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【JCG準優勝】BO3用ハデスネクロのすゝめ

始めに

こんにちは、タッツーです。
先日行われたJCGで準優勝させて頂いた際に使用していたハデスネクロの強みを知っていただき、ぜひ使ってもらいたいと思いましてnoteを投稿することといたしました。
一応BO3用の構築ではありますが、ランクマ環境でも高い勝率を出せるレシピなので軽く目を通していっていただけると幸いです。

ヘッダー画像はドライスイッチさんにいただきました。画像編集できない雑魚にカッコイイ画像を提供していただけたことに感謝を。

無料部分で
・採用&不採用カード理由
・基本マリガン&立ち回り
その後の有料部分で
・現BO3環境でのハデスネクロの強み
・各対面の意識するべき事項
を書いていきます。無料部分だけでも読んでいって頂けると幸いです。

新環境始まってから1ヶ月半、ほぼこのデッキだけ調整してきたので少しでも参考になればいいと思っています。あまり長い前置きも良くないため早速採用カード解説に入りたいと思います。

構築について

RAGEの出場時や2回JCG決勝トーナメントに進出したときは全てこのレシピを持ち込みました。
RAGEの際も5-0と無敗のレシピだったので今環境最強の40枚だと自負しています。

火車がないことや死を知る者が2枚しか入っていないことが少し特徴的かもしれません。そこについてもなるべく詳しく解説していきます。

採用カード

ゴブリン

1/1/2バニラというシンプルなカード。基本はアグロデッキでの採用が多いイメージだが、エンハンスが無い1コスであることから今回のデッキでは自壊の弾やコア起動に使いやすいといった点で採用。このデッキでは百鬼夜行のサーチに引っかからないニュートラルである事も強みの1つ。

 

百鬼夜行

最新弾に収録された最強カード。妖怪ネクロでもお馴染みのネクロフォロワーサーチ効果だけでも十分すぎるほどに強いのにも関わらず、葬送ギミックにより後述するララとの相性が非常に良い。ハデスネクロの数少ない確定枠。

 

フロートボードマーセナリー

安定と信頼のピン刺し枠。今回はコア確定では無いものの、持ってくるカードはコアかマシンエンジェルという強い2択であり、グールの優秀な弾にもなる。自分自身を持ってくるのが弱すぎるので2枚以上の採用は厳禁。

 

極光の天使

強いことしか書いてないカード。式神、アマツを1枚で見てくれる上、その他対面でも進化時効果を利用して相手の面を狭くする動きが非常に強力。ララで使い回したい1枚。

 

グール

ドローソースその1。プロダクトマシーンやマーセナリーを贄にすれば盤面を強く保ちつつ山札を捲れる。後半になるとあまり置きたい場面が無いため序盤で使い切るつもりで動く。百鬼夜行の玉にもなる。

 

悪意の憑依

ただただ強いカード。2面処理、相手のライフを6の倍数まで詰めれる他、コアを割れる、守護裏の体力7以上を冥府やタルタロス圏内に押し込む動きもできる。次で落ちるのが辛い。

 

マミーコック

ドローソースその2。といいつつ基本は4点回復の方をメインに使い、相手のリーサルをズラす。7Tにゴブリンコアマミーコックの動きで起動しながらリーサルをずらすのが強い。序盤に来るのがあまり強くないため2投。8Tの極光→マミコ→マミコで相手を冥府の底に叩き込むことも。

 

ソウル・コア

上振れを強くしながら安定感を高める良カード。2枚割って高速起動を狙うのが1番強いが、ララハデスが出来なかった時に1枚でも割れていれば起動ターンを大きく早めることができる。ハデス様の忠臣。上振れ値を高めるためにも3投。

 

ソウルテイカー・ララ

今回のデッキの軸。百鬼夜行の追加により多少の安定感と更なるスピードを手に入れた。新たな相方としてギンセツを得たことによってデッキ全体の耐久力も上がり、アマツやアグロ系のデッキ相手に有利をつけれるようになった。

