【漫画感想】ゴールデンカムイの映画見たので漫画全巻読んだ【1~15巻】
映画ゴールデンカムイ、評判が良かったので2月に観てきた。
原作の魅力がたっぷりと詰まっていてめーちゃくちゃ良かった……。
漫画原作の実写映画としてはかなりハイレベルなものだったと思う。
山崎賢人がちゃんと「不死身の杉元」になっていた。
続編作ってくれないかな……と思ってたら映画の続きをドラマでやってくれるとのこと。
嬉しい。クオリティ高そうで非常に楽しみ。
予告見た感じ姫と親分のパートもやってくれるっぽくて驚いた。いいんだ。
映画を見て漫画が読みたくなり、「ちょっと先の方まで読んでみるか…」と読み始めたらあっという間に全巻読み終えてしまった。
この漫画面白すぎ。
1度全巻読んだことあり、大筋をふんわり覚えてる状態で読んだ。
ネタバレ注意!!!
16〜31巻の感想はこちら。
1巻「杉元・アシリパ・白石の出会いなど」
Kindleにて再読。杉元とアシリパの出会い、小樽での囚人の捜索、尾形との初戦闘、白石との出会い、鶴見中尉登場等を収録。
グルメ、バトル、歴史、ギャグ、冒険など色々な要素がギュギュッと詰め込まれていてやっぱりおもしれ!!!
漫画だとアイヌ文化や北海道の特色についての解説が丁寧でありがたい。
尾形との戦闘で躊躇なく腕を折り刺し殺そうとしてる杉元、判断と技術が凄まじい。キラーマシーン。
初期尾形、弱そう。こいつが最終巻まで場を引っ掻き回すトリックスターになるなんて誰も想像できないだろ。
杉元とアシリパはあんまり変わってない気がする。
脳みそ生で食うって怖いよね……
2巻「谷垣初登場、第7師団に捕まる杉元など」
Kindleにて再読。谷垣初登場、第7師団vsヒグマ、アシリパの村へ訪問、土方と牛山の合流、第7師団に捕まる杉元、杉元を探すアシリパ等を収録。
谷垣もだいぶ顔と体型が変わってるな……。
もっとムッチムチのイメージが強い。巻を重ねるごとに作者の愛が深まっていったのか。
鶴見中尉の目的は金塊を軍資金に北海道を手に入れること。杉元と鶴見中尉、出会うタイミングが違えば協力し合ってたんだろうか。
土方さんは渋くてかっけ……牛山相手でも倒せる自信があるんだろうな。こういう強いジジイ大好き。
味噌=オソマのくだりもここからか。うんこ食べちゃダメだよ杉元。
映画のこのシーン、会話のテンポが心地よくて凄く良かった。
14話の扉絵、カワウソと相棒だという雰囲気を出してるのにページ捲ったら捌こうとしていて面白かった。映画ポスターのパロディとかなのかな?
3巻「レタラを狙う二瓶鉄造達との戦いなど」
Kindleにて再読。腸を盗む、桜鍋を食べて和解、オソマおいしい、レタラを狙う二瓶鉄造達との戦い等を収録。
鶴見中尉がソリから転げ落ちるもすぐに体勢を立て直して走るシーン、映画で完全再現してて感動したのを思い出した。玉木宏って凄い。
土方さん、爺さんなのに戦い方が荒々しいしクソ強い。
最初っから渋川たちを皆殺しにするつもりだったのでは…?
フプチャを食べたときの2人の反応が微笑ましい。
仲直りできて良かったね。
悪夢の熊撃ち二瓶鉄造、勃起勃起言ってるヤバジジイだけど生き様がめちゃくちゃかっこいい。
指を切り落とされても即座に反撃できるの、強者だ。
4巻「二瓶鉄造との戦いの決着、殺人鬼辺見和雄登場など」
Kindleにて再読。二瓶鉄造との戦いの決着、毒矢が刺さった谷垣の介抱、刀を手に入れる土方、土方一味に捕まる白石、殺人鬼辺見和雄の登場、鯨狩り等を収録。
毒矢の「アマッポ」の効果解説が具体的でゾッとする。痛みを想像して足をさすってしまった。アイヌが住む山には案内無しで絶対に入りたくない。
二瓶の最後、美しかった。
あんなに怯えてたリュウが死に瀕した主人のために体格差のある狼二頭に立ち向かおうとするの健気だ……
二瓶、湯たんぽとか言ってたけどしっかり可愛がってたんだろうな。
足払いで馬をぶっ飛ばす牛山やばすぎ。本当に同じ人間かコイツ。
36話の捕まる白石、14話のカワウソと同じ構図ということに気づいて笑った。こういう小ネタに気付けると嬉しい。
辺見和雄、変態だけどこれから出てくるであろう変態たちに比べれば(今のところ)まだ控えめに見える。
白石は土方たちとどんな取引をしたんだろう。
巨大な鯨と鷲、映画館の大画面で見てぇ……。
5巻「杉元vs辺見和雄、谷垣vs尾形&二階堂浩平など」
Kindleにて再読。辺見とのバトル、鯱に食われかける辺見、谷垣vs尾形&二階堂浩平、アシリパ父の知人であり元第七師団キロランケとの出会い、のっぺらぼうがアシリパの父かもしれない等を収録。
辺見、変態性が控えめだな…と最初思ってたけど全然やばかった。「誰でもいいからぶっ殺したくなる」って言う奴が戦争帰りの軍人を狙うことあるんだ。
ついさっきまで優しくしてた男の脇腹をノータイムでザクザク刺せる杉元はやっぱりイカれてる。殺人鬼だと判明した後も杉元が優しいのは、生命を煌めかせるために人を殺し続けたという彼の信条に少なからず共感したからなのかな。
銃口を指先で逸らして銃弾を躱すアクション、かっこよすぎるだろ。
おまけページの辺見、キモい。杉元と興奮する辺見を真顔で見つめるアシリパさん面白い。
鯱の竜田揚げクソ美味そう。
真相を確かめるために杉元達は網走へ。
ここで脱獄王の存在が重要になってくるの気持ち良い展開!
