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夜明前

足下が闇いからさ
前だけ見て走ったんだよ

キミの声が追いかけて来るからさ
大声で泣きながら走ったんだよ

傷だらけだったけど
雨が覆い隠してくれた
履き忘れた靴はどこかになくしたままだったけど
アスファルトの道はあたたかかった

きっとダメなのは自分だけで
みんなもっと上手に嘘がつける
だから呆れるほど不器用で憂鬱で
笑い方なんて知らない



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