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就職活動 読んで字の如く 職に就く活動

これまで数多くの就活生に出会ってきました。そして、数多くの企業の採用をアシストしてきて痛感している事があります。

それは多くの就活生がやっているのは、就職じゃなくて就社活動であるという事です。
就社。つまり、自分に合った企業を探そうという活動です。
「良い会社ないかなー。」「こっちの会社よりあっちの会社の方が待遇いいかもー。」「出来るだけ安定した大手企業に就職したほうがいいよ。」
気持ちは、わからなくもないですが、今の世の中あなたの入社した会社が一生涯あなたを守ってくれるという保証はどこにもありません。

就活生の皆さんはどこかで聞いた事があるかもしれません。
「数年後の未来、多くの職業がコンピュータ(AI)に奪われる時代が来る」という話を、技術が進歩し、今まで人に頼りきっていた多くの職業はAIが代わりとなる時代が来るでしょう。自動で走る車に、自動決済のコンビニ。未来はワクワクと同時にスキルがない人材にとっては生きづらい世界なのかもしれません。

そこで思い出してください。

就職 ― 職に就くという意味です。

皆さんが今、立ち向かっている就職活動とは、自分自身がどの職業の道を歩んでいくのか?どの職業のスキルを身に付けるのか?どの道のプロを目指すのか?という、職業探しであるということです。

当然、なにかしらの道を歩んでいく中で、待遇が良い方が安心して歩んでいけますし、社員の人柄が相性良ければ、歩んでいく道中も楽しめると思います。ですが、それを職業選びの軸にしてはいけないという事も同時に理解してほしいと思います。

学生に言われる事があります。
「萩原さんと働きたいと思ったから御社に入社したいんです。」
これは非常に嬉しい言葉ですが、私は必ず聞き返します。
「そう言ってくれるのはうれしいけど、私が3カ月後に他の会社にヘッドハントで転職することが決まっているとしたら、それでもこの会社に入りたいかい?」

その会社で働く人に魅了されて入社を決意するという事は、よくある話です。人事や先輩社員の印象が良いから入社を決意したという学生は毎年大勢います。ですが、他人は自分で操作できませんのでいつかその尊敬してやまない先輩社員がいなくなってしまうかもしれない。そうしたら、あなたはその会社を辞めるんでしょうか?せっかく築いてきたキャリアを捨ててしまうのでしょうか?

ですから、私は就活の軸は
職業探し、という事を忘れてはいけない。と思っています。恐らく、この言葉を聞いた学生は1万人以上いるでしょう。

あなたは、どの道を目指すのか?

就活生は、就社にならないように気を付けましょう。


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