見出し画像

酒屋のはしごを決める日曜日─#日本酒のできごと(2024/02/19-02/25)

「日本酒のできごと」は、日本酒にまつわるニュースや動向を週1でまとめたマガジンです。ごはん同盟のシライジュンイチ(@hair5mm)が、毎週月曜に更新しています。

今週飲んだお酒は、青森県・三浦酒造の「豊盃 純米吟醸 豊盃米」。相方の青森出張のおみやげです。ぬるめの燗でキメました。

「酒蔵」のできごと

・10倍生産できる醸造所になるために。稲とアガべの定番酒「交酒 花風」開発秘話

小規模な設備で造られているからこそ値段が高くなってしまいがちなクラフトサケを、価格を下げてもっと身近な酒にしてしまおう!という試み。四合瓶で2,100円(税別)なら、手に取る人は増えるんじゃないかな。ホップを使っているから、クラフトビール好きにも刺さりそう。

・美食と音楽の融合を味わえ!4月20日、酒蔵 haccobaが新体験フェス「YoiYoi in Namie」を福島・浪江町で開催

haccobaが主催するフェス!お酒と焚き火と音楽なんて揃ったらもう!

・延岡の千徳酒造が初のアルミ缶入り日本酒発売 既存の瓶が製造中止で

飲みきり瓶の不足からアルミ缶へ移行。日本酒の容器は過渡期ですね。


「国内」のできごと

・秋田の蔵元集団・NEXT5休止 日本酒共同醸造の先駆け

日本酒蔵コラボの先駆けだった秋田県の「NEXT5(山本合名会社・秋田醸造・栗林酒造店・福禄寿酒造・新政酒造)」は、14年も活動していたんですね。

・東京に県産日本酒、つばさで“ビュン” JR輸送

前日に搾ったばかりの日本酒を新幹線で運んで、翌日に東京駅で販売・提供。東北・上越新幹線が集まる東京駅周辺は新たな日本酒スポットとなるか。

・3/9(土)"サケの日"に灘五郷酒所にて開催!神戸チーズトースト×灘酒= SAKEモーニング

灘酒と神戸チーズトーストとペアリングなんて、最高のモーニングではありませんか!神戸チーズトーストは、チーズと酒粕を使ったトーストのことで、酒粕はもちろん灘のもの。

・「さぬきオリーブ酵母」を使った日本酒の新酒完成 出荷量は4年間で約1.8倍に

香川県産のオリーブの実から発見された酵母「さぬきオリーブ酵母」を使って醸造された日本酒は、果実のような香りとトロピカルな酸味が特徴だとか。

・世界のつくり手からおいしいものを集めたマーケットストア「DEAN & DELUCA」とSAGA BARによる2日間限定のコラボレーションイベントを開催します!

佐賀県は、日本酒のPRが積極的な印象。


「海外」のできごと

・人気の日本酒がEUで「禁輸」危機…30年以降に瓶の再利用義務化、政府が除外目指し外交攻勢

欧州連合(EU)が瓶や缶の再利用や再資源化を義務づける現状の規制案では、現地で瓶を洗って再利用するのが難しい日本酒は禁輸対象となる。これはなかなか厳しいニュースだけれど、容器の再利用・再資源化を進める流れは止まらないだろなぁ。


#編集後記

2/25(日)は、下北沢・発酵デパートメントの新商品の試飲会から、赤羽・三益酒店の角打ちへ、酒屋のはしご。

発酵デパートメントと土田酒造とのコラボ酒「生まれたての君になんと名前をつけよう」は、玄米麹をたっぷり使って造った日本酒で、はちみつのような甘さがありつつも、後味はすっきり。これはワイングラスでゆっくりと飲みたい。

発酵デパートメントでのんびりと過ごしたせいか、三益酒店へはラストオーダーぎりぎりに到着。駆け込みで日本酒の飲み比べセットをいただきました。次回はしっかりと時間をつくってうかがいたい。良き酒飲みが集まる良きお店でした。

+++

ごはん同盟のおつまみ本、「ごきげんな晩酌 家飲みが楽しくなる日本酒のおつまみ65」が好評発売中。ごはん同盟は、お米を粒(🍚)でも、液体(🍶)でも応援しています!


読んでくださってありがとうございます。 おいしいごはん生活を探求すべく、あたらしい食材やお酒を試したいと思います。