6巻「札幌殺人ホテル、茨戸での抗争など」
Kindleにて再読。キロランケと共に網走へ出発、札幌殺人ホテルでのどんちゃん騒ぎ、土方達と尾形が参戦した茨戸での抗争等を収録。
牛山vs杉元、狭い場所でも戦い方が豪快で気持ち良い。
牛山が性欲強すぎて酔っ払いながら白石の乳首舐め出したの面白かった。
チンポ先生が家永を助けたのは、完璧を求める生き方を哀れに思ったからなのか、守るべき対象である女性だと認識したのか。
茨戸の馬吉の顔、馬すぎる。
痺れる。土方さんは相変わらずかっこいい。
尾形が土方達に付いたけど、この男は金塊を手に入れて何をするつもりなんだっけ…
7巻「インカラマッ登場、ヤクザカップルとヒグマの討伐など」
Kindleにて再読。インカラマッ登場、競馬場でのキロランケの無双、馬を背負うヒグマの調査、ヤクザカップルとヒグマの討伐等を収録。
インカラマッ、胡散臭いんだけど能力はガチっぽいんだよな。一着馬を当てれたのどういうカラクリだ。
白石にアシリパを見捨てるわけがないと啖呵を切る杉元はかっこよかったんだけど、牧場で働く男の話を聞いて「へぇ〜〜〜」って言いながら銃の準備をするときの顔が怖かった。
姫の乳首に厳しい杉元一行、好き。
公式ファンブックの解説によると「姫の乳首が大きいのは親分のせい」らしい。
知りたくなかった。
親分と姫の最期、見開きが絵画のようで美しい。
お互いへの深い愛を感じて少し感動した。直後、杉元が皮を剥ぎに行くところで正気に戻った。
8巻「江渡貝くんの偽刺青人皮、谷垣の過去など」
ピッコマにて再読。江渡貝くん登場、狂気のファッションショー、谷垣とチカパシの出会い、谷垣の過去、谷垣とインカラマッの合流、杉元一味と土方一味の合流等を収録。
鶴見中尉、江渡貝くんといい谷垣といい相手の心の穴を察知して的確に欲しい言葉を与えるの流石だ。怖い。この方法で多くの人を籠絡してきたんだろうな。
偽の刺青人皮ってまたエグいことを考える……。
江渡貝くん、鶴見中尉から依頼された仕事をきちっとやり遂げてるの職人だ。亡くなったの普通に悲しい。
インカラマッ、谷垣が妹亡くしていることは鶴見中尉から聞いたのか?
9巻「杉元一味&土方一味vs第7師団、偽アイヌの村など」
ピッコマにて再読。杉元一味&土方一味vs第7師団、熊岸長庵に会うため樺戸へ、白石の恋、偽アイヌの村等を収録。
最後の晩餐のパロディ、ユダの位置にいるのがあの人になってる。この時点で示唆してたのか。
偽アイヌの村での杉元、相手は極悪人とはいえバーサークっぷりがヤバすぎる。怖い。
アニメでカットされるのもしょうがないよここは……。
杉元、尾形、牛山がいるこのパーティつんよ。誰も勝てないだろこれ。
ヒグマに正面から挑んで一本背負いする牛山、神話として語られるべき。
熊岸の「観た者の人生をガラッと変えるような作品を作りたい」という願いが本人の知らないところで叶っているというのは報われたような、寂しいような……。
絶対無駄だろと思っていた白石の恋物語がここで回収されるの面白い。
10巻「白石奪還大作戦、二階堂への義足プレゼントなど」
ピッコマにて再読。白石奪還大作戦、二階堂への義足プレゼント、谷垣の珍道中、旭川での変装&鯉登少尉とのバトル、大雪山等を収録。
チンポ先生の3本目の足、硬度どうなってるんだ。
各々が白石の顔を思い浮かべて「まぁ…いいか…」ってなるの可哀想だけど笑ってしまった。白石だからしょうがないか。
「素敵な足をもらえてよかったネ」の回は狂気と勢いが凄すぎてめちゃくちゃ面白かった。神回。
旭川では白石が杉元に殺されずに済んで一安心。
鯉登少尉、この頃は月島いないのに一人で頑張ってたんだな…。
吹雪を鹿を使って耐え忍ぶシーン、アシリパさんの優しさと杉元の芯の部分が感じられて好き。いつか一緒に干し柿を食べれるといいな。
11巻「稲妻強盗と蝮のお銀vs第7師団など」
ピッコマにて再読。稲妻強盗と蝮のお銀vs第7師団、両親兄弟を殺害した尾形の過去、最狂の変態・姉畑支遁登場等を収録。
首の後ろから千枚通しブッ刺されて脳みそシェイクされるの、コワ〜
女性の裸体が出てくるのこの漫画にしては珍しいかも。お銀の体の刺青のデザイン良いなぁ。
扉絵でアシリパさんの相棒のように描かれた動物は食われるの法則も健在。
花沢中将の自刃も鶴見中尉が仕組んでたことだったの!? そこ繋がってくるんだ。
尾形が鶴見中尉のたらしっぷりにやられなかったのは愛を知らなかったからなのかな?
