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忘れてしまった


梅雨がはじまった、と思ったらいつの間にかいなくなっていた。今年の梅雨はとても引っ込み思案な性格だったのかもしれない。または、梅雨じたいはいつも通りの皆さんお馴染みの私が梅雨でございますよ〜、と意気揚々、準備万端、一所懸命、一期一会、温故知新、愛燦々、南無阿弥陀といったような感じで颯爽とどうもどうもと登場するも、今年の夏がとてもヤンキー気質で煽り運転丸出しな感じだった為に、危機管理能力の高い梅雨はサッとおいとましたのかもしれない。
毎年7月中旬から下旬くらいまで梅雨でそれから夏、といったようなイメージがあったが、今年の梅雨は早かった。
それからというもの、俺が夏だと言わんばかりの猛暑を通り越して酷暑な日々が続いた。6月でこの気温かと、どぉなっちゃってんだよ、とぼくの心のなかの岡村ちゃんがキレのよいダンスで汗を飛ばしていた。

そしていつの間にか7月になり、出だしで奮闘しすぎたのか、阿呆みたいな暑さは一旦落ち着いて曇り空な日々が続いている今日この頃。みなさんお元気ですか。みなさん気持ち悪いですか。ぼくのなかの神奈月がそう問いかけてくる。

大学病院通いも数回で終わり、いまは町医者通いに戻った。芸能人だけではなく、人類みんな歯が命。引用元が古すぎる。

気楽に履ける靴といえばスリッポンだよなあ、スリッポン欲しいなあと思っていたところにダニエル・ジョンストンとのコラボ商品が発売されたとのことでこれはと思い立ちvansに行って保護した。しかし、試着の段階から何かがおかしく、というか何かというよりもぼくの足の形とスリッポンの相性があまり良くないのだろう、26.5cmだと歩いたときにかかとが浮く感じになり、26cmだとかかとはしっかりハマる感じがしてよいが横幅がキツキツ状態になる、といった感じで、かかとが浮いてブカブカよりも多少きつくてもよいだろう、と判断して26cmを買った。足は夕方以降浮腫むと聞いたことがあるが、ダニエルスリッポンを履いてぼくの好きなうどん屋さんで飲んだ帰り道、浮腫みに浮腫んだぼくの足はダニエルスリッポンが入らない足になっていた。ぼくはダニエルスリッポンを履いて飲みに行くことができないし、夕方までには帰らなければならない。まったく気楽に履けない靴を買ってしまった。スリッポンは何も悪くないのだが。


カネコアヤノの日本武道館でのライブのBlu-rayが届いた。とても楽しみにしていたので、いちのやののり弁と、近所の酒屋さんでジャケ買いした日本酒、そして写真にはないが近所の好きな焼き鳥屋さんで焼き鳥を買い、鑑賞会を行った。いやあ、よかった。まだ一度も生でカネコアヤノを観たことがないのだが、今度カネコアヤノを観ることができそうなので、それもいまから楽しみ。

サッポロラガービールが置いてある飲み屋さんは漏れなくいいお店しかない。

坂本慎太郎、山下達郎の新しいアルバムを交互に聴いている。特に山下達郎のアルバム、とても好きだ。いままでそんなに熱心に聴いてこなかったので、過去のアルバムも少しずつ聴いてみようと思う。

誰かのことを話したり紹介したり回想したりするときに、「あの人が怒ったところを見たことがない」と言われる人がたまにいるが、正直羨ましくてしかたない。ぼくは怒ってばかりだ。友人、知り合いに羊羹でも紙袋に入れて一人ひとりまわって歩きたいくらいだ。ちょっと(ぼくが怒ってる)その記憶、消去してくます?と。突然あらわれてこんなことを言われたらこわすぎる。いや、ちゃんと待ち合わせしてテキトーに入った喫茶店などで言われてもこわい。基本的に穏やかにゆるやかに生きていきたいと思っているタイプなので、日々何かに苛ついていたりとかそういったタイプではないのだが。

今日はなにしようかなあ、とボーっとしているともうこんな時間。なんもしないことをするか。

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