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スターダム観戦。その時に感じた不思議な感覚。

どうもははーんです。先日スターダムを観戦しました。女子プロレス団体としては飛ぶ鳥を落とす勢いであり話題性も高いと思います。そんなスターダムでYouTuber兼タレントのフワちゃんがプロレスデビューするということでTwitterなどでも話題になっていました。アタシは正直言って興味は薄かったのですが、Twitterなどで多く話題になりアタシも気になってきたので、行くことに悩むぐらいなら観戦してみようと思い急遽観戦することにしました。

違和感?感覚のズレ?そして意外なところでの共通点。

スターダム観戦の少し前にアタシのような40代の人間には懐かしいアニメ作品がリメイクされました。アタシは全話をテレビで見ていた訳ではありませんが原作本も持っているアニメで子供の頃から再放送が何度もあった「うる星やつら」という作品です。この作品が深夜アニメとして放送が新しく開始され、たまたまTwitterである女子プロレスラーがスペース(音声のみの配信)にて同時実況を行っていました。アタシはその女子プロレスラーもうる星やつらも好きなので実況スペースを聞きながら放送も見るという機会に恵まれました。そしてアニメを見ているとある違和感を感じるのです。内容が薄くキャラクターもかなりボンヤリしていると。アニメが面白くないという話じゃないんですね、なんとなく薄味で強烈なキャラクターがたくさん出てくるアニメなのにキャラにインパクトを感じない。物足りなさを感じてしまったのです。アタシにはとにかく軽い、印象に残りにくい満足感の薄い内容でした。

そして意外なところにリンクする。

話が脱線しましたがそんなアニメのリメイク放送から数日後にスターダム観戦となりました。場所はアリーナ立川立飛という総合スポーツ施設でビックマッチにあたる興行でした。人気タレントのプロレスデビューでもあり、タッグチームの祭典であるリーグ戦の開幕戦、また新日本プロレスとの繋がりからIWGP女子王座の新設に伴い初代王者決定トーナメントの準決勝も行われるという、スターダムにとってはかなり大事な興行だったと思います。
試合はダークマッチとして行われた3Wayマッチから始まり、フワちゃんデビュー戦。そこからタッグリーグ公式戦が始まり、セミ、メインイベントでIWGP女子王座決定トーナメント準決勝が行われる全11試合。アタシはギリギリに観戦を決めたので一番安い席種で最後尾に近い座席で観戦だったのですが、本当に凄い大会でした。凄い大会だったのですが・・・。

参加選手の多さ、舞台の豪華さに驚かされる

入場式が行われタッグリーグに参加する選手が勢ぞろい

全11試合、総勢37名の選手が参加している興行です。もうそれだけで圧巻ですし、その内31名が所属選手。選手層の厚さでも他団体を圧倒していますし、ゲスト選手も超豪華。そして始まった試合、2試合目にフワちゃんが登場。どうやら後日にこの試合だけの特番が組まれているらしく本戦前に行われていました。
ここでまた話が脱線するのですがこのフワちゃんデビューに関しては一部批判もあって、素人が神聖なリングに上がるな的な話やテレビの企画なんだから真面目にやらないのだろうという予想がなされ、いろいろ批判的なことを言われていました。そういった意見が出るのも分からなくは無いのですが、アタシはまず批判するにしても試合を見てからではないかと思っていて、実際に試合を見て批判があるならばすればよいと思っていました。内容が良くなかったから批判が出るというならまだ理解できますが、やる前からケチを付けるのはフェアでは無いと思うのです。
さあ、実際にフワちゃんの試合を見てみてアタシが思ったのは「先に批判していた人よ、こんな試合したフワちゃんにどんな言葉をかけるつもりなの?」でした。
とにかくデビュー戦としては素晴らしいの一言でした、いやいや圧巻のデキだったと思います。タレントさんなので緊張の素振りも見せずプレッシャーに押し潰されることもなく試合をしていました。もちろんタッグパートナーのアシストもあったのでしょうが素晴らしい試合をしてたと思いますし、試合前の批判を完全に払拭したと思います。試合後のマイクも含めて全てが素晴らしく、またプロレスに対する姿勢なども素晴らしかったと思います。

