自分に与えられたものを大切に生きる

Dr.クロワッサン 「脳が疲れないコツ」


仕事納め

昨日は年内最後の仕事の日でした。
暖冬とはいえ寒い気温のせいなのか、昨日は体調を崩してベッド休養をされる利用者さんが続出。ベッドが足りない!整容の作業をしながら、「どこのベッドに寝て頂こう?」「早くから休んでいる方は起こしてもいいのかな?」と脳をすごく使って、とても疲れました。

おまけに一緒に整容に入っている職員さんの女性の方が、ほぼ戦力にならない。その方もメンタルの病気を抱えていて、お薬が増えたのか、なんかボーッとされていて…職員さんの彼女に、介護補助の私が指示を出す感じ。これまたどっと疲れました。

体調に波があるのは私にもよくわかるので、きついことは言えないのですが、「仕事はやっぱりきちんとやってほしいなあ」と思いました。

でも、仕事を終えて帰る時、私が尊敬している二人の職員さんから、「お疲れさん。今日もありがとう。暮島さんがいて大助かりやわ。来年もよろしくね」という温かい言葉をかけて頂いて、すごく嬉しかったです。褒められるために働いているのではないけれど、認めてもらうのはやっぱり嬉しいですよね。


友達の家での忘年会

仕事が終わってからは、お友達の家であった忘年会に参加しました。私がその人のスマホを間違って持って帰ってしまったことでご縁がつながり、友達になった人です。

すごく素敵な方なのですが、お家がとても遠いのです(泣)。職場からだとさらに遠い。でも、頑張って行ってきました。

忘年会に遅れて到着したら、私が大好きなシンガーソングライターの阿部ひろ江さんも参加されていました。阿部さんがギターの弾き語りで3曲も歌って下さって、すごく楽しい時間を過ごしました。

片づけを手伝った私に、会を開いてくれた友達が、「これ読んだからあげる」と本というかムックをくれました。

「Dr.クロワッサン 脳が疲れないコツ」というムック本。家に帰ってからさっそく読んだのですが、めちゃ面白い! 

精神科医Tommyさんと、脳神経外科医の菅原道仁さんが、50代、60代の人たちが抱える、「やる気が出ない」や「集中力がない」や「人間関係の悩み」に、とても簡潔で明快な回答を寄せておられるのです。 

どれもすごく納得!特に印象に残ったのは、
・最近若い頃よりもクヨクヨ悩むようになった、という質問へのお二人の回答。

Tommyさんの回答:頭がおヒマな証拠。家を片付けるとか、近所のカフェに行くとか、体を動かして「場所と行動を変えてみる」。

菅原道仁さんの回答:出来事は変えられないが、見方は変えられる。脳裏をよぎる数少ない失敗体験の背後には、思い出せないたくさんの成功体験があるのではないか?

こんな感じで、色々な質問に「なるほどなぁ」というお二人の回答が書かれていて、本当に面白かったです。定価840円と求めやすいお値段だし(私はただでゲットしたけど)、是非是非読んでみてください。マガジンハウスムックです。


91歳一人暮らし、私に頼られたい伯母

そして、今日29日は、伯母の家に年末の大掃除やら買い物の手伝いをしに行ってきました。バスで30分ほどの伯母の家に、ほぼ週に1度行って、掃除や買い物などを手伝っています。

先週に引き続き、今日も大掃除を手伝ってきました。

介護施設でたくさんの高齢の利用者さんと接している私。そんな利用者さんと比べると、ありがたいことに伯母はすごくしっかりしています。耳が遠いとはいえ元気な方だと思います。

でも元気なだけにか、長年公務員をしてきたというプライドからか、とにかく頑固。ちょっと難しいところがあります。

でも、私は自身がアクティブリスニングを学ぶことによって変わりました。伯母の話をできるだけ聞くようにしたのです。

そして、伯母をコントロールしようという気持ちを持たないようにしました。

伯母の話をじっくり聞いてから、
「で、今日は私に何の用事をしてほしい?」と問いかけるようにしました。

話も聞かないといけないし、用事もしないといけないし、なかなか大変なのですが、せっかく行くのだから、お互いに気持ちよく過ごせた方がいいですもんね。なので、私が変わることにしたのです。

今日は、用事が終わってから、かまぼこやら、棒鱈やら、にしんの昆布巻きやらをたくさん持たせてくれました。ラッキー、戦利品!(笑)

伯母:「この昆布巻きと棒鱈は、錦市場のやから。かまぼこもはま一という美味しいとこのやから。いっぺんに食べたらあかんねんで」と。
伯母:「この器持って帰り。この器に綺麗に盛り付けて、お正月に食べたらいいから」
と、なんかすごくイキイキ。

私は思いました。「あー、伯母は私に頼られたいのだなぁ」と。「自己有用感、自己肯定感を持ちたいのだなぁ」と。年老いたとしても、誰だって自己有用感、自己肯定感を持ちたいですよね。

私に「頼られる」ということが、伯母の元気の素になっているのかもしれません。私、かなり頼りないから、「自分がしっかりしなきゃ」と伯母は思ってくれているのかもしれません。ありがたいことです。


自分に与えられたものを大切に生きる

仕事にしても、友人との縁にしても、伯母との縁にしても、そして息子たちとの縁にしても。それらはすべて、私に与えられたものです。何かの巡り合わせで与えられたものです。

私が選んでいるのかもしれないけれど、やはり、天がというか、何か大きな力が働いて、小さな偶然の積み重ねで、出逢えたものだと思うのです。出逢いは本当に不思議です。

その出逢いを縁を時間を「あたり前」と思って、大切にしないのは、とてももったいないことではないでしょうか?

起こることにはすべて意味があるのだと、私は思います。出逢うべくして出逢ったと思います。いや思いたいです。

自分に与えられたものを大切に生きる。生きていく。そんな風に来年も過ごしていきたいです。

たぶん、今年最後のブログです。この一年間、読んで下さって、応援して下さって、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。



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