生きづらさを抱える人たちVol30

相方は、統合失調症

私は、本を読むのが好きです。月に8冊から10冊は読んでいると思います。私が読んだ本な中で、心が揺さぶられた本「相方は、統合失調症」について書きたいと思います。

著者の松本ハウスさんは芸人です。松本キックさんと、ハウス加賀谷さんのコンビが、松本ハウスさんです。

松本ハウスさんは「電波少年」や「タモリのボキャブラ天国」などのテレビやライブで活躍しますが。1999年、ハウス加賀谷氏の統合失調症の病気療養のために、活動休止。2009年活動を再開して、現在は、お笑い活動の傍ら、統合失調症への理解を呼びかける講演活動を全国各地で、積極的に行っておられます。

本は、松本キックさんが、統合失調症を発症したハウス家加賀谷さんの事や、コンビの事を書いているといった感じです。

この本が、自分自身の闘病生活に重なるところがあって、私は引き込まれるように、一気に読みました。。そして、心が揺さぶられました。

松本キックさんの、ハウス加賀谷さんに対する愛情が伝わってきて、胸が熱くなりました。

松本キックさんは、待った。ハウス加賀谷さんの復帰も待ったし、症状がよくなるのも待った。とにかく待った。「待っているんだぞ!」と、プレッシャーをかけず、ただ、待った。それがすごいと私は思った。

本の中で、心に刺さり、線を引いた文章があるので、抜粋します。。

「『ようやく今に自分でいいと思えるようになってきました。』(ハウス加賀谷)100パーセントとはいかないまでも、今がいいと思える時間が増えること。それによって、気持ちの余裕が生まれ、今までより広く、物事を見ることができるようになっていく。加賀谷が、できないという現状を受け入れると、できなかったことができるようにもなっていった。」

「『正直、完璧である必要なんてないよ。むしろ完璧でない方がいい』
『はあ…』
『着飾ったお前より、そのままのお前が見たいんよ』
『・・・・』
『欠点がある方が、人間味があってええよ』
すべては完璧ではない。不完全で穴もある。司会それは、生きているならば当たり前のこと。完璧など目指す必要のないものだ。」

「落としたものは、拾えばいい。
見つからないものもあるかもしれない。見つかっても、壊れてしまっていたり、汚れていたりすることもあるだろう。でも、
壊れたら、直せばいい。
汚れたら、拭けばいい。
何もなかったら、何もないでいい。
もう一度、始めればいい。
もう一度、だ。」

この文章を読んで、完璧を目指さなくていいのだと、改めて思いました。失敗したら、もう一度始めればいいのです。ハウス加賀谷さんへの松本キックさんの愛情に、とても感動しました。

私も自分の書いた本が出版できるように、頑張っていきたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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