杉元の惚れた女の話を聞きたくなくて全力でホパラタするアシリパさん可愛い。
ゴールデンカムイのヤベェ人代表格、姉畑支遁がついに出てきた。
こいつヤバすぎて前半の話が吹き飛びそうになる。
ウコチャヌプコロ……
12巻「姉畑のウコチャヌプコロ、蝗害とラッコ鍋など」
ゼブラックにて再読。姉畑のウコチャヌプコロ、蝗害とラッコ鍋、盲目の盗賊団の奇襲等を収録。
ヒグマとの行為をやり遂げた後に腹上死した姉畑、ドン引きなんだけど流石にすげぇ。そこまで動物との性行為に強い執着があるのは幼少期に動物と何かあったんだろうか。
誰が嘘をついてるかわからない疑心暗鬼の中、笑顔で残った方を殺すと話す杉元、怖いよ。お前が言うと冗談に聞こえないよ。
伝説のラッコ鍋のシーンも見れて満足。
谷垣の胸毛、単行本で加筆修正されてると聞いて作者のこだわりに少し怖くなった。
最後、真っ暗闇でフリチンという絶体絶命のシチュエーションだけど、メンツが強すぎて大丈夫なんだろうなという安心感がある。
白石の頭をポコンポコンしてるのは谷垣のか?
13巻「盲目の盗賊団との戦闘、網走監獄への潜入など」
ゼブラックにて再読。盲目の盗賊団との戦闘、インカラマッの占いを覆す谷垣、網走監獄への潜入、偽物ののっぺらぼう、第7師団の乱入等を収録。
偽のっぺらぼうの絶叫、初見だとめちゃくちゃビビったな……のっぺらぼうを狙ってきた侵入者への警報装置として偽物を用意しておく犬堂、賢い。
本当のチタタプを食べて一致団結してさあ行くぞ!ってなったのにそれぞれ思惑があるしそうは上手くいかないか。
第7師団も参戦してきて状況がごちゃつきそうで面白くなってきた。
インカラマッからしたら金塊がどうなろうとどうでもいいもんな……強かだ。
写真館で1人だけ脱がされてセクシー写真を撮られるスケベマタギは何?
14巻「土方vs犬堂、のっぺらぼうの正体判明、裏切りなど」
ゼブラックにて再読。第7師団の虐殺、土方vs犬堂、のっぺらぼうの正体判明、裏切り、杉元と第7師団が一時協力等を収録。
杉元がのっぺらぼうにぶつける思いが熱い。
アシリパさんにはヒンナヒンナしていて欲しいの分かるよ……。
ここでキロちゃんと尾形が衝撃の裏切り。なんで??? 杉元たちが尾形に頭撃ち抜かれたのを初見で見た時はめちゃくちゃ衝撃を受けた。
一緒にチタタプしたのに!!杉元死ぬな!!!ヒンッ!!!!と思ってたら普通に生きてた。本当に人間ですか??
二階堂はそのうち全身サイボーグになりそう。
ここで敵と味方が入れ替わるのは予想外だった。
尾形の目的はマジで何なんだ。何がしたいんだお前は。
15巻「スチェンカ、バーニャ、月島の過去など」
DMMブックスにて再読。南樺太へ、スチェンカ、岩息舞治登場、バーニャ!、月島の過去等を収録。
バーニャ回の勢い好き。意外とノリがいい月島軍曹。
杉元、アシリパさんを連れて行かれたのが結構メンタルにきてたのね。
ぶん殴りセラピーのおかげでとりあえず落ち着いたみたい。
岩息の拳と言葉があったけぇ。
アシリパさんと白石が杉元なら生きていると信じてくれてるの熱い。
白石がアシリパさんの側にいてくれて本当に良かった。
月島は死刑囚だったところを鶴見に拾われたのか。
いご草ちゃんの話、何が真実なのか分からん……。
月島の顔を見るに、もう翻弄されるのに疲れてどうでも良くなってしまったのかな……鶴見中尉の笑みが恐ろしい。
サポートしていただいた分は仕事中に食べるお菓子代に使わせて頂きます サポートしてくださった方、ありがとうございます!