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【自転車で】そうだ九州一周しよう。【嵐を呼ぶ2日目】

こんにちは、萩餅ぼたんです。

今年の秋は果物の出来が良く、お値段も控えめとニュースで知りました。
食欲の秋を満喫しすぎて、ダイエットの冬にならないか今から心配です💦

さて、不穏な空気で終わった前回の記事。
オーナーさんの「無事着いてでよかったです。」の意味とは…。
↓は前回の記事です。気になる方は是非読んでみてください。

2日目のルート
大分県宇佐市のゲストハウス「Naru ゲストハウス」から、国東半島をぐるっと海沿いを走り、別府市・大分市を通り、大分県佐伯市のビジネスホテル「清風荘」を目指します。

2日目のルートは写真の通りです。
国東半島(くにさきはんとう)を海沿いにぐるっと周り、別府市・大分市を通り、目的地の大分県佐伯市にあるビジネスホテル「清風荘」を目指します。


Q.「無事」って何が? A.台風のことです。

オーナーさんは台風の影響で、ゲストハウスまで来られないんじゃないかと心配していたのです。

実はこの時「台風14号」がちょうど九州を直撃するタイミングでした。
前日も厚い雲に覆われていて、時折小雨が降っていました。

オーナーさんからは「明日は止めておいたほうがいいのでは?」とアドバイスいただいたのですが、最終的には「行けるところまで進んで、ダメなら電車に乗る」という結論に至りました。

そのため国東半島は周らずに、線路と並行して続いている国道10号を進んでいくというルートに変更しました。


明け方前のスタート

できるだけ台風の影響を受けないよう、早朝4時頃の出発。

辺りは真っ暗で車の往来のほぼなし。
早朝出発の良いところは、大きい通りでも車が少なく走りやすいところですよね。

途中、小雨もぱらつきましたが雨具を着るほどでもない状況でした。
むしろ、熱くなっていく身体にはいい感じの清涼剤でした。


通り過ぎていた観光スポット…

走り始めは辺りが暗闇だったので気づかなかったのですが、実はかなり大き目な観光スポットの横を通過していました。

「宇佐神宮」とライトアップされた看板

ライトアップされた看板があったので写真だけは撮っておいたのですが、後々調べてみたら、この「宇佐神宮」由緒ある神社でした。

宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡様の総本宮です。
八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をご祭神にお祀りし、
神亀2年に創建されました。
皇室も伊勢の神宮につぐ第二の宗廟(そうびょう)として御崇敬になり、一般の人々にも鎮守の神として古来より広く親しまれてきました。

http://www.usajinguu.com/

宇佐神宮を過ぎた後は、線路沿いの国道をひたすら走っていきました。
電車がまったく通過しないことに気づかずに…。


本格的に危なくなってきた空

周りが明るくなっていき、空が見えるようになると徐々に大気が不安定なんだと分かるようになってきました。

そして8時過ぎに別府市に到着。
その時の空は、もうそこまで台風が近づいている様子でした。

今にも振り出しそうな曇天

これ以上は危ないと判断し、JR別府駅から目的地まで向かうことに決めました。
数分後、駅に到着。

何とかたどり着いたー

駅構内に入ってみると、なんだか薄暗い。そして人がいない。
「何だろう?」と改札付近まで行ってみると…。

なんだこれ?

「え…まじっ!?」

頭が一瞬真っ白になりました。
「終日運転見合わせ」
どおりで線路沿いを走っていても電車が1度も通らなかったわけです。

何とかしなくちゃと駅員さんに相談してみたところ、路線バスはまだ動いていて、佐伯市に向かうバスは隣の大分駅から出ているということでした。

急いでバス会社に連絡してみると「12時前が本日の最終便」とのことでした。

別府駅から大分駅までは約1時間。
私は覚悟を決めて、ペダルを踏みこみました。


たどり着いた大分駅

風と雨が強くなる道。
海沿いということもあり、打ち付ける波も激しい音をあげていました。

強風であおられて車に当たらないよう、この時は歩道を進んでいました。
道交法的にはマズいのですが、背に腹は代えられません。

幸い、歩道がかなり広かったので歩行者の邪魔にはなりませんでした。
というより、台風が来るときに海沿いを歩こうとする人の方が稀です。

そして進むこと1時間。
何とか大分駅に到着しました。

大分駅入口

バス出発まで余裕があったので、この旅行で初めての外食をしました。

美味しかった!

ミスドで!


本当に危機一髪でした…

ミスドで一息ついた後、自転車を輪行袋に入れて路線バスに無事乗り込むことができました。

事前にバス会社に連絡した際、輪行袋に入れてあれば大丈夫という回答をいただいていたので、乗車する際は特に運転手さんからは何も言われませんでした。
※ただ本当に大丈夫なのかは定かではありません。台風ということで特別だったという可能性もあるので、輪行できるかはきちんとバス会社のHPや問い合わせで確認すべきです。

乗車から1時間の間に雨は徐々に勢いを増し、佐伯市につく頃には大豪雨となっていました。
本当に、この判断は正解でした。

ワイパーがすごい勢いで動いていました

バス終点の佐伯駅にからビジネスホテルまでは歩いて5分もかかりませんでした。
ホテル到着後、すぐにお風呂に行き大雨で疲れた身体を休めました。


2日目に走ったルート
国東半島、周りたかったですね…😅

ということで実際に走ったルートは上の写真の通りです。
本来のルートとかなり違いますが、無事に走り切ることが一番です。
大事になる前に、適切な判断ができたとこの記事を書きながら自画自賛しています。

走行距離は68.1km 獲得標高は602m
約4時間ほどの走行となりました。

嵐を呼んだ2日目が終わり、次回はいよいよ宮崎県入り。
しかし、安心するのも束の間。

トラブルは空だけにはあらず。
次回、3ミリの悪魔到来!
ではまたお会いしましょう😊


3日目はこちらです。
続きが気になりましたら是非読んでみてください。


今回の九州一周旅行の概要はこちらです。
よかったら是非読んでみてください。


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