不安 変…

はっくー
3年前
19

花溜まりの上では

近所の公園にある桜はほとんど散った 小さな花びらがどれだけ舞ったのか 地面には花溜まりが…

はっくー
3年前
23

無邪気な細胞

ベッドのふちに腰掛けて 雨音を聞きながらうつらうつら このまま電気を消したら 雨音も聞こえ…

はっくー
3年前
27

野生の残香

黒猫が少し先を横切って その目線からは高さの検討も 難しいであろうブロック塀を しなやかな…

はっくー
3年前
26

supernova

捨てられていた時間を拾った このままだと光は消えない 命の火は勢いを増し燃え盛る 止められ…

はっくー
3年前
21

散って迷い人

目的地があるわけでもなく 歩みを散らすから「散歩」 ぷらぷらしながらふと思う 「散歩がてら…

はっくー
3年前
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アオイカレイドスコープ

海が手のひらにすっぽり入るくらい 空が目のなかにまるっと入るくらい そんな小さな世界にひろがっている 青も碧も蒼も鏡のなかに全部いれて 覗きこんで回したら何が見えるかな アオイロだらけのカレイドスコープ 鏡の夢幻