音楽配信(ダウンロード)はどれくらいもうかるのか?

音楽配信(iTunesやAmazon MP3など)を通じて音楽を販売した場合にどれくらい儲かるのでしょうか?僕が関わっていた音楽配信サービスに関しては詳細はもちろん明かせませんが、下記のページに以前は興味深いデータが公開されていました。

http://www.tunecore.co.jp/store/iTunes#69
過去のアーカイブ(https://web.archive.org/web/20121006034221/http://www.tunecore.co.jp/store/iTunes#69

ずばり日本のiTunesにおいて、250円で楽曲を販売すると148円が販売収益として権利者にバックされるようです。(このデータは消費税増税前のデータです。)

つまり
10万ダウンロード(ゴールド)で 2500万円の売上げ、1480万円の販売収益
25万ダウンロード(プラチナ)で 6250万円の売上げ、3700万円の販売収益
50万ダウンロード(ダブルプラチナ)で 1億2500万円の売上げ、7400万円の販売収益
100万ダウンロード(ミリオン)で2億5000万円の売上げ、1億4800万円の販売収益

となる訳です。

ちなみに直近3月の実績では松たか子『レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)』、JUJU『Hot Stuff』などが10万ダウンロードされ、ゴールドディスク認定されています。(レコード協会調べ 3月度有料音楽配信認定) 

この金額が多いか少ないかはいろいろな意見があると思いますが、事実ベースとしては上記の金額感となる訳です。

ちなみにCDシングルの場合は単純計算でダウンロードの250円に比べて1000円と4倍の販売単価になるので、売上げベースでいうと4倍の規模になります。(c/w収録の楽曲に対する価値は無視します。)ちなみに販売収益に関してはCDのコスト構造を把握していないのでわかりません。

なので単純にすべてのCDシングル売上げがPC・スマホ配信のシングルトラック配信に置き換わったとすると4倍の数量を売り上げないと今までの売上げはキープできない訳です。



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