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【小咄】積み荷が多いと「駄」になる。

わーーーー!!だめだめだめ~!!!

毎日多忙でもうダメ~☆

みたいな人も多いのではないでしょうか。
僕もそういう感じです。

まぁさておきまして。
今日はちょこっと漢字のお話と、
熟語について少し話そうと思う。

「駄目」という言葉は囲碁用語から

もう見出しとWikipediaのリンクで完結しそうな
お話なのだけれども、元々。
「駄目」という言葉は
囲碁用語から来ているとされている。

ちなみに囲碁における「目」というのは
「石を置く箇所」というイメージでOKだ。

囲碁の終局時に、
「そこに置いても意味がないよ」
というところに置く石の「目」を
「駄目」というらしい。

これが僕らのよく知る
「ダメ」なのである。

「効果がない」「やるべきではない」
「良くない」「悪い点への注意」とか
色んな意味はあれど、ここがベースだ。

ちなみにトドメを刺す時に
「ダメ押し」みたいな表現も使うのだけれど
それは昔の日本ルールにおいて、
終局時の「場の整地」」として、
互いに上記の「駄目」を置き合うという
文化みたいなものから来ているようだ。

もっと言うと、置いた石において
空いている四角も「駄目」というらしい。
つまり駄目が全て埋まると、石を取られる。
ちなみに囲碁の格言には、
「ダメの詰まりは身の詰まり」みたいなものもある。

無駄なとこに石を置くのはダメ!というよりは、
下手に「駄目」を詰めると、
そこからひっくり返されるよ!!
気をつけなはれや!!!
みたいな意味だ。

「駄目」という言葉が囲碁用語から来ていて、
何種類か意味があるよ!くらいの認識でOKだ。

「駄」ってそもそもどういう意味なの?

駄目の由来はなんとなく伝わったはずだ。

なるほどなるほど。
「ダメ」とは「駄」な「目」かと。

じゃ「駄」ってそもそもどういう意味なの?
となるわけである。 で、ざっと調べてみたところ、
「駄」という漢字は、
元々は「馬」に「大」と書かれた
象形文字から来ているようだ。

大は人を指し、それが派生して、
荷運びの様子になったらしい。

ちなみに「駄」と書いて
「荷負い馬」とも読む。 駄馬もダメな馬ではなく、
荷運び用の馬というのがベースの意味だ。

ちなみにもっといえば、駄馬の意味には
「乗馬用には使えない、上等でない馬」という
ものもあるようだ。

駄作とか、駄菓子とか。
そういう「粗末」とか「上等ではない」とか
「価値が低い(ない)」みたいなのも
そのへんと繋がってくるのだろう。

※「無駄」の駄はもともと「陀」で、
音を当てているとかそういうハナシまで
するとややこしくなるのでやめておく。

その積み荷を下ろせば良いのでは?

で、だ。
冒頭の、忙しすぎてダメだ~みたいな。
馬車馬のように脇目も振らず頑張るだけの
スーパー忙しい人生で、結果的に積載オーバーで
ダメになってしまうこともあるわけだ。

僕もオーバーワーク気味のときは
よく体調を崩すし、自己管理が甘くなる。

なので、たまにだけど
「その積み荷を下ろせば良いのでは?」と
考える時がある。

我々は馬ではないし、むろん駄馬でもない。
なので、目的地まで荷のないままに
走る瞬間があってもいいとも思う。

「ダメなやつ」のレッテル張られてる人も、
もしかすれば、荷が多すぎるからかもしれない。

背負うことが目的なのではないし、
背負って歩いていくことは、
目的というよりは方法であって、
目標のための手段でしかない。

そりゃ駄馬にも積載量はある。
ほどほどが重要で肝要だ。

そんなことを考えた。

なにかしら背負って、みんな生きている。
その積み荷を全て降ろしたくなる瞬間も
あるかもしれないのだけれども。

やもすれば、背負えるものがあるだけ、
僕は幸せなのかもしれない。

ってな感じで。
色々とまとまりのないことを連連と書いた。
不要でダメなところも多いし、
削るべき箇所も、見直すべき表現も多い。

わかるかい、こういうのを駄文と言うのだよ。


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