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僕と排気口

画像は僕の家の猫です。

今回は排気口の黎明期について書きます、DMでリクエストを頂いたのと佐藤佐吉演劇祭のインタビューで聞かれた時にほなちゃんなりの説明があるだろうから邪魔しちゃ悪いなと思って黙ってたので僕の立場から見た排気口の成り立ちを書きます。

僕はその日大学の新入生歓迎イベントに参加しに来ていた。
その日の格好が革ジャンに一眼レフを肩がけしていていけ好かなかったのもあったが、専門に通っていたため二浪扱いで現役生と距離感が掴めなくて、ずっと案内役の一個上の上級生Y君(年齢的には僕の一個下ちなみに彼とは未だにたまに飲んだりしてる)とばかり話してた、あとこの時一緒にキャンパスを回る班に居たのがみーやんだったりする。

イベント自体が終わった後そのYくんが話しかけてきてくれた。
「今日新歓コンパやってるサークルあるからヤマトくん一緒に行こうよ」
話を聞いた感じ映画撮るサークルらしく演技をしたいと考えていた僕にとっては願ったり叶ったりだった。
「ふーん、Yくんが行きたいならついて行こうかな」素直になれよぴーやちゃん

Yくんに連れられて部室棟の一番奥にある赤い扉を開ける。
コンクリート打ちっぱなしに近い壁に色んな映画や音楽のポスターが貼られていて匂いはカビ臭く奥にはコタツが置かれていて、何人か入って暖まっている。
ふと手前の方を見てみるとコタツに入り切らなかった人たちがカーペットの上に車座に座っていて、その真ん中で片側金髪で長髪の痩せぎすのデコルテ丸出しカットソーを着たメガネ男が音楽を爆音で(確かブギーバック)かけながら踊っていた。
その男こそが菊地穂波である。

そうなのだ最初排気口は彼が1年の頃仲間内で作った映像サークルだったのだ、その翌年頃になって「演劇でもすっか」の彼の一声で演劇やるようになって駅前の笑笑で僕がテキトーに思いついた「排気口」という名前を名乗り始めたのだ。
そのあと僕らは一年に1本やるかやらないかのペースで公演を打ち続け2019年頃からやっと本格的に動き出した。

劇的な成り立ちなんてないのだ。
そして彼は今日も家で同じような振り付けで踊り続けている。

坂本ヤマト

排気口新作公演『光だと気づいた順に触れる指たち』
【日時】
2024年3月
20日19:00
21日19:00
22日19:00
23日13:00 18:00
24日13:00 17:00 
【料金】
予約3500円・当日4000円
18歳以下は予約・当日共に1000円
【場所】
王子小劇場
予約 https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=2u5sldm8
約95分 途中休憩無し

佐藤佐吉演劇祭2024参加作品
en-geki.com/sakichisai2024/

開場・受付は開演の30分前

作・演 菊地穂波

出演 
佐藤暉 中村ボリ 坂本ヤマト 桂弘 澁川智代 
森川錦 海国りん 山田航大 小川雄気 

演出助手 加茂慶太郎
音響プランナー  Mana-T
音響オペレーター 夢乃屋毒花
照明 中村仁 
照明操作 麗乃
舞台監督 菊地穂波
舞台監督補佐 伊藤セナ

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