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スタジオにて生アンプを鳴らす

先日、久々にスタジオで生アンプを持ち込み、音作りをやりました。持ち込みは自分所有の5150です。(パネルキラキラ仕様にしてる。)

自分の5150。キャビはスタジオのMしゃる。

生アンプと書きながら、改めて生アンプって何やねん?と。

生(なま)って?

1、食べ物の加熱、殺菌など加工していないこと。
  「生魚」→「生アンプ」違うな(笑)食べ物じゃないな。
2、作為がなく、ありのままであること。
  「生の声」→「生アンプ」それっぽい。
3、録音録画ではない演奏や番組。
  「生番組」→「生アンプ」どうだろう?
4、いい加減、中途半端。
  「生返事」」→「生アンプ」違うな。
5、生身の性器。避妊具つけない性行。
  絶対違う(笑)
6、少しばかり、なんとなく。
  「生ぬるい」」→「生アンプ」違うな。

やっぱり2番かな。人工じゃないシミュレートじゃない真空管アンプだ!
ってことかなと。

コロナ禍で生ライブもなく、オンラインやDTM作業が多い中で、ライン機材に慣れすぎてる自分もいるんですが、どうも自分としては演奏がしっくり来ない。
他人の動画を観てると若い子が物凄いギタープレイを軽々としているんですよね。「いったいこのプレイはどうなってるんだ!?」と。

で、生アンプ大音量でスタジオに数時間こもってみて思ったのですが、
圧倒的な音圧をどう制御するか?っていうテクニックが身体に染み付いてることに気付いたのです。(激しいメタルサウンドの話し限定ですよ。)
あのフラッシーなHigh成分が飛び出し、少し遅れて「モワッ!」とお尻に空気振動を感じる中低音が来て、最後にお腹にモロに来るゲ○出そうな「ズーン」という超低音がズッシリやってくる一連の流れのヤーツです(笑)
この技術に30年余り右手も左手も慣れていて、ライン機材だとどうもしっくり来ないと思っていた原因が掴めて気持ちはしっくり来たって話です。

細かく説明すると、ライン機材だと、あの「モワッ!」と「ズーン」が、上部(うわべ)の音色(ねいろ)としてだけ再現されてます。もちろん空気振動は感じない、けど音色(ねいろ)は聴こえているっていう、色は透明の水だけどバッチリとコーラの味です!っていう中途半端な感じと説明したらいいでしょうか。

これはシミュレーターと生アンプの良し悪しの話ではないです。
一個人として生アンプに対してのテクニックが何十年にも渡って染みついていて、それがライン機材では上手く作用しないというか、時には邪魔をするというか、変に力んでしまうことがあるのはこのせいなんだと理解できたという話です。

「ドーン!!」と弾いてるつもりが、「トンッ」って音で帰って来たら
「なんやーー!もっと力入れたるわ!」ってなるでしょ(笑)
力を入れても鳴らないものは鳴らないんだけどね。
という悪循環の理由が分かったのは今後のサウンド作りやプレイにも影響するギター人生レベルの話なので、自分にとってはとてもデカい気づきでしたので、メモの意味でもnoteに記しておきました。

皆さんの参考になれば嬉しいです。

そんな小林機材の生アンプを体感していただくイベント
5/28(土)サウンドメイキング・セミナーforギターを開催です。
詳細はこちら↓
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と、2月に書き始めたんだけど、

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