パフォーマンスについて

まずは先日の京大11月祭で披露したルーチンを貼っておきます。

公開すると書いちゃったから撮ったものの、ノーミスはおろかノードロを出すだけの気概もありませんでした。自分から見ても汚い技が多いですね。

それでも公開しようと思ったのは、僕にとってパフォーマンスが「自分の所作の綺麗さをアピールしたり、ノードロを出して誇るためのもの」ではないからです。

ジャグリングをする理由は人それぞれですが、僕は自分が楽しむためにジャグリングを始めました。だから練習中は自分のための時間です。出来なかったことが出来るようになっていくのが楽しくて、常に新しいことに挑戦したくなります。安定した技がほとんど無いのはそのせいかもしれませんね。

正直な話、ジャグリングを人前で披露する機会が無くても構いません。高専でなんとなくジャグリングを始めてから周りの人から「披露せんの?」みたいに頻繁に言われたのと、同好会設立のための実績づくりに年2回くらいルーチンを作っていたら、たまに披露するのが習慣みたいな状態になっていました。

そんな僕がいまサークルに所属してジャグリングを披露している理由は、ジャグリングというより「楽しいパフォーマンス」がしたいからです。

ジャグリングとは関係なく、普通に人前で何かをして喜んでもらうのが好きです。高専の寮祭で毎年ドミタイという出し物大会に参加していた経験のせいもあるかもしれません。ダンスをしたり、ネタをやったりしてお客さんに笑いや驚きを与えるというのがクセになっています。

高専を卒業した今、ジャグリングでもしないとあんまり人前でパフォーマンスをする機会が無いんですよね。自分の今持っている技能の中で最も人に見せる価値があるっぽいのがジャグリングというだけであって、実際にジャグリングがウケなくても、茶番や寸劇がウケればそれでいいという思想でパフォーマンスを組んでいます。

ジャグリングの「練習」は自分のための時間で、「本番」は観客のための時間。あくまで楽しんでもらうための戦略として技を作り、構成し、本番のための練習をする。自分は練習している時点で幸せなので、意図どおりに観客が幸せになってくれればみんな幸せ。そんな感じでやっているせいで、大会にも全然出ないし、ノードロが出なくても構わない。派手で簡単な技ばっかり作るし全部Twitterで反応を見る。大道芸では振り切ったネタをやる。

これが僕のパフォーマンスについての考えです。最初はルーチン公開だけのつもりでしたが、たまには書きたくなって書いちゃいました。今回のルーチンには新しい技を沢山入れたので、どこか1箇所でも驚いてくれたら嬉しいです。

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