白玉亭

親になってからの気持ちを整理したり。 育休明けに向けてのリハビリをしたり。 さらっとし…

白玉亭

親になってからの気持ちを整理したり。 育休明けに向けてのリハビリをしたり。 さらっとしたニュートラルな人に憧れて、じたばた生きるアラサーの記録。

最近の記事

これで良いのだ.2020

良い事があっても素直にラッキー!と喜べない。 うわ、何かうまくいかんことあるかもしれない、と自分の痕跡にミスを探したり慎重になってしまう癖がついている。 良い事があれば、それを補うかのように悪い事が訪れて人生は最終的にプラマイゼロになるという私のベーシックプラン。 なんともお得感の無いプランである。 こういう生き方をし、死んで行くとしか思えなかった。 家族に捨られたとか村を焼かれて生き残ったとか、信じていた親友に婚約者を寝取られたとか、そういう暗い過去がある訳ではない。

    • 夢で会えたら

      「夢に大切な人が出て来たら、それはその人のあなたに会いたいって気持ちが体から抜けて、あなたの夢まで飛んで来てるのよ。」 このロマンチックな話を私はずっと信じていた。 片想いなどしていた頃は、その相手が夢に出て来ると必ずこの不思議を思い出して、嬉しくて嬉しくて仕方なかった。 惚れっぽい私は出会ったり付き合ったり付き合わなかったり別れたりを繰り返す中で、それに何度となく慰めてもらった。時には盛大に傷つく切欠にもなったりした。 一生忘れられねぇよと飲み明かした夜に、夢に出て

      • 洗濯と掃除の意義

        わたしは果てしないズボラである。 掃除機はかけなくても死なないし、 整頓の為に買う仕切りやボックスは無駄遣い。 人に不快感を与えないくらいまでなら洗濯せずに着る。 トイレや水回り何て掃除する意味がわからない。 休みの日には起き抜けからノンストップでタバコを吸い、 夜な夜な街をふらつき酒を飲む。 そこに掃除などが入り込む余地など皆無だった。 もちろん外に出る時は変なやつに見られたく無かったので、 掃除と整理整頓と断捨離が好きですみたいな顔で出歩いていた。 そんな私が結婚

        • ちゃんとした婚約指輪

          立爪ひと粒ダイヤの指輪、台座はプラチナ。 これがちゃんとした婚約指輪のイメージ。 私の指には似合わないだろうなと思っていた。 シルバーが絶望的に似合わないからだ。 そんな私には欲しい指輪があった。 ダイヤが連なったゴールドのエタニティリング。 光の糸みたいな指輪を結婚指輪と重ね着けするのに憧れていた。 シルバーに認められたい私とゴールドをつけたい私。 意を決してそんな指輪が欲しいと彼に伝えてみた。 普通の指輪じゃない指輪を買う事に、彼は少し難しい顔をした。 彼は彼なり

        これで良いのだ.2020

          母になったとて

          自分に自信が無い。行動・言動・服装に至るまで、全てにおいて自信がない。これで良いのだと思えた事は今までの人生でほとんどない。暗い過去があるとか親に捨てられたとかそういう理由は無く、ただただ自信が無い。 そんな薄暗い私が子供を産み育てるなんて想像もしていなかったが、意外と楽しく暮らせている。 昔から褒められる事がとても苦手だった。 褒められても自信の無さ故に謙遜するか、どこか小馬鹿にされている気分を編み出し、勝手に憂鬱になっていた。 でもこの20年繰り返され続けたスタイル

          母になったとて