テレビ東京で深夜に放送していたドラマ『何かおかしい』の続編、『何かおかしい２』についてのネタバレ考慮なし、感想・考察です。
（2023年のテレビ放送時に、以前の記事をやや手直ししてます）

シーズン２  第７話『ほんもの』

ネタバレ感想・考察書いていきまーす。

◎ナーハーチャンネル？

やっと、ラジオ東京退職後の花岡さんの活躍内容が出てきましたね。
『ナーハーチャンネル』ですか……

暴露系のチャンネルなのかな？
怪しげなサムネイルばっかり……😅
『ナーハー砲』って（笑）

なんだかんだ、ゴシップはみんな好きだもんね〜
チャンネル登録者数198.4万人！？
すげー！

◎今回のゲストは

新進気鋭の劇作家・演出家の『峯岸　作（みねぎし　さく）』がゲスト。

なんだろう、もとから空気読めない人なのか、孤高を気取ってわざと読まないのか……
登場から早速、スタジオの空気感は微妙。
全く愛想がないゲスト（笑）

「演出家という立場を利用して、俳優に過剰な要求をする事例が多発している」のを許さない峯岸は『Mine Too（マイン　トゥー）運動』を提唱。

多くの賛同者が声を上げていて、世間で話題の人である。

スタジオでは峯岸の『劇団ほんもの』での稽古の様子が流される。
う〜ん、ボールじゃない重いもの投げあってるようにしか見えなかった（笑）

◎本日のオビナマは２本立て企画

・１本目は『峯岸　作』と『Mine Too運動』を取り上げ

・２本目は『ナーハーチャンネル』で話題の【オガミサマ】をオビナマでも呼ぶというもの。

峯岸のおばあちゃんをイタコ的に降ろす予定みたいですね。

ナーハーの方で「心霊×暴露」とか不穏なこと言ってるぞ〜
この時点で、今回のターゲットは読めましたな……

◎看板女優『高宮エリカ』

「ただ水を飲むだけではつまらない」と呟いた峯岸は『砂漠で遭難してる人の目の前に水が出てきた』演技を唐突に始めて、スタジオを凍らせる。
みんなのキョトン顔が笑える。
何だったんだろ……

一方で、SNSでは『高宮エリカ』という名前が出てきて、妙な盛り上がりを見せていた。

役作りのために、腕の骨折ったり、丸坊主にしてきたりと、演劇のためには過激なことも厭わない女優らしい。
劇団の看板女優だったエリカは、５年前に失踪しているという。

未だに人気があって、エリカの現在を知りたい人はたくさんいるようですね。

峯岸もエリカの現在は知らない様子で『その道　走る　ワタシ』の公演を最後に消息不明だと言う。
「私の演出についてこれなくなったのだろう」と峯岸は言ってますが……

◎スペシャルコーナー『教えてオガミサマ！』

上村のアテンドで次の企画【オガミサマ】の収録場所へ移動する峯岸。

さっきの寸劇でこぼした水を台本クシャクシャにして拭き取ってから出ていったのか。みんな苦笑。
神経質なのか、雑なのか……？

オガミサマと峯岸は小部屋に２人きりになり、早速儀式が始まる。

サイバーネットの会社に、よくこんな怪しげな部屋ありましたね……

峯岸の祖母を呼ぶ予定だったが、”峯岸と話したいという霊”が降りてきたため、急遽そちらと話すことになる。

誰かと思っていると、なんと【高宮エリカ】と名乗った！

スタジオもSNSも「高宮エリカは死んでたの！？」とざわつく。
峯岸は「おばあちゃんに会わせて」と言って【エリカ】と話す気はない様子。

◎峯岸のエリカへの『演出』とは……？

部屋を出ていこうとする峯岸にすがり「あなたもよく、私を逃げられないようにして演出してくれましたよね」と言う【エリカ】。
【エリカ】が念じると、扉の鍵が閉まり閉じ込められてしまった！

