芳賀大格

広報・情報学修士(専門職) スタートアップ広報/テレプレゼンス/リスクマネジメント/コ…

芳賀大格

広報・情報学修士(専門職) スタートアップ広報/テレプレゼンス/リスクマネジメント/コミュニケーション論/身体論/社会学/経営/マーケティング

最近の記事

コーポレートガバナンスはどうあるべきか

組織と人間は似ている組織論を学んでいく中で、別件で知能とは何かに触れる機会があった。知能とは何かを追求することはすなわち人間とは何なのかを追求することと等しく、その中で「組織は人間に似ている」というのを感じた。人間の意思決定モデルと組織の意思決定の構造が似ていたからだ。 時に社会は組織を人間として扱う。それが法人である。本質的に法人が自然人と同じ機能を持ち得るかはひとまず置いといて、人々は組織に対して人間的な、もしくは人間と置き換えられる存在として認知したためではないだろうか

    • 吉本興業は闇営業問題のとき、どうすべきだったのか

      吉本興業の闇営業問題における対応は批判の声が多かったが、果たして吉本興業は会社としてどのようにリスクマネジメントすべきだったのかを考えたい。 以下、時系列  2019年5月30日 宮迫氏にフライデー直撃、会社に第一報 6月3日 フライデーから質問状を受領。タレント一斉ヒアリング。 ・ギャラはお車代として入江氏が受領。40~50万くらいとの記憶 ・宮迫氏、亮氏は記憶なし、HG、福島はパーティーの記憶はあったがギャラは無かったと説明 6月4日 入江氏契約解消 6月7日 22時

      • 炎上のメカニズムと企業における炎上対策

        企業経営に悪影響を与えるリスクは様々あるが、昨今のソーシャルメディアをはじめとした炎上によるダメージは情報社会において特に注意しなければならないリスクの一つとして挙げられる。ソーシャルメディアやネット検索によって情報収拾をし、その情報をもとに人々が行動の選択を行なっている現代では、炎上による企業イメージの損失は大きい。また、炎上が原因で問い合わせ過多・脅迫や業務妨害が起きる場合もあり、業務が通常に執行できなくなる危険性もある。 炎上対策は企業経営を行う上で重要な経営戦略の一つ

        • ブランドイメージの構築とともにリスクは増えていく

          ブランディングによって売上を伸ばすことは、ブランド毀損による売上ダウンのリスクをも同時に増やしている。つまり、炎上などによって簡単に経営危機を迎えるよということだ。ここでいうブランドとは、情緒的価値による競争優位の源泉を指す。 機能的価値で選ばれている商品やサービスはブランドイメージがいくら落ちようが売上にはあまり響かない。セブンイレブンは24時間営業問題やセブンペイ事件が起きて、いくら炎上しようとも売上が大幅に落ちることは無かった。炎上したのちにセブンに行かなくなった人が

        コーポレートガバナンスはどうあるべきか