フワちゃんのデビュー戦は素晴らしかった

そして本戦が開幕、全試合を観戦。

人気爆発マスクウーマン、スターライトキッド選手と渡辺桃選手
個人的に注目している舞華選手とひめか選手

その後はタッグリーグ戦とIWGP女子王座決定トーナメントの試合を観戦、圧巻のボリュームでした。
とにかく選手には華があり、また現代のプロレスっぽく技が多彩で試合のテンポが速い。複雑な技、ライバル関係、ド派手な空中殺法もたくさん。煌びやかな観戦があっという間に終了しました。
でも、あれ?何だろう、この感覚。何か物足りない、満たされない感覚。そんな感覚が心にあるのです。この感覚、つい最近感じなかったか・・・。そんな不思議な感覚で会場を後にしました。

KAIRI選手の入場シーンは圧巻
KAIRI 選手華麗な技
スターダムのアイコンと言われる岩谷麻優選手の華麗なムーンサルト

違和感の正体、その感覚は何なのか?

観戦後、Twitterのフォロワーさんと食事に行きました。試合の感想を語り合うのもプロレス観戦の醍醐味です、そんな会食の時に互いに出た感想で違和感に気づき始めます。
「印象に残った試合は?」
「フワちゃんデビュー戦かなぁ」
「他には・・・」
あれだけの人数が参加し、全11試合もあったビッグマッチ。しかし印象に強く残るシーンがあまり思い浮かばないのです。興行としては大満足で、あれだけのモノを4000円から見れるって凄いんですが、心に突き刺さるモノが少ないというのが本音でした。
居酒屋で会話を交わすなか、アタシは先日見たうる星やつらのアニメを思い出しました。子供の頃に夢中になり大好きだった作品が、リメイクされたモノを見たら物足りなさを感じてしまった。そうこの感覚に非常に酷似していたのです。

現在進行形のプロレス、そして自分自身の感覚のズレ。

アタシは子供の頃からプロレスを見ていて一時期離れた時期こそありましたが今も大好きでプロレスを見ています。子供の頃に見ていたプロレスと30代に見ていたプロレス、そして現在進行形のプロレスはかなり変わっていると思います。アタシには古い感覚も残っているし現在の感覚も持っているつもりです。でもそこに何かズレがあって、さらに違和感を感じることも多々あります。素晴らしい興行でしたが、久しぶりに見たスターダムに物足りなさを感じたのは事実でした。この感覚はアタシだけかもしれないしアタシ以外の方も感じているかもしれません。
うる星やつらのアニメでのズレを感じたとき、Twitterの書き込みを追ってみるといろんな意見がありました。しかしアタシ的にはピンと来ないモノも多く、実際にアタシの中では明確な答えは出ていません。昔のモノが最高で現在のモノがダメという話ではなく、そういう決め付けや線引きをしたい訳ではないのです。現在進行形のプロレスにもアタシはズレを感じたりしています、かといって否定したい訳でもありません。アタシはこれからもプロレスを見ていくことになると思いますし、好きだからいろいろ考えてしまうかもしれません。そして好きだからこそ新しいモノを否定をするのではなく受け入れながら見ていこうと思いました。

今回は上手く纏められない記事になってしまいましたが、なんとなくこの違和感について書きたいと思い無理矢理に書いてしまいました。でもこの違和感を友人と話していた時に「それnoteに書いてみたら?」とアドバイスを頂いたので勢いで書いてみました。
ここまで書いて少し批判的に見える部分もあるかもしれません。でもアタシが言いたいのは批判ではなく昔のモノと今現在のモノが全く同じになることはあり得ないし違和感を感じることもあると思うのです。そこを否定して何も受け入れないというのは勿体ないし、その一歩が道となり新しい発見が生まれるかもしれない思うのです。なーんて感じで今回はここまで。

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