上村も近くにいないようで、そのまま続行される。
そして花岡から『タレコミの動画』がスタジオに転送されてきて、場はさらに騒然となる。

タレコミ動画には、なんと峯岸が劇団員に酷いハラスメントをしている様子が映っていた……！
案の定、提唱した本人が『Mine Too運動』される側ですよ～

「リアルを追求するための演出です」と白々しく言う峯岸をひっつかみ、【エリカ】は動画のハラスメントと同じことをやり返す。

峯岸が水に顔を無理やり沈められても、「SNSが盛り上がってる」と面白がって止めようとしないオビナマスタッフ。
倫理観がいつも通りです😇

やられた恨みをやり返す、エンターテインメントとして楽しんでるなコリャ。

◎峯岸さんは私にとって神様です

次に流れた動画は、エリカと峯岸にインタビューをしている映像。　
「峯岸さんは私にとって神様です」と言って心酔してる様子が伺える。

「あんなこと言われて〜」云々インタビュアーが言ってるから、ハラスメント映像はこの人たちが撮ってたのかな？

給料も無く、ハラスメントを受けても『演出』の一環だと喜んでる……
ビンタされて「ありがとうございますっ！」だよ？
うう〜ん……地獄……

インタビュアーの後ろに、水責めに使ってた桶が見える……

◎オガミサマの正体はエリカ！？

【オガミサマ】の顔が露わになり、変装してた高宮エリカだった！と皆騒然。
いや、最初から読めてましたけどね（笑）

『その道　走る　ワタシ』の公演でのエリカは「本当に腕が折れてる」と言ってましたが、まさか峯岸が折ったとは……隠しカメラっぽいよね、この映像。

これ、他の”天才女優エピソード”のやつも、自発的にやったんじゃなくて、峯岸に強要されてたのでは……？

腕折られて、ようやく”おかしい”と気づいて逃げたのかしら……

◎これは仕組まれた復讐劇？

雨穴さんの解説で、「エリカは（Mine Too運動の）このタイミングを狙って復讐をしたのか？」「上村は何も知らずに峯岸をゲストにしたのか？」というような疑問を投げかけてました。

その答えはコチラ。
【オガミサマ】の説明シーン用の映像を撮影をしたエリカが「大丈夫ですか？うまくいきますかね？」と不安げに会話してる相手は、花岡らしき声。

「大丈夫ですよ。任せてください。協力者もいるんで」と答えてますが……
『協力者』って、十中八九、上村さんですよね……？

花岡が復讐プランを企画、そして上村率いるオビナマで復讐を実行してる感じですか？

◎気になったこと諸々

・『Mine Too』って峯岸（Minegishi）の『ミネ』の部分とかけてるんですかね？
あと『Mee Too』は「私も◯◯された」ニュアンスですけど『Mine Too』だと「私の物も◯◯された」って感じなのかな？
峯岸は役者を自分の所有物感覚で見ていたとしたら怖いですね……

・峯岸の腕折ったあと笑い声響いてましたけど、最後２人して笑ってませんでしたか？
女の笑い声が２つ重なってるのよ。
エリカが復讐達成して笑うのは分かるけど、ここで峯岸も笑う？

・「福島か宮城の劇団で幽霊の役になりきるために自殺未遂〜」という書き込みあったけど、東北地方が発祥の【オガミサマ】で『口寄せされた幽霊』の役を今回やったわけですよね。
ちょっぴりリンクしてるなぁ。

・ポスターによると2016.9.3〜9.5 （2022年から6年前）に『その道　走る　ワタシ』が『劇団ほんもの』の旗揚げ公演とされている。

旗揚げ公演とは、新たに結成された劇団の１作目の公演のこと。

峯岸がエリカは『その道　走る　ワタシ』（2016年）を最後に消えたと言っていたが、そうすると旗揚げ公演の第１作目にしか出演してないことになる。

噂話の域は出ないが、天才女優エピソードはいくつもの役柄について挙がっている。
あれは劇団を立ち上げる前の話なのかな？
１作目にしか出演してないのに『看板女優』と言われるのも不自然なような🤔

エリカは6年前（2016年）の旗揚げ公演のあともしばらく居て、５年前（2017年）に失踪ならば、総合的におかしくもないと思うのだけれど……

峯岸とSNSの証言が食い違うんですよねぇ。考えすぎ？

・あと、あのインタビュー映像はいつ撮られたのかな〜
萬田戯曲賞を取って有名になったから来た取材なら2016〜2017年の間だろうけど。

劇団員がみんな文句も言わず、ハラスメントを耐えていたのは『萬田戯曲賞を取った実績のある峯岸』だからでしょう？

峯岸の演出が良い評価をされたからこその増長、ハラスメントでしょ？

インタビューの取材でハラスメントの映像撮られても、焦りもしてなかった点を考えると、峯岸は本気で『演出』のためと思ってやっていたのかも。
尖った、奇抜なことをやるのに自分で酔ってそう……

・でも、エリカは本当に『腕の骨折られたから』失踪したのかな？
インタビューが受賞後のものならば、腕折られてもまだ信奉してる様子だったぞ〜？

そうでなくても、腕折られた時点で劇団から逃げそうなもんだけどなぁ。

・最後に妄想。

次に演じる役は『復讐する幽霊』だとかで、エリカは役作りのために失踪→死亡説で『幽霊』となる。
そして今回、峯岸のもとに戻ってきて『復讐』の演技をしてた……

とかだったら面白いなぁ〜

そしたら最後に二人で笑ってるのも納得がいく。
【ほんもの】の演劇のために行き過ぎたことも平気でやる狂気の二人。

……な〜んて。