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僕たちの声が聞こえますか~HIVとともに生まれた命

引用元URL:http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003291

ウガンダ取材を前に、フォーラム「世界のこどもとエイズ問題」に参加した
Y田 M道
2006-11-28 08:03

 HIV、AIDSの子どもは、単に自身がHIVキャリア、またはAIDSを発症しているという点以外の問題も同時に抱えています。キャリアで生まれてくる子どもは、両親のうち少なくともどちらか一方がHIVキャリアであるか、もしくはAIDSを発症しています。日本などの先進国では治療薬の向上などにより、AIDSは慢性疾患的な意味合いが強くなっているものの、アフリカの発展途上国などでは、AIDSの発症を抑える薬はまだまだ特別なものとされる上、投薬方法の難しさなどもあり、HIVキャリアで生まれた子どもは将来孤児としての生活を強いられるケースがほとんどだという現状もあります。このこと1つをとっても分かるように、大人のそれとは違う側面を、特に発展途上国の子どもたちの場合は背負うことになります。

【画像省略】
開催場所となった国連大学(東京・青山)
撮影者:Y田M道

 写真家である私は現在、事務所のスタッフらとチームを組み、2007年春にウガンダで「PLWHA(People living with HIV and AIDS=HIV、エイズと生きる人々)」をテーマに取材する準備を進めています。今回は特にHIVキャリアで生まれてくる子どもたちに焦点を当てる予定です。

 今回、より広い知識を得るため、国連大学で開催された公開フォーラム「世界のこどもとエイズ問題(主催:日本小児科学会、ユニセフ東京事務所)」に参加してまいりました。

 多くのスピーカーが熱弁を振るう中、注目したのは、子どもたち自身がこの問題に取り組み「エイズとたたかう子ども宣言」として取りまとめた文章です。そこには、エイズの現状がわかりやすく書かれ、大人へのメッセージ、子ども自身ができることが簡潔に書かれています。以下はその宣言文全文です。


「エイズとたたかう子ども宣言」
~子どもたちの明るい未来のために~

☆エイズはもはや大人だけの問題ではありません☆

世界の子どもたちが、日本の子どもたちが、エイズによって危機にさらされています

●世界では、1分に1人、子どもがエイズに関係のある病気で命を失っています。
●世界では、15秒に1人若者がHIVに感染しています。
●世界には、エイズで親を失った子どもが1500万人もいます。
●薬を必要としている人の中で、薬が手に入るのは、6人に1人です。
●エイズに対する誤解や偏見が、問題をさらに深刻にしています。
●開発途上国では、エイズ治療にあたる病院・医者が足りていません。

☆私たちはおとなたちにうったえます☆

●すべてのおとなたちが、エイズに関する正しい知識をもって、わたしたち子どもたちをエイズからまもってください。
●偏見をなくすために、学校や地域でエイズについてもっと教えてください!
●開発途上国で病院や医者を増やすために、もっと援助をしてください!
●子どもがエイズとたたかうために、募金をしてください。
●メディアの皆さん、世界の子どもたちの現状をもっと伝えてください!

☆ぼくたち、私たちはアクションを起こします☆

●エイズを特別視せず、気軽にエイズについてしゃべれる社会を作るために、地域活動(新聞・交流)をしよう!
●エイズを身近な問題としてとらえてもらうために、友達や家族にしゃべろう!
●エイズに対する認識を深めるために、学級会で話しあおう!
●世界のHIV/AIDSの現状を知り、認識を深めるために、学校にポスターを貼ろう! 学校の行事・放送などで発表しよう!

【画像省略】
ウ・タント国際会議場
撮影者:Y田M道

 思わずマザー・テレサの「愛という言葉の反対語は、無関心です。無関心であるということは、愛がないということと同じです」という言葉を心のなかでかみしめました。

 ウガンダ取材を承諾していただいたウガンダの支援団体の方々を始め、多くの方々の力に支えられ、ウガンダ取材への道が拓けました。このテーマについてはこれからも本サイトで報告してゆくつもりでおります。

オーマイニュース(日本版)より

※引用文中【画像省略】は筆者が附記


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残念なお知らせですが、この記者さんの執筆記事はこの後2006年12月18日掲載分と合わせて2本だけです(記事番号は3840)ので、ウガンダ取材がどうなったのかはわからないまま終わりました。

歌舞伎町の大久保公園周辺でたちんぼをしている人たちもエイズに感染するリスク高いんだけど、そんなことはハナから頭にはないんでしょうねぇ。(削除)

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また半分以上消さないとダメだ、これw