生きづらさを抱えている人たちにVol32

あなたの花を咲かせましょう!

昨日のブログで、今までの私の人生は、けっして、平坦ではなくて、でこぼこだらけの人生だったということを書きました。本当に色々なことがありました。人生に絶望して、自殺未遂をしたことすらありました。でも、私は、命を落とすことはありませんでした。生かされました。「何のために、私は生きていけばいいのだろう?」と、私は思いました。

私は、統合失調症です。5回の入退院歴があります。統合失調症と聞くと、「犯罪を引き起こす、怖い病気」「一生治らない、悲惨な病気」といった、偏見や差別や、無理解が根強くあります。そんな偏見や差別や無理解が、統合失調症の患者や家族を苦しめています。

「どうして統合失調症になんかなったのだろう?」と、私も悲嘆にくれていた時がありました。でも、私は思ったのです。自分が、統合失調症になったのにも何か意味があるのではないだろうか?と。

私は、統合失調症ですが、今、とても幸せです。素敵な人間関係に恵まれていますし、やりがいのある仕事もしています。「統合失調症だからといって、諦めなくていい。統合失調症でも楽しく、幸せに生きることができるのだ」というメッセージを多くの人に伝えられたら。そして、統合失調症に対する正しい理解を持ってもらえたら。「それを伝えるために、私は生かされているのではないだろうか?」と思ったのです。

自分が、統合失調症であることを自己開示することは、勇気がいる事でした。でも私は、自己開示する道を選びました。統合失調症患者や家族を苦しめる、差別や偏見や無理解をなくしたいと思ったからです。そのためには当事者が、怖さを乗り越えて声を上げることが必要だと思ったからです。

自己開示してみたら、意外にも皆さん、すんなりと受け入れてくださいました。「実は自分の母が、統合失調症で…」「自分の弟が、統合失調症で…」と話してくださる人も、何人もいました。自己開示することの大切さを改めて知りました。

統合失調症を発症してしまった私。自分も傷ついたし、家族も苦しみました。でも、統合失調症になった私だからこそ、発することのできるメッセージがあるのではないのかと思いました。

私は、私の花を咲かせればいい。そして、あなたはあなたの花を咲かせればいい。それでいいのです。自分にないものを欲しがる必要なんてないのです。自分にしか咲かせられない花を咲かせればいいのです。

私にしか咲かせられない花・・・それは、どんな花なのでしょう?なんかワクワクします。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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