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花鳥風月

スピッツのデビュー30周年企画として、シングルB面曲、未発表曲、提供曲のセルフカバーなどが収録された編集盤3作品『花鳥風月+』『色色衣』『おるたな』がレコードで発売されることになった。
05/06にアナウンスがされて、その日にユニバーサルミュージックストアで予約をした。まだその日、どこのレコード屋さんも予約の受付を開始してなかったから、ユニバーサルで予約をした。買い逃したくなかったから…!あとになって、ココナッツディスクで予約をすればよかったな…と少し後悔した(ポイントもいっぱい貯まるし…!)。
今日、待ちに待ったレコードがぼくの部屋に届いた。

25周年のときにオリジナルアルバムが全作品レコードで再発された際に、この編集盤3作品は外れていたから少し寂しかったけど、今回漏れなくこの3作品もレコードになって発売されてうれしい。『色色衣』『おるたな』は初レコード化となる。
しかしなんといっても目玉は『花鳥風月+』だろう。インディーズ時代の『ヒバリのこころ』の楽曲が追加収録されている…!これはうれしかった。

早速、『花鳥風月+』だけ先ほど聴き終えた。リマスターによって音が格段によくなっていた。一つひとつの音が自然にはっきりと聴こえたし、後ろで鳴っていたパーカッションやピアノの音もより鮮明に聴こえた。あまり音が云々の話はしないようにしてるけど(それほどいい環境で聴いていないのでしゃばったことが言えないから…)、これは良くなっていたことが明確だったから残しておこうと思う。

『花鳥風月』は小学六年生の冬にはじめて聴いた。1999〜2000年の冬。だからいまでも冬のイメージが強い。内容とかジャケットとかそんなことは関係なくて、そのアルバムをはじめて聴いたときの季節やその他諸々を思い出すことはよくあることだ。クラスメイトにスピッツ好きがいて、その子にアルバムを借りてアルバムを何枚か聴いていた。当時の最新作だったこの『花鳥風月』がぼくは好きで、借りていたアルバムを返したあと、お年玉とかでだと思うけどじぶんで購入をした。記憶が正しければ、海老名のスーパーにあるCDショップだった。L'Arc〜en〜Cielの『HEART』もいっしょに買ったような。
そのあと社会人になって、中古レコード屋さんで当時リリースされた『花鳥風月』の10inchを購入して、そして今日インディーズ時代のアルバムが追加収録された『花鳥風月+』がやってきた。何回買うのだ、という話だ。
先日までアルバムジャケットをiPhoneの壁紙にしていたくらい好きなアルバム。思い出も込みで、このアルバムはぼくのなかでスピッツのアルバムでも、オリジナル作品を差し置いてかなり上位に入る。
「流れ星」「愛のしるし」「スピカ」の序盤3曲のなんとも美しい流れ。「流れ星」のイントロを晴れた冬の朝に聴くのが最高に気持ちがいい。早く冬がきてほしい。「スピカ」、すべてが完璧だ。“幸せは途切れながらも続くのです”というフレーズに何度救われてきたことか…!それと今日改めて聴いて「野生のチューリップ」がとんでもなくよかったな。このアルバムのなかでもかなり地味な印象があったけど。
そしてアルバム終盤に追加収録された『ヒバリのこころ』。ぼくははじめて聴くけど、なんともスペシャルな感じがしていい。メジャーデビューから30年経ったバンドが、インディーズ時代のアルバムをくっつけるってほんと凄いことだと思う。「死にもの狂いのカゲロウを見ていた」ってこんな曲だったんだ。ライブビデオにダイジェストみたいな形で収録されていたのは観たことがあったけど、それとはかなりアレンジが異なっていたから驚いた、これがオリジナルだったのか。

明日以降『色色衣』『おるたな』も聴いていこうと思う。『おるたな』はCDですら持ってない。この頃スピッツ離れしていて聴いていない時期だった。週末の楽しみにしよう。

明日は金曜日。明日が終われば三連休!がんばっていこう。

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