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ピーマンが苦いのは悪いことじゃない

「はじめての転職」です。

体調を崩して前回投稿から間が
空いてしまいましたが、3回目の投稿です。

今回は、僕が新卒として楽天に入社して、
どんなことを経験して、何を思ったか、
の話です。

少し記憶が曖昧なこともあり、
具体的な話はあまり多くないです。

前回書いた様な理由で、2012年4月、
僕は新卒として、楽天株式会社に入社しました。

https://note.mu/hajimetetenshoku/n/n0c84626956ce

そこから、約7年間を福岡で
過ごすことになります。

楽天という会社に詳しい方は、ご存知だと
思いますが、このキャリアはかなりレアです。

楽天では、だいたい2年前後に一度は、
みんな社内異動を経験するものですが、
僕は退職するまで、ついに一度の異動も
経験しませんでした。

転職をした今だとより公平な観点で
聞いてもらえると思うのですが、

僕は、楽天という会社が大好きです。

こんなことを言うと、

じゃあなんで辞めたの?

と疑問に思われるかもしれないですが、

正直辞めたくなかったです。

この辺りは長くなるので、
またの機会にします。

ちなみに、決してクビになったり
したわけではないですw

僕が楽天を好きな理由ですが、

1. (会社がそうかは別として)働いている人が、同じく働いている人を大事にする

2. 顧客に愛されている(と、感じられる)

3. 徹底的、かつ、圧倒的に目標にコミットする

大きくこの三点です。

ただ、入社前や入社直後からすぐ、
このような感情を抱いていたわけでは
ありません。

むしろ、最初は苦労した気がします。

たぶん、だいたいの新卒入社社会人一年生が、
同じような経験をしているんじゃないかと
思うのですが、社会のルール(規則というよりは、原理原則のようなもの)の理解には
すごく苦しんだ覚えがあります。

当然、会社というものが初めての経験なので、
その戸惑いが、社会への戸惑いなのか、
会社への戸惑いなのかで、余計に混乱した
記憶があります。

そんな戸惑いと、大学生までに大きな人生の
転換をした経験から来る根拠のない自信、
自分は特別な歩みをしてきたという過信で、
配属当初は、それはそれは刺々しい態度、
言動、行動だったと思います。

周囲の同期は、先輩たちすごいなあ、
みたいにいう人もいましたが、僕は、

「絶対に自分のほうがすごい」

「なんでこんなしょぼそうな人達と働かないといけないんだ」

「この人達は経験と知識があるだけ、自分には知恵がある」etc...

と本気で考えていましたw

当然、そんなやつが最初からうまくいくわけはありませんでした。

社内外問わず、環境、文脈、物事の経緯、
人の感情を全く無視して、ロジックと正論
だけをふりかざす僕は、全く上手くいかない
どころか、たぶん嫌われていたと思います。

ただ、僕にとって本当にラッキーだった
ことは、そんな僕をポジティブに捉えてくれて、ダメなところは根気強く教えてくれて、良いところは本気で伸ばそうとしてくれた人がたくさんいたことでした。

はっきり言って仕事してるかしてないか
本気でわからないけど、とにかく人を愛して、それ以上に人から愛されて、ポジティブな空気を作る人。

正直、何言ってるかわからないことがほとんどで、頭の良さなんて微塵も感じないのに、誰もが無理だと思うことに最前線でコミットしてやり切るサムライみたいな人

人を自由にしているのか、思い通りにコントロールしているのかたまにわからなくなる宗教家みたいな人

etc...

色んな刺激的な人がいました。

7年間楽天で過ごしましたし、これから先、
まだまだビジネスマンとしての人生は長い
ですが、間違いなく、新卒1-2年目に、
この人達から受けた刺激が今とこれからの
自分自身の価値観の重要な部分を作り上げています。

ピーマンが苦いのは悪いことじゃない

ピーマンは苦くて、嫌われることも少なくないけど、好きか嫌いかは人の好みで、その苦味が好きな人もいるし、ピーマンが欠かせない料理もある。ピーマンは苦いからこそ、素敵なことがいっぱいある。

天邪鬼で斜に構えている僕に、
これ以上ない方法と伝え方で、
自信と確信をもらいました。

異動や退職のスピードの速い楽天という会社の中で、新卒時代の僕を助け、育ててくれた人達との別れは割とすぐにきました。

それでもそんな経験を通して、日々努力し成長することで、全社MVPを取ることができ、九州と中国、四国の三拠点のマネージャーも任せてもらい、他にも兼務業務等を通して多岐に渡る経験をさせてもらいました。

もちろん、それと同じか、それ以上の辛い経験や大変な経験もしましたが、その全てが誇れる経験になってます。

ピーマンが腐らずに、自分と周囲の調和の中で共に輝き、好きになってもらえることが出来たのは、楽天という会社だったからこそだと思います。

次回は、そんな楽天を何故辞めることになったかについて書きたいと思います。

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