「心の安全基地」を持つことの大切さ

突然ですが、皆さんは「心の安全基地」を持っていますか？

そもそも、「心の安全基地」とは、どんなものでしょうか？

定義の仕方は、人それぞれだと思います。私は、「心の安全基地」とは、「ありのままの自分」を受けとめ、認めてくれるものだと思います。「ありのままの自分」でいられて、そこに帰ると、いるとホッとできるところ。

ありのままの自分に、「You’re OK 」と言ってくれるところ。それが、「心の安全基地」だと思います。

そんな「心の安全基地」に、私自身がなりたい、創っていきたいと思っています。

「そうは言っても、会社には嫌な上司がいるし、家庭では伴侶とうまく行っていないし、子供は言うことを聞いてくれないし…心の安全基地なんか見つけられないし、持てないよ」
と思う方もおられるかもしれません。たしかに生きていたら、色々なことがあります。

でも、そんな人こそ、「心の安全基地」を持つことが大切です。張り詰めた風船は、割れてしまいます。心も同じです。ガスを抜かないと、壊れてしまいます。

かつて、家事に仕事に、お寺の仕事に（元夫が僧侶でした）、子供たちの世話にと、常にやるべきタスクをたくさん抱えていて、張り詰めたままの心でいた私は、その状態に実家の悩み事という負荷がかかったのに耐え切れずに、心を病んでしまいました。

もっと早く、休んでいたら…
もっと早く、誰かに相談していたら…
私の心は壊れなかったと思います。

そう、「心の安全基地」を持つことは、どんな人にとっても、とても大切なのです。

心の安全基地がたくさんある、今の私

ありがたいことに、今、私には、たくさんの心の安全基地があります。

・学生時代からの友達
・カウンセラーの妙さん
・妙さんが開いている月曜日のZoom の仲間
・LAUNDRY CAFEの英語のイベントの友達
・シモトリマコトさん、大河原光子さん、Kyoko Iwataさん、SasaさんのClubhouseのルーム
・赤羽雄二さんのClubhouseの「なんでも相談カフェ」のルーム
・Clubhouseで知り合ったお友達
・話をいつも聞いてくれるクリニックのお友だち
・30年来のママ友　
 ・私のブログを読んで下さる方　
‣石川塾　etc.

本当にたくさんの方に支えられています。私を支えてくださるお一人ひとりに感謝です。

かつての私には、「心の安全基地」がなかったということは、先ほど書いたとおりです。

なぜ、私は「心の安全基地」が持てなかったのか？

それは、私自身が自己開示ができなかったからです。そして、自己受容ができなかったからです。

常に、人と自分を比べて、
「あれが足りない」
「これがダメだ」
「もっと、もっと」
と、そう、「漫の心」を抱えて、苦しんでいました。

でも、今は、違います。私自身が変わったからです。勇気を出して自己開示をして、ダメなところも含めて、「ありのままの自分」を受け入れて、感謝の心を持って人に接していたら、いつの間にかたくさんの「心の安全基地」を持てるようになれました。

「違いを認め合える会」Crossroads

先ほど挙げた「心の安全基地」の中に、入っていないものがあります。それが、私とカウンセラーの妙さんが共同主宰している、「違いを認め合える会」Crossroadsです。このCrossroadsは私にとっては特別なものです。

なぜなら、私自身が、誰かの「心の安全基地」になりたいと思って行動して、妙さんの協力を得ながら創りあげたコミュニティーだからです。

Crossroadsは、国籍や文化や障害のあるなしといったことを越えて、共に生き、やさしい社会を創っていくことを目指す集まりです。私たちは皆、異なる文化やバックグラウンドや考えなどを持っています。そんなお互いの違いを認め合い理解し合えれば、とても素敵だと思いませんか？

毎月第3日曜日、12：00pm－3pmに、妙さん宅で集まりを開催しています。毎回、季節の食文化を取り上げたおいしい食事を味わいながら、対話を楽しんでいます。夏は、かき氷、冬はおでんといった季節の食を楽しんでいます。

時にはギターの生演奏と歌。時には、バイオリンの生演奏といった感じで、生の音楽を聴くことを楽しんでもいます。

お互いに自由に議論できるコミュニティーを創るのを目指しています。心を開くこと。愛を抱いて聞くこと。それを大切にしています。そして希望を持って生きていけるような場になれるように、妙さんと共に頑張っています。

誰もが安心して幸せに暮らせる社会を創るために

「心の安全基地」が持てずに、アクセルをふかし続けて、心が壊れてしまった、かつての私。そんな私が、今、たくさんの安心できる「心の安全基地」を持てて、自分自身でも「心の安全基地」創りにチャレンジしています。

誰かの
「心の安全基地」になりたい。
「心の安全基地」を創りたい。

そう思って、学び、発信し、行動しています。

誰もが安心して、幸せに暮らせる、優しい社会が創りたいからです。なぜなら、私自身が病気を理由に、白い目で見られたり、疎外されたりした、辛い経験があるからです。

私の経験や、チャレンジを伝えることで、
「自分もできるかもしれない」「自分もやってみよう」と、一歩踏み出してくださる方が増えたら、とても嬉しいです。

そのために、Crossroadsの活動をこれからも続けていきます。思い悩む人がいたら、心を寄せて、その人の話を真剣に聞きたいです。そして、ブログを書いて思いを発信して、いつか、自分が伝えたいメッセージを込めた本を出版したいです。

したいでは弱いですね。します！
聞きます！出版します！

「心の安全基地」になります！
「心の安全基地」を創ります！

それが、私のチャレンジです。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。