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ネギ背負った鴨の自覚はある

何の前触れもなく「ロイヤル顧客」という単語が脳裏に浮かんだ。
「……あー、ネギ背負った鴨の自覚はある」
「ロイヤル顧客」という単語を初めて知ったのは、大昔に『スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則』を読んだときだ。

そのときは単純に「ロイヤル顧客」=「ネギ背負った鴨」という解釈だったのだが、よくよく考えてみれば、給料日のたびに「スタバで散財しなければ…!」と謎の使命感に駆られていた時点で、自分も立派なネギしょった鴨だったなあ、と。まあ、自覚ないよりはマシかな?

ものにしろサービスにしろ、基本、1度気に入ったものは生産終了・閉店といった事情でもないかぎり延々と使いつづける人間なので、たとえば洗顔・全身用に重宝しているモーリスメセゲのラベンダーソープが『諸事情あって+¥1000値上げしました』と言われたとしても、「事情があるなら是非もないよね(・_・、)」と許容できる程度の忠誠心(?)はわりと簡単に芽生える。そして1度芽吹いたらガチガチに固まるので滅多なことでは伐り倒されない。そこ、ちょろいとか言わない。

しかし、ネギしょった鴨の自覚はあるものの、自分以外の人間を「ネギしょった鴨に育てる方法」はてんで思いつかない不思議。なので、マーケティングでいいのかな? まずはマーケティング関連書籍と用語を調べてみよう。

すっかり忘れていたが、そういえば、自分の職歴で1番長いのはカスタマサポートだったよ…。

「知識欲と好奇心の尖兵」の職務を全うするため、いただいたサポートは色んな意味で色んな方面に投資させていただきます。ときどき紅茶と簿記・会計。そこそこ愉快な生態もたまにレベルUP