見出し画像

ふわふわタオル。

私の実家の母は洗濯の時柔軟剤を入れた事がない。ウールの入っているものや手洗いが必要なものなどは全てクリーニングに出したりと、着る物を大切に少し贅沢なくらい気遣っていた母も、普段のお洗濯に柔軟剤を入れる、、という発想は皆無だった。だから普段洗濯の終わったタオルはいつもカリカリ…。しかも当時の実家のタオルは近所の酒屋さんクリーニング屋さん新聞屋さんなどからの店名の印刷された頂き物のタオルなど。ふわふわとは程遠い。冬の寒い朝など冷たい水で顔を洗いただでさえエネルギーを奪われるのに、そのあと使うタオルのこの「やさしくないざらつき感」に更にダメージを受ける⁈ような、少しだけ不快に思う毎日だった。

ある時、当時習っていたピアノの先生から誕生日プレゼントにスヌーピーのタオルをもらった。

ふわふわのタオル。

うれしかった。夏のプールの時のお友達はキャラクターのかわいタオルだったけれど、私は頂き物のタオル。少し花柄はあるけれど地味で普通のタオルだった。だからこのスヌーピーのタオルが使えてもとてもうれしかった。

でもね、、なんだか違ったんです。使い心地が…。肌触りもよくてやさしいのになんとなくね。


はじめて主人の実家にお泊まりに行った時、出されたタオルはふわっふわ。洗面所の棚に並べてられたタオルはおしゃれなタオルばかり。そしてそれを手に取ると柔軟剤の良い香り付きふわふわ!おしゃれなお義母さま流石です〜!


でもね、、お風呂から上がって使わせてもらったけれど違ったんです。ふわっふわだけど…身体の水分をあまり吸ってくれない…かえって冷たく感じてしまったんです。(まぁお義母さまの柔軟剤入れ過ぎ説もあったんですが…  笑笑。)



いますよね…こういうひと。物腰柔らかで人当たりよくて話し方や見た目もやさしいけれど、なんとなく冷たいひと。話してても受け入れてくれてないなぁ〜と感じるひと。見た目と中身がバラバラなひと。…苦手です。


今でも実家に行くと相変わらずタオルはふわっふわです。何故ならおしゃれで大雑把お義母さんは柔軟剤をキャップで測らずテキトーにドボドボっと入れるから!笑笑。そしてお風呂上がりのタオル類。覚悟して使うけれど相変わらず身体の水分をそう容易く吸ってはくれません!笑笑


そして私は…もちろん柔軟剤は普段使わない派です。衣類の質や梅雨時の香りの気になる時は使いますが、基本的には使いません。もちろんタオルはカリカリ派です。

肌あたりは少しザラザラしてるけれど、ザヤ〜ッと水分を吸って肌に馴染んでくれるカリカリタオル。あんなに不快だと思っていた実家のタオル。今ではすきです!

そんなタオルみたいなひと、見た目ではなく「ほんとうのやわらかさ」持ってるひとがすきです。もちろん見た目も中身もやさしいのが一番良いのだとは思いますが…。


ほんとうのやわらかさを持った、そして歳を重ねる毎に柔軟性のある心を忘れないよう生きていきたいなぁと今朝、冷たい水で顔を洗った後のカリカリタオルを顔に当てながら思いました。


そしてnoteの皆さまへ。こんな拙い私の記事を読んで下さり「いいね♡」やコメントを下さったり…ほんとうにうれしかったです。ありがとうございました。特に今年はいろんなことがあり、個人的にも辛く寂しい思いをする事が多い一年でした。誰とも話したくなかったです。でもこのnoteの中でいろんな方の記事を読ませて頂きいろんな人生や考え方忘れていたきもちや新たな発見などなど、とても勉強になりました。ひとから諭されるより「わたしもこうでありたいなぁ」とか凝り固まっていた私のこころやきもちをほぐしてもらえました。そして何より「書く」ということによって自分のきもちと冷静に向き合う事ができました。来年もゆっくりがんばりたいと思います。noteの皆さまありがとうございました。


そして…皆さま! 

今年もおつかれさまでございました〜!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?