見出し画像

坦々と…

先日の母詣は甥っ子といっしょだった。
今回は彼の転職のタイミングで「引っ越しの狭間に休みが取れるからおばあちゃんの処に行くよ」と連絡があったようで…
その際に「おじさんは?」と訊かれたと母より聞かされた。
ちょうど2月に行こうと思っていたので彼に連絡を取り予定を合わせることが出来た。

私の親との交流が戻ってから彼とは2、3度しか会っていないんだけど、実に話しが弾む…
今回は映画だった。
彼のプライベートや仕事周りにはあまり映画好きが居ないらしく、大盛上がりだった。
またご一緒出来たらいいな…と思う反面「彼女やら結婚やらで忙しくて…」って相手が出来るほうがいいかなとも思う。

母の処から帰る際は独り残す母を想ったり、自分の甲斐性のなさを今更捏ねくりまわしたり、非日常が終わってしまうことなど考え澱んだ気持ちになっていたもんだが、今回は少し変わってきた。
起伏なく仕事へ出掛け、家に帰っては嫁さんに笑わせてもらい、休みには安酒を呑みながら映画や音楽を愉しむ何でもない日常へ戻ることがなんとなく嬉しく感じたのだ。
日々に埋もれてしまえば、そんな風には思わなくなるのかもしれないが
帰りの列車の中でホッとしたような心持ちになった。

年齢的なところもあるのかもしれないけど、いい意味でも悪い意味でもこの先には起伏の激しいことを望んでいないんだろうな。
まあそうは言っても予期せぬことが起こるのもこれまた生きているってことだしな…

今しばらくは坦々とした日々たちに喜び、感謝していたい。

この記事が参加している募集

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?