生きづらさを抱えている人たちにVol36

原則中心で生きる

Clubhouseで、スティーブン・R ・コヴィー氏の「7つの習慣」の本を知りました。そして購入して読みました。一回読んで、今、二回目を読んでいます。世界中でベストセラーになるのも納得できる、素晴らしい本です。書いてあることのすべてが、示唆に富み、素晴らしいのですが、特に、第2の習慣「終わりを思い描く事から始める」に書かれている『原則中心』に生きる」というところが、私には響きました。

「原則は、他者の行動、周りの状況、その時代の流行に頼ることもない。原則は不変だ」

「原則は、人類共通の根本的な真理である。人生という布地に美しく、強く、正確に織り込まれる糸である」

と書かれています。周りの状況に頼ることがないというところに、強く惹かれました。そして、「自分の原則は、何だろう?」と考えました。私の原則は「貢献」だと思いました。「貢献」を中心に据えようと思いました。

貢献。他人のために自分にできることは何だろう?と考えました。稲盛和夫さんの、「生き方」という本で、「利他の心」という考え方を学び、とても感銘を受けたのですが、利他の心で、私が貢献できることは何だろう?と考えました。

そして、「統合失調症だからといって、心の病気だからといって終わりではない。諦めなくていい。勇気を出して、助けを求めて、自分自身も努力したら、働くこともできるし、幸せに生きることだってできる。そんなメッセージを伝えていくこと」が、私にできる貢献なのではないかと思いました。

私は、統合失調症の当事者です。18年前、34歳の時に発病しました。5回の精神科への入退院も経験しました。大好きだった、児童英会話講師の職も失い、離婚も経験しました。元夫の所で暮らす息子たちに会えない淋しさから、自殺未遂もしました。本当にどん底を味わいました。そんなどん底を味わった私だからこそ発することができるメッセージがあるはずだ、と思いました。私にしかできない貢献の仕方があるのではないかと思いました。そして、以前から思っていた、「本を出版したい!」という気持ちが強くなりました。私なりのメッセージを込めた本です。統合失調症や心の病気の人や家族の人を勇気づけるメッセージを込めた本を出版するという想いです。

統合失調症も、心の病気も、誰が鳴

統合失調症や心の病気は、誰がなってもおかしくない病気です。決して、珍しい病気ではないのです。でも。当事者も家族も、なかなか自己開示できずにいます。自己開示できないのは、偏見や差別、社会の無理解が怖いからです。偏見や差別、社会の無理解は、当事者や家族をさらに苦しめています。私は、自分自身の経験をシェアすることによって、この現状を変えていきたいと思っています。私なりの貢献です。

人のために貢献出来た時、私たちは、真の喜びと充足感を得られるのではないかと思います。私は、そんな風に生きていきたいです。今までたくさんの人に支えてもらった分、今度は自分が誰かの支えになりたいと思います。

あなたの原則は、何ですか?

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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