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#ハハログ Case 001.

Case.001

Name. Rie Hayashi 

■31歳
■一児の母(1歳8ヶ月/女の子)
■フリーランス編集ライター/88PROJECT代表
■子連れ仕事の実験中

現状

Q. 職業と現状を教えてください。 
フリーランス編集ライター。ファッションや食、ライフスタイルを中心に、紙WEBイベントなど、様々な「編集」に携わってきました。
自由な仕事なので、出産後、すぐに復帰する予定でしたが、挫折(笑)。
現在は、その経験を元に「88PROJECT」を立ち上げ、保育園に預けず子連れで仕事をしながら、プロジェクトの活動に軸を移しつつあります。

Q. 平日1日のスケジュールを教えてください。
06:00 起床。娘が起きる前に仕事(出来たら)
07:00 娘 起床/娘の朝ごはん&主人のおにぎり作り(出来たら)
07:30 主人を送り出し/娘の朝ごはん/娘の着替えや準備/娘のお弁当準備(出来たら)
08:30 自分の準備
09:30 娘とともに家を出る

10:30 仕事
※ここからは毎日全く違います。88PROJECTでみんなで子連れで活動する日もあれば、編集のお仕事の打ち合わせに子連れで行くこともあれば、家で原稿を書く日も...。
12:00 娘と一緒にお昼ご飯
13:00 再び仕事

18:00 帰宅
18:30 夜ご飯の準備
19:00 娘と一緒に夜ご飯
19:40 お風呂
21:00 娘就寝(大体はここで寝ない...泣)
22:00 主人帰宅/主人の夜ご飯準備/夫婦2人で話す時間
23:30 就寝

Q.家族で、家事育児の分担はどうしていますか?
料理、お皿洗いなど、キッチン周りは私。掃除や洗濯は主人の担当。お互い得意な方を担当しています。この分担までも紆余曲折、喧嘩を繰り返してたどり着きました(笑)。
保育園に預けていないので、平日の娘担当は主に私。その代わり、休日は主人に半分以上は(?)任せています。

Q.仕事と育児の理想のバランスは?
週4で1日4〜5時間程度、仕事だけに集中できる時間があるのがベストかも。出産後、仕事と育児をはっきり分けない新しいやり方を試していて、0歳の頃はそれでも成り立ちましたが、1歳を超えてから、育児と仕事を同居させると、どちらも中途半端になってしまうことが判明! やっぱりそうですよね(笑)現在進行形で試行錯誤中です。

これまでのエピソード

Q. 子育て中・妊娠中に起きた今思い出しても笑えるエピソードを教えてください!
私の10日前に妹が双子の男の子を出産していたので、当時、北海道の実家には3人の新生児が...!
いつも誰かが泣いていて、妹とはおっぱいも何もかもシェア。2人を両手に抱えてあやすのも、両乳を同時にあげるのも、お手のもの。ばあばも含めて3人で、新生児3人をなんとか育てる、という、てんやわんやな日々でした(笑) 必死すぎてあまり記憶がありませんが、良い思い出です!

Q. 出産後、子育ての中で最も感動したことは?
お腹から出てきて、娘が自分の意思で動いているのを見たとき。当たり前ですが、この子も立派な1人の人間なんだなぁ、と実感しました。
とりあえずは保育園に預けず一緒にいる選択をしたことで、娘の日々の成長を間近でみられるので、毎日小さな感動を味わっています。

Q.お子さんを授かってから辛かった時期は?
出産直後の入院期と、生後3ヶ月で里帰りから戻った後1ヶ月くらい。
地元の産院も母子同室で結構放任主義だったし、東京に戻ったあとは誰にも頼れなかったので。今でもそうですが、本当に、誰にも頼れない状況は辛い...! ワンオペだとしょっちゅう余裕がゼロになるし(イライラのハードルがどんどん低くなっていくのを感じる...)誰かがいてくれる状況で育児をするのとは、気持ちが全く違います。

Q.そんな辛い時期、あなたの支えになったものは何でしたか?
主人。仕事以外の時に、しっかりと家事育児を支えてくれているし、休日は私1人で出かける時も快く送り出してくれて、感謝しています。
あとは、仕事でお世話になっている人がみんなとても優しく、子連れで仕事をしていても、嫌な顔をせず、一緒に遊んでくれること。おかげさまで、娘もたくましく育っています。

Q. 「出産後できていないけど、案外大丈夫だった!」ということを教えてください。
ダイエット(笑)。 妊娠中、最終的に20kg増量してしまい、出産直後に5kg弱しか減っていなくて、「あと15kgどうなるの...」と途方に暮れました。でも、自分の体型体重なんか気にしている暇もなく育児や日々に追われているうちに、娘が1歳半になった頃、気がつくと妊娠前の元の体重を下回っていました。女性の身体って、すごい...(笑)。


母として

Q.「母として、これは頑張ってる!」ということを教えてください。
実感としては、あまり頑張れていないかも...と落ち込むことも...。
でも、88PROJECTの活動は、娘が成長する環境を整えることそのものでもあるので(と自分に言い聞かせて)、日々、完璧ではない母としての自分を許容しながら、なるべく娘の目を見て過ごすことにしています。

Q. 逆に「ここは楽してまーす!」ということを教えてください。
家事。 掃除洗濯は主人の担当だし、お皿は溜まっていてもあまり気にしないことに!
ご飯も、定期宅配と時短料理キットにかなり助けられています。しっかり作りたい気持ちはあれど、どうにもならない時も...。
時間が限られているので、「私じゃなくても良いこと」=日々の家事雑務 よりも、「私にしかできないこと」=母として子どもと向き合うこと、に時間を使いたい...と日々奮闘しています。

Q.「先に教えてよ〜!」と声を大にして言いたいことはありますか?
身体のマイナートラブルがものすごく多いこと!
妊娠中のむくみや、出産後の尿漏れ、乳腺炎の一歩手前にもなったし、腰痛はいまだに悩みのタネ。特に、出産後は、トイレは近いわ我慢する力は弱いわ、だけど赤ちゃんを抱っこしているから容易にトイレにも行けず、本当に辛かった...(笑えない)

あと、生後5ヶ月の慣れてきたくらいから、歩くまでが一番時間にも気持ちにも余裕のある時期、ということ。その時期にもっと色々詰め込んでおけば良かった!(笑) 今はイヤイヤ初期に入ってきたこともあり、本当に1人じゃ対応しきれません...(泣)

Q.あなたの「理想の親子像」を教えてください。
お互いを尊重しあい、人間同士としての関係性を築いていくこと。
娘のやりたいことや本当の心の声を、そのまま受け止めて、尊重して、伸ばしていくサポートを全力でしていきたい。早くいろいろなことを話し合いたいなぁと、おしゃべりできる日を心待ちにしています。

Q. 自分が子どもにしている決まりごと、その際の子どもの反応を具体的に教えてください。
娘のやりたいこと、興味のあることを、止めないこと。冒険させること。なんでもすぐに手伝わないこと。私は大人だから「正解」を知っていて、道具の使い方から色の塗り方まで「正解」を教えたくなりますが、触りだけ少し見本を見せたら、あとは放っておく。そうすると、1歳なりに考えて観察して、自分で技を取得します。正解よりもクリエイティブなこともしばしば。本当に子どもって面白い!

一人の女性として/仕事について

Q.忙しい日々の中で、「母」ではなく1人の女性に戻れる瞬間はありますか。それはどんな時ですか?
娘のお昼寝を狙って、読書をする時間。
あとは、時々主人に娘を任せて、1人だけで夜外出するとき。
出産後、初めてヒールを履いてメイクをして外に出た時の感動は、今でも泣きそうになるほど、はっきりと覚えています。

Q.仕事と育児を両立するために、「手放したこと」があれば、教えてください。 
“私じゃなくてもいい”仕事。私の場合、フリーランスなので、娘や家族との時間を優先して、仕事をかなり限定しました。
「仕事と育児」という文脈では「やりたいことも子どもと過ごす時間も、どちらも手放さずに、今までにない一番良い方法で両立してやる!」という反骨精神から、88PROJECTの原案も生み出したので(笑)それ以外の、“私じゃなくてもいい”案件は、小さなことでも日々手放している気がします。

Q. 育児以外の要素であなた自身が一番幸せを感じることを教えてください。
本を読んでいる時。何かに没頭している時。
元々、仕事や自分の興味のあることに没頭すると、寝食もお風呂もメイクも忘れるタイプなのですが(笑)「何かに没頭できる時間」が一番幸せ。あとは、新しい、共感する考え方に出会った時とか。
あとは、自然の中にいる時。海や川、山も大好き。出産前は、隙あらば自然のあるところに、読みたい本と一緒に出かけていました。


これからの理想

Q.5年後の家族の「理想のライフスタイル」を教えてください。家族全員が、自分の本当にやりたいことをして、同じチームとして尊重し合っていること。
個人的には、自然の多い場所と、東京を行き来しながら、多拠点で生活していたいなぁ。子どもは3人くらい欲しいけれど、娘に手伝ってもらう気満々なので、2人目は5歳差くらいで産みたいです(笑)

Q.何でも良いので、あなたが「これからやりたいこと」 を教えてください。
未来をつくる仕事。本当に価値のある、新しい概念そのものをつくっていきたい。もうすでに色々動いていて、かなりワクワクした毎日を過ごしています。


我が子へ

Q.今のお子さまへのメッセージをどうぞ。
我が家へ生まれてきてくれて、ありがとう!あなたのおかげで、たくさんのことを知れたし、たくさんの感情を味わって、とっても刺激的で面白い毎日を送っているよ。家族みんなで一緒に泣いて笑って、頼り合って、生きていこうね。

#ハハログ #子育て #ワーママ #ワンオペ #仕事と子育て


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