 

マシンエンジェル

2コストで墓場を3枚増やせるカード。グールやギルトの弾にしやすく、雑に投げても仕事するのが偉い。8コストでは滅多に使わない。2Tはこいつから動きたい。

 

死を知る者

ララのギミックを発動させるためのカード。百鬼夜行から持ってきたくないが、無いと回らないカードというなんとも扱いの難しいカード。調整段階で2コスト使って盤面に干渉できないというのがあまりにも弱すぎたが、かといってこれ以上減らすと安定感が落ちたため2投。ごくごく稀に8コストで出てくる。

 

イグジストソード・ギルト

所謂ソウルコンバージョン。8コストで使ったことは無い。盤面を埋めない自壊札である点が優秀であり、盤面にフォロワーを残さない動きを作れるカードだが、コンバージョンと違い8ppあると使えなくなるのは注意。ララで生成した0コス札を使い回す際にも使えるため3投。

 

大妖狐・ギンセツ

今期ネクロを支えるエースカード。圧倒的な展開能力により回復、盤面処理を1枚で行える。アクセラレートでの運用も優秀であり、堅牢なる天使が抜けた枠を上手く埋めてくれた。ララで使い回したいカードであり、攻撃力1であるため百鬼夜行との相性も◎。基本的にどの対面でも腐らない。

 

昏く淀むもの・タルタロス

ララハデスのお供。場に出ることはあまりないが、1コストで墓場を2枚増やせるのはハデスネクロにおいてはシンプルに強力。また、式神対面での先6クオンやアグロ系デッキの展開をララと合わせて5コストで一掃できる為、補完的な側面もこなしてくれる。葬送札が無くてもララで使えるのも優秀。便利だが無くても回るため2投。

 

冥界神・ハデス

核。いくら周りが強くなってもこの御方がいないと始まらない。式神や妖怪に有効なAOEに加え、コンエルに強い毎ターン6ダメージと今の環境に絶妙にマッチしている。冗談抜きに今環境最強クラスのフィニッシャー。

 

不採用カード

秀才の死神・ミーノ
コープスドッグ
プリンゴースト・ミヤコ

ゴブリン同様1コストであり、ミーノは墓場効率面で、コープスドッグとミヤコは処理面でゴブリンより上のスペックを持つ。しかし今回のデッキでは百鬼夜行から持ってくるネクロフォロワーを極力絞りたかった為不採用となった。

 

沈黙の詩

ララ後のタルタロスやギンセツを残したり相手の守護やラストワードを貫通できる上、最悪の場合でも1コス1ドローになる実は悪くないカード。しかしシンプルに採用する枠が無く、打ちたい場面もそれほど多くなかった為不採用。

 

ソードエンジェル・エフェメラ

実質的に2/3/1突進のニュートラルフォロワー。百鬼夜行との相性も良く、相手の3Tキョウカを咎められるのは優秀。しかしそれ以外で刺したい場面は少なく、わざわざ枠を割くほどでは無いという判断になった。

 

禁絶の腕・ニコラ
機械鋸の死運び

ニコラは墓場肥やしと詰め、鋸はリオード等の処理とどちらも強いカード。しかし百鬼夜行とマーセナリーのどちらのサーチにも引っかかるのが痛すぎた。

 

スカルクレイン

百鬼夜行との相性もいい2/2/2という強カード。こちらも上記と同様にネクロフォロワーを減らしたかった為不採用。

 

バトルキョンシーガール

3/3/3進化後墓場+4と冥府と相性が良いように見えるカード。しかしこれを置いている暇があるなら他の動きを優先した方がいい上、わざわざ枠を割くのが勿体ない。たとえネクロフォロワーじゃなくても不採用。霊魂再生があれば採用されていたかもしれない。

 

火車

3/2/1を置きながら2枚サーチできる妖怪ネクロのドローソース。このデッキでもサーチ先が絞れているため強いのだが、グールを2枚持ってくるのが弱すぎるので不採用。ネクロフォロワーなのもマイナス。採用する際はグールを抜くこと。

 

魂の抜き取り

百鬼夜行のサーチに引っかからない葬送札であり、除去札なのも強い。しかしララのギミックを起動するのが7Tになるのは流石に遅く、死を知る者以上の活躍が見込めなかった。

酒呑童子
妖怪ネクロの軸。このデッキだと0コスにしたギンセツを走らせることがメイン。後手4で置く分には悪くは無いが、相手の盤面やライフを削るのはハデス様とギンセツ、タルタロスで十分な上にネクロマンスの存在で4Tでも置きづらい為不採用。そもそも走らせたいフォロワーも少ないため冥府特化の方が強い。

 

呪殺現場

リオード絶対殺すマン。刺したい相手が少ないため不採用。リオードが増えるなら一考の余地あり。

 

永遠の花嫁・セレス

ただただ強い札。しかし7T起動を基本とするこのデッキでは5コストが重いことや永遠の誓いが要らない点、そもそもネクロフォロワーであることから相性が悪かった。

 

エカテリーヌ

少々重いものの百鬼夜行のサーチに引っかからない回復札。ララで上手く0コスにしたり、起動後に置く隙があれば強いのだが、ネクロフォロワーである点を差し引いてもマミーコックの方が使いやすかった。


 

マリガン


確定

マシンエンジェル、ハデス様(僕は返してますが好みで百鬼夜行もキープ対象)

 

セットでキープ

ゴブリンorマシンエンジェル+グール

対面次第

ソウル・コア(D,R対面)、ギンセツ(アマツorアグロ対面)

過去に「ララはキープしないのか?」という疑問を投げられたのでそこだけ解説しておきます。
確かにララを絡めたムーブは強いのですが、
・最悪ソウルコアさえあれば勝利までのルートは作れること
・ララをキープしても少なくとも4Tまで使えない札である
・葬送札が引けなかった場合完全に腐ること
・百鬼夜行でサーチが可能なこと
の4点よりキープの対象にはならないと考えています。
「じゃあハデスのキープはどうなんだ」というのに対しては、ララと違い引かないと勝てないカードであり、腐らないためキープ対象にしています。

ゲームプラン


4Tまでは延々とドロソを回し続ける。
その後はララからの動きを狙いながら、最低限の盤面を維持して7~8Tの冥府起動を狙っていくのが基本のゲームプランです。あとは耐久しながらリーサルの取れるターンまで粘るだけの簡単な作業ですが、それの組み立てが難しいデッキではあります。

また、他の方も言われているかもしれませんが、ララで0コストにしたカードは直ぐに展開しないことをオススメします。
0コスト→自壊→ララの動きで使い回す動きのアドが大きいため狙って行った方が良いです。


起動ターンが他のデッキの展開するターンに比べると決して早くは無いため、極光やマミーコック、悪意の憑依の切り方が重要になってきます。これら3種は対面別で使うタイミングが大きく違うので、ここから先の有料部分ではそこを含む対面別の立ち回りを解説していきたいと思います。

無料部分はここまでです。採用&不採用理由が多かったためかなり長い文章となりましたがいかがでしたでしょうか。これを機に強いハデスネクロが増えれば僕としても嬉しいです。
ここからは僕がJCG等の大会の際に意識していることを中心とした文章です。興味のある方はご購入して頂けると幸いです。

また、アディショナルカード追加後の環境に関しては、僕の方である程度調整が出来次第追記をしていこうと思っています。恐らく有料部分への追加が多くなるとは思いますが、無料部分に書くべきことはこちらに書こうと思っているのでよければその際にもご拝読ください。

それでは一旦区切りとさせていただきます。ここまでのご拝読ありがとうございました。

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