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iPadとは

iPadを使い始めて2年ほど経ちました。まだまだ初心者ではありますが、私自身のiPadに対する考え方ができてたのでここでまとめてみようと思います。タイトルでハードルを上げてしまったような気がしますが。

基本的なiPadに対する考え

「あくまでのサブデバイス、メインではない」という考えがあります。もちろんこれは人によって異なるので今回は私個人のスタンスです。

使用環境

現在使用している端末は2020年9月発売の「iPad Air(第4世代)」。Wi-Fiモデルでストレージは64GB、カラーはスカイブルー。周辺アクセサリは次の通りです。
・Apple Pencil(第2世代)
・Smart Keyboard Folio(MU8G2J/A)*
・Smart Folio(MRX72FE/A)*
・ロジクール マウス「M750 L」
*印付きは11インチ iPad Pro(第1世代)用のアクセサリをビックカメラで型落ちでお安く購入したものです。単眼のiPad Airに複眼iPad Pro用のケースはあんまりつけたくないなーという思いがありました。

iPad Air(第4世代)

Appleのアプローチ

iPadは必要なのか、という議論は常にあるように思います。Appleは特にiPad Proのリリース以降、iPadを新しいPCとしてその価値を訴求しようとしているように感じています。

印象に残っているCMとしては2017年11月に放映された「What's a computer」があります。子どもがiPad(当時の最新モデルはiPad Pro 10.5インチ)を持って街中を駆け回り、最後に母親から「What's doing on your computer?」と問いかけられた子どもは「What's a computer?」と質問返しをして終わるものです。おそらく母親はiPadはコンピューターの一種だと思っている一方、子どもにとってiPadはiPadであって、その他の何でもないということなのでしょう。

Apple「iPad Pro + iOS 11」(アイアリより)

その後はiOSのうち、iPadに特有の機能をiPadOSとして独立させてよりその独自性をさらに発展させていこうという意図が見えてきました。Magic KeyboardをiPad用に設計したこともラップトップとしての使用を想定しているのでしょう。Apple Pencilを使おうとすると一度キーボードから外すことになります。
直近のiPad ProとiPad AirはこれまでのAシリーズチップからMac向けと共通のMシリーズチップを搭載しています。処理性能においてはもうパソコンとの差がないと言ってもい過言ではないのかもしれません。

私自身のスタンス

AppleはiPadを新しいコンピューターとして訴求していますが、現在の私にとっては「あくまでもサブ、メインとして単独で使うことはない」という考えです。いくつかの要因があります。

① アプリ/ソフトの面

最大の原因はソフトウェアにあるというのが使っていての感想です。メインPCとして使っているのはMacBook Air (M1, 2020)。基本的にはiCloudやOneDriveを用いてファイルはクラウド管理しています。そうすると同じファイルをiPadとMacで扱うことが可能になるわけですが、MacでできてiPadではできない、もしくはやりにくい作業が発生してきます。もっともApple純正アプリであってもiPadでは扱いにくいものが生まれてきます。当然ながらサードパーティー製であれば十分に対応していないものもあります。Microsoft 365の中でもPowerPointはiPad上では個人的にやりにくいと感じています。

② 拡張性

今現在使っているモデルはA14 Bionic搭載のiPad Air(第4世代)であるためiPadOS 16の新機能であるステージマネージャ(Stage Manger)は使えません。MacBookを自宅で使う際には基本的に外部ディスプレイに繋げてマルチディスプレイ環境を構成している自分にとっては物足りなく感じるのも確かです。かといって店頭で試した限り、iPad上でステージマネージャを使うのは難しいのではという感想になりました。ハードウェア的にはUSB-Cポート一つですからこれは言わずもがなということになります。ただ、最近USB-C一本でなんでもできるハブモニターを買ってしまったので心が揺らいでいたりはします。M1チップを積んだiPad Air(第5世代)が気になりだす今日この頃。

iPad AirのUSB-Cポート

どう使うのか

macOSがマルチタスクを扱いやすいOSだとすれば、iPadOSはシングルタスクに特化しているOSと考えることができます。Split ViewやSlide Overは存在しますが、あくまでも目の前の一つの作業に集中するという面で強みが見えてきます。
そしてMacBookと比べたときの質量やサイズの扱いやすさという長所もあります。Smart Keyboard Folioであればトラックパッドがないからこそ奥行きが狭いところでも場所を十分に確保できますし、使わないときはキーボードを裏返せばよいわけです。その機動性を活かして、出先でタスクを片付けたいとき、自宅では集中できないときなどによく持ち出して作業します。

Apple 「Smart Keyboard Folio」

個人的によくする使い方としては、PagesやWordとメモアプリをSplit Viewで並べて書き物をすることが多いです。iPadでとりあえず書いて、MacBookに後から戻って修正したり、体裁と整えたりということが多いです。ラフなインプット作業に向いているかなと。noteの記事を考えるのもまずはiPad上のPagesかnoteアプリでとりあえず書き進めます。
あとはせっかくならApple Pencilを使ってGoodNotes 5での手書きファイル作成。GoodNotes 5はiPadだけでなく、macOS、iOS用のアプリのあるので、iCloudを使用したファイルの同期によってどのデバイスでも使えるという利点があります。PagesやWordで作成した文書をPDFに書き出してGoodNotesで赤入れ、なんていう使い方もできます。

GoodNotes 5 (App Store)

最後はやはりAppleならではの連携機能をうまく使うこと。「あくまでサブ機」というスタンスならば「メイン機」と一緒に使えばいいじゃないかということでMacBookと一緒にSidecar、ユニバーサルコントロール、ユニバーサルクリップボード、AirDrop、Handoff、連係カメラ等々一緒に使える機能がたくさん用意されています。標準で用意されているのであれば使わない手はないということです。

人にすすめるとすれば

基本的に私がおすすめするのは「iPad Air(第4世代)」です(2023年3月現在)。もう一択です。もちろんiPad Proを必要とする方々はたくさんいらっしゃいますが、そういう方は自分が必要なスペックを分かっています。miniを選ぶ方も同様です。サイズ感を考えれば携帯性を重視する方々向けです。
どれを選んだらいいのかわからない、という方にはAir 4です。Apple公式の整備済製品でもいいですし、イオシスをはじめとして中古でもいいです。Air 5と大きな差はないですし、iPad(第10世代)とも価格的には大きく変わりません。現行のAir 5やこれまでのPro 11インチのアクセサリを流用できるという点ではかなり使いやすいはずです。
ホームボタンモデルについてですが、Lightning端子が廃止される方向にある今日において選ぶ理由があまり存在しません。それにホームボタンモデルでもホームボタンを使わずに済みますからなおさらです。
iPad選びに迷ったらiPad Air(第4世代)です。(2023年3月現在)

最後に

ということで長々と書いてしまいましたが、私自身が何をどう思っているかについても整理する機会になったのかなと思っています。今後iPadがメイン機として活躍するようになるのか、それは今後のソフトウェアの発展に期待したいところです。そしてステージマネージャで外部ディスプレイをサポートするM1 iPad Airが気になってきていましました。

自分の記事を自分で英訳してみようという勝手に始めた企画がコチラ。

2023年3月23日(木)

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