何事も自分の責任と思ってみるには

「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」(ダイやモンド社刊) 赤羽雄二さん著


「暮島さんがいて良かった!」

昨日は仕事でした。コロナに罹ってずいぶん長い間休ませていただいたので、出勤前は少し不安になってしまいました。「ちゃんと仕事ができるかな?」という不安です。

でも職場に行ったら、たくさんの職員さんが、温かい言葉をかけて下さいました。

仕事もサクサクッとできました。帰がけに2人の職員さんが、「やっぱり暮島さんがいないと。暮島さんがいて良かった!」と言って下さいました。嬉しかったです。嬉しいですよね、こんな言葉をかけてもらったら。

私は統合失調症という病気があって、オープン就労で今の職場で働いています。働き始めて3年目です。

それまでクローズ(障害を隠して)で、色々なところで働いてきたのですが、なかなか長続きしませんでした。今の職場でオープン就労で働けて、本当にラッキーでした。

すべての人がオープン就労がいいのか悪いのかは一概には言えないと思います。でも私自身は、オープン就労が自分に合っていると思っています。「障害を隠している」という後ろめたさがないからです。

私のように精神障害を持っている方の中で働きたいと思っている人はたくさん仕事があるのだろうか?」と悩んでいる人もいるでしょう。あるのだろうか?」と悩んでいる人もいるでしょう。

53歳で今の仕事に就けた私。介護職員初任者研修を修了したりと、もちろん努力もしました。でも仕事って縁だと思います。きっと自分に縁のある仕事があると思います。諦めないでください!。一歩踏み出して下さい!


ゼロ秒思考のメモ書き

コロナになって仕事を休みはしましたが、これまで自分の病気の具合が悪くて休んだことは一日もありません。遅刻も一度もありません。

体調が本当にいいのです。元気だった頃と変わらないくらいのポテンシャルです。去年の10月からは、フランス語の勉強も始めました。独学で毎日勉強しています。

時々会う次男も、「おかん、もう病気治ったのと違う?」と言ってくれるほどです。

なぜこれほど体調がよく過ごせているのか?それは、ゼロ秒思考のメモ書きを毎朝続けているおかげじゃないかな?と思っています。

もちろん服薬もしているし、診察にもスタッフさんとの面談にも行っていますが、それだけではこんなによくはならなかったでしょう。ゼロ秒思考のメモ書きのおかげだと実感しています。

ゼロ秒思考のメモ書きは、元マッキンゼーで活躍されておられた、赤羽雄二さんが提唱されている独自のメソッドです。

詳しいことは赤羽さんの著書の「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」(ダイやモンド社刊)を参考にしてみてください。

「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」と謳われていますが、これは大げさではないです。

私の病気の統合失調症は、考えがまとまらずに思考が統合できない病気なのですが、ゼロ秒思考のメモ書きを始めてから、考えがまとまるようになりました。そして深く考えられるようになりました。問題が起こっても自分で解決方法が見つけられるようになりました。

いいとわかっていても、ゼロ秒思考のメモ書きが一人ではなかなか続けられない。そんな方には、毎朝7時半からシモトリマコトさんがやられている、Clubhouseのゼロ秒思考のメモ書きのルームがおすすめです。私も毎朝入っています。そして、とても素敵な仲間と出逢うことができました。


何事も自分の責任と思ってみるには

Clubhouseのルームで、シモトリさんは毎朝お題を出してくださいます。お題はやってもやらなくてもいいのですが、いつも深い気付きがあって、私は毎回お題のメモ書きをしています。

昨日のお題は、とても深いものでした。

「何事も自分の責任と思ってみるには」

私のメモ書きはこんな感じでした。

― 他人のせいにするのは簡単。

ー でもそれは逃げることにつながるのでは。

ー 自分の人生を生きるためには、自分で責任を取ることが大切。

ー 自分で責任を取ることと、自分を責めることは違う

うまくいかないことを社会や他人のせいにするのは簡単です。でもそれでは自分の人生を生きているとは言えない気がします。自分で考えて行動し、自分の行動に責任を持つ。それが大切なのではないでしょうか?

メモ書きの最後の行に書きましたが、自分で責任を取ることと、自分を責めることとは、明らかに違うと思います。自分を責めても何も解決しないのです。私も、病気になったことや離婚になってしまったことで、自分を責めていた時期がありました。でもそれは傷口を広げるだけで、何も解決しませんでした。

その状況で、自分に何ができるかを考えて行動して、その結果に責任を持つという潔さが大切だと思います。その潔さを応援してくれる人がきっと現れるはずです。


これからもゼロ秒思考のメモ書きを続けていきたい

私は朝起きたらまずやることノートにその日一日のタスクを書きます。それからゼロ秒思考のメモ書きのタイトルを書いています。

タイトルが浮かばない時は、赤羽さんの本を参考にしたり、ネットのゼロ秒思考のテーマからタイトルを書き出しています。

とにかく続けること。愚直に続けること。それが日々を変えて、人生をも変えてくれると信じています。

立ち止まることも時には大切です。でも一歩踏み出すこと、行動することはもっと大切なのではないでしょうか?

今、私が仲良くしているクリニックの患者さんのお友達に、赤羽さんの「ゼロ秒思考」の本を貸す約束をしています。彼にも何か変化が起きればいいな。

精神医療の場にゼロ秒思考のメモ書きが取り入れられれば、かなりの割合で、症状が改善する患者さんが出るのではないかと思っています。私自身が劇的によくなったのですから。

これからも自分に起こる変化を楽しみながら、ゼロ秒思考のメモ書きを続けていきます。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


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