【自転車で】そうだ九州一周しよう。【3ミリの悪魔・3日目②】
こんにちは、萩餅ぼたんです。
前回の記事が50回以上見られていてびっくりしました!
数字が見えるとやっぱりやる気につながりますね。これからも頑張ります!
大転倒したところで終わった前回ですが、この後も3日目の旅は続きます。
果たして、無事に本日の目的地にたどり着けたのでしょうか。
↓は前回の記事です。気になる方は是非読んでみてください。
前回と同じ3日目のルートです。
転倒した「道の駅 日向」は写真中央にある門川町のすぐ南ぐらいです。
まだまだ先は長いです。
宮崎市に到着
自転車の修理も終えて、道の駅到着から約1時間後にようやく出発することができました。
車体を確認したところ、右ブレーキレバーもかなりずれていたので改めて激しい転倒だったことが分かりました。
道の駅出発後は、平坦な道が続いていたので快適に走ることができました。
しかも追い風ということもあり、しばらくはスピードを上げてぐんぐん進むことができました。
途中で土手沿いを走りましたが、思わず止まって撮った一枚です。
台風の勢力がとても強かったことが分かります。
そして時刻は4時過ぎ。
何とか宮崎市までたどり着くことができました。
この付近を走っていて驚いたのは、駅前通りのフェニックスです。
写真やネットでは見たことがありましたが、実物を見るとその高さに圧倒されます。さすが南国宮崎ですね。
3ミリの悪魔
宮崎市を抜け、本日の最難関である山越えに入ろうとしたタイミングで、違和感を覚えました。
止まって確認してみると、またしても前輪がパンクしていました。
チューブ交換から4、5時間しか経っていないので、考えられるのは「スローパンク」以外ありえませんでした。
※スローパンクは、チューブの穴からゆっくり空気が抜けてしまうパンクです。
この状態で山に入っても走れません。
仕方なく、来た道を引き返し5km先の自転車ショップで見てもらうことにしました。私自身、まだチューブ交換が苦手なのでこれ以上は予備チューブが無駄になると判断したからです。
自転車ショップで確認してもらって分かりました。
3ミリの悪魔がいました。
植物のとげです。
タイヤの裏側を指先で触っても微妙にわからないぐらいの刺さり方をしていたので、チューブに穴が開くタイミングが遅かったようでした。
…どう考えても、原因はこれです。
道の駅で転倒した原因も、このとげだったようです。
みなさんも、こういう道は極力通らない方がいいですよ…😅
恐怖の山道
無事修理も終わり、今度こそ再スタートすることができました。
しかし、悪いことというのは続くときはとことん続くようです。
宮崎市から外れ山道にさしかかると、徐々に民家が減っていきました。
そしていつの間にか民家はなくなり…。
目の前は真っ暗になりました。
県道だから街灯はあるだろうと、ルートを設定していたあの時の自分を心の底から呪った瞬間です。
民家も人影もなし。路面は台風の影響で落ちてきた枝葉で敷き詰められ、すぐ横は崖。さらに崖下は川で、落ちたら助からない状況が揃っていました。
こうなってくると、写真をとってる余裕はありません。
パンクする危険もあり、自転車を押して進むしかありませんでした。
「大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫…」
進んでいる間は、この言葉を念仏のように自分に言い聞かせていました。
「光」って素晴らしい
自転車を押して進むこと約50分。
ようやく広い道路に出ました。
少ないですが、車も往来していたので光を見ることができました。
この時どれほど安堵したのかは言うまでもありません。
写真の地点から目的地までまだ30kmほどありましたが「光」が見えるだけで、走り切る力が湧いてきました。
そして約2時間後。
今日の目的地である宮崎県日南市の「ホステル マリカ」にたどり着くことができました。
時刻は夜の10時を回っていたため外食はできませんでしたが、熱いシャワーとふかふかのベッドにありつけただけで十分でした。
大袈裟ですが、命があって本当に良かったです。
走行距離は231.9km 獲得標高は2884m
約15時間の走行+約2時間のロスとなりました。
今回の転倒でヘルメットがへこんでしまったので、新しいものを買うことになりました。
しかし、ヘルメットが無ければ大事故になっていた可能性もあります。
自転車に乗る方は、是非ヘルメットの着用をお願いします!
幾多のトラブルを乗り越えた私は、さらに強くなれた(はず!)です。
走るときは路面をよく見て走ろうと心に決めた一日でした。
ではまたお会いしましょう😊
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どうぞよろしくお願いします。
4日目はこちらです。
続きが気になりましたら是非読んでみてください。
今回の九州一周旅行の概要はこちらです。
よかったら是非読んでみてください。
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