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私の仕事(LINE公式アカウント運用担当)その4 店長と大バトル

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さて、これまで3回にわたって書いてきた「私の仕事シリーズ」ですが…
いよいよ最終回です。
(思った以上に長くなってしまった)

私は、ガソリンスタンドの現場スタッフですが、職場のLINE公式アカウントの運用もやっております。
そのきっかけ、どんな仕事をしているのか、などを前回までの記事に書きました。
よろしければ、そちらも参考になさってください。

さて。
前回の記事で、社長に「ガソリン5円引き撒き餌クーポン」の承認をもらいました。
数字を出して説得した結果です。

この結果に、私は喜びました。
またひとつ、アカウントを大きくするチャンスができた、と。

ですが、店長の考えは違ったようです。
店長の考えは、

・新規の客に5円引きとなると、既存の客から反発が起きる可能性
(特に掛け売り客)

・まるまるの赤字になってしまう

・5円引きを実施する意味があるのか

・POS操作が面倒
(間違いが起きる可能性がある)

というもので…

まぁ、わからなくもないのです。
さらに…

現状、既存LINE友だちにも、ガソリン2円引きのクーポンを配布しています。
このクーポンは、LINE画面に表示させたQRコードを計量器に読ませる、という方式です。

ですが、新規LINE友だちのクーポンは、不正利用を防ぐためにも月替わりの暗証番号なのです。

つまり、POS操作が面倒になる、という点ですね。

そこで私は考えました。
既存も新規も、パスワードにしてしまえばいい。
違うパスワードを入力して、値引き額を変更すればいい。

このことを店長に提案しました。
店長はこの提案を受け入れてくれ、なるほどそれならいけそうだ、と同意してくれました。

そしてこの件について、店長から社長に報告したのですが…
そこからです。
私と店長の大バトルが始まったのは。

店長が、新規も既存もパスワード方式にする、と社長に伝えたところ…

・既存は今まで通りQRコードでいいのではないか
・新規と既存の値引き使用について、毎日きちんと集計できるのかどうか

という点について、色々言われたそうです。

【ここですでに問題】
まず店長も社長も、LINE公式アカウントについて、ほぼ理解がありません。

つまり、理解のない店長が報告し、理解のない社長が意見をしているのです。

そのことについて、私は店長から電話で報告を受けました。
店長は、かなりイライラしていた様子でした。

そりゃそうでしょう。
店長からすれば、社長が何を言っているのかわからない。
社長にしても、店長が何を言っているのかわからない。

その日帰宅すると、店長はイライラを…
すべて私にぶつけてきました。
(なお店長は私の夫です)
要するに、八つ当たりです。

・そもそも5円も引く必要はない
(まだ社長に忖度していたと思われる)

・社長がQRにしろ、と言ったことで、またPOS操作が面倒になる
(店長はPOS操作も苦手です)

・LINEアカウントを運用しても、効果なんて出ない
(現場での店頭販売が最強)

これらのことを激しい口調で怒鳴り…
最後には

「お前なんか居ても、役に立たん。辞めてしまえ」

とまで言われました。
これは明らかにパワハラですね。

ただ、店長がこれを本心で言っているのではない、ということは私にもわかっています。
私が本当に辞めると、一番困るのは店長だからです。
(私は数少ない古参スタッフであり、店長の事務サポートをしているからです)

店長がこの状態(八つ当たり)になっている時は、何を言っても無駄です。
下手に反論しようものなら、文字通り火に油、いえガソリンです。

しまいには「もうどっか行ってくれ」言うので…
その日の夜、私は自室に引きこもっておりました。

翌日。
店長は休み、私は出勤でした。
基本的には、店長と私の休みは同じ日です。
が、時々イレギュラーがあります。

結果的に、その日は休みが合わなくて良かったです。

私は直接、社長にLINEの変更点を伝えました。
新規と既存、パスワードを使い分けることで、値引き額の住み分けができる点。
さらに、QRコード読み取りよりも、容易に値引きクーポンが使える点。

社長の疑問にも、すべて答えました。
社長は、すんなり納得してくれました。

とりあえずその日の昼休み、店長に電話をかけました。

私:「昼ごはん、食べた?」

店長:「うん、食べた」

私:「そっか、ならいい」

とだけ言って、「ぶちっ」と電話を切りました。

店長とケンカしたときは、塩対応に限ります。
塩対応をすることで、店長は内心「やばい」と思うのです。

そして夕方、勤務を終えた私は帰宅。
社長が変更点を了承したことを、店長に伝えました。
店長も、それで納得してくれました。

で。

「どう?今日、パスタでも食べに行く?」

と、店長が言い出しました。
私は内心、( ̄ー ̄)ニヤリと笑いました。

基本的に、店長はパスタよりもラーメンの方が好きです。
自分から「パスタを食べに行こうか」とは、言いません。

つまりこれは、明らかに「私のご機嫌取り」なのです。
パスタは私の好物ですのでね。

そして翌日、何もなかったような顔をして私と店長は出勤しました。

私と夫の夫婦喧嘩は、「謝る」という行為がありません。
夫も、自分が八つ当たりをしたことについては、内心「悪いことをした」と思っているのが、私にもわかるからです。

そんな夫は酔った時に、

「俺ら夫婦は、始が我慢強いから助かってる」

とよく